『夢を叶える~0.1秒で人は変われる!~』(尾崎里美・七田厚)
お笑いセラピストの尾崎里美さんと、七田式教育の七田厚さんのコラボ企画。自分を好きになり、よりよく生きる、またはよりよく子供を育てようとしている方に向けた対談集です。
(印象に残ったところ‥本書より)
〇自分を愛せるようになるために
・日本人であることは良いと思っても、個人としての自己肯定感が低い
・他者と比較することが嫉妬心を生み出し、自信も失わせる。それが、悩み、特に人間関係の悩みを生じさせる。
・「子育ては自分育て」。
・褒められたら、自分のことでも子供のことでも素直に「ありがとう」と言う。子供が褒められたのに、親が謙遜していると、親は常識的な受け答えだと思っても、隣で聞いている子供は「自分はダメなんだ」と感じてしまう。
・怒りは90秒で消える。ただそこに怒りがあることを自分自身が感じたり、子供の中にあるものを感じてあげるだけでいい。「我慢しなさい」とか「怒ってはダメ」ということで、余計にその感情が継続させられる。
・長所と短所は表裏一体。短所をなくすと長所もなくなる。できて当たり前だから、できないところを直させようとすると逆効果になる。ハンカチの真ん中をつまみ上げるように、良いところを伸ばすと、他のところも自然にレベルが上がってくる。
・「わくわく」がキーワード。7好きだったら3は乗り越えられる。7以上嫌いなことを自分に与えていたら、もう一度人生を見直したほうがいい。
〇イメージを変えて幸せになる
・無意識の不幸の2タイプ
①起こってもいないのに未来のことを心配して不幸になるタイプ
②起こってしまった過去のことを悩んで不幸になるタイプ
・終わったことを蒸し返して悩んでいるという自分の思考癖に気づいたら、「また私の思考癖が始まった」と感じてから、「や~めた!」と思う。または、繰り返し、「ありがとう」と言い続ける(思考が中断される)。
・潜在意識は、”ちっちゃいおっちゃん”。とめどなくやってくるネガティブな思考を”隣のうるさいおっちゃん”と呼んでいる。
・脳はイメージしたことと現実の区別ができない。だから、イメトレをすると、脳はそれを現実のことと認識してしまう。
・イメトレは「こうなりたい!」と思うこと。逆に、例えば、痩せたいと思っているときに太っている自分を否定してダイエットすると、「太っている自分が嫌」という感情が入る。嫌だから、ダイエットをやろうと思えば思うほど、嫌な方が増幅される。否定しながら反対の方に行こうと思うのは、ブレーキを踏みながらアクセルを踏むようなもの。そうすると潜在意識は動かない。
〇夢を叶えるイメトレ
・否定を否定すると意味的には肯定されるが、頭は否定の映像をイメージする
「試験に落ちないように」「失敗しないように」「遅刻しないように」「忘れ物しないように」「水をこぼさないように」⇒できないイメージが思い浮かぶ。
「お水をこぼさないように」⇒「お水をしっかり手に持って飲みましょう」
「忘れ物をしないように」⇒「荷物は確認して持って帰りましょう」
「遅刻しないように」⇒「明日は8時に学校に着くように」
イメージの大切さ、イメージするときの大切さを気づかせてくれた本書。あ~一度受講してみたい!っていう気持ちが湧き出てきました。子育てを中心に書かれていますが、大人にもズバット当てはまる内容でした。