MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。MBA講座と歩む読書生活。講座関連の書籍、講師お薦め本などを紹介。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキルなど、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

人口知能は人間を超えるか(松尾豊)

『人口知能は人間を超えるか』(松尾豊)(〇) AI関連書籍でまず読むならこれ。2015年に発売された本書は、現在の第三次AIブームの中では早い段階で発売され、人工知能の実力・現在の状況・今後の可能性についてコンパクトにまとまっており、そのとっつきや…

「言葉にできる」は武器になる。(梅田悟司)

『「言葉にできる」は武器になる。』(梅田悟司) 著者は、電通のコピーライター。言葉を扱うプロが、どうやって伝わる言葉を生み出しているのか。言葉は意見を伝える道具であって、まず自分の意見を育てるプロセスこそが重要である。世の中の風潮が、コミュ…

さあ、才能に目覚めよう 新版 ストレングスファインダー2.0(トム・ラス)

『さあ、才能に目覚めよう 新版 ストレングスファインダー2.0』(トム・ラス) 初版以来、16年ぶりの刷新。書籍自体は、初版と比べ、34の資質についてそれぞれ10項目の行動アイデアが示されています。また、Web診断のレポートは初版よりも詳細になっており、…

夢実現の習慣64(原田隆史)

『夢実現の習慣64』(原田隆史) 大阪市立松虫中学校の陸上競技部を7年間で13回の日本一に導いた、成功する技術と心構えについて64の視点からまとめた一冊。64とは、曼荼羅ワークと呼ばれる「オープンウィンドウ」(※)の切り口 (※)3×3の9マスの中心に…

幸せな劣等感 アドラー心理学実践編(向後千春)

『幸せな劣等感 アドラー心理学実践編』(向後千春) 著者はアドラー心理学を専門分野とする早稲田大学教授。他の心理学と比べて、説明がシンプルで理解しやすく、自分がどのように考え、行動すればいいのかという見通しを立ててくれる。「生きることの心理…

アドラー心理学教科書(ヒューマンギルド・出版部)

『アドラー心理学教科書』(ヒューマンギルド・出版部)<2回目> 岩井俊憲さんが代表を務められているヒューマンギルドのテキスト(ホームページからでないと購入できません)。アドラー心理学の全体像を理解するのに役立つ一冊です。180ページ弱と読みや…

大人が変わる生活指導(原田隆史)

『大人が変わる生活指導』(原田隆史) 問題を抱えていた松虫中学校陸上競技部を7年間で13回の日本一を輩出するまでに成果を出した著者。単なる技術面や体力づくりだけではなく、挨拶や身だしなみにはじまる態度教育や清掃活動、奉仕活動といった生活改善に…

カウンセリングの技術(今泉智樹)

『カウンセリングの技術』(今泉智樹) カウンセリングは100人いたら100通りのやり方がある?そう思っていた著者が、実際にカウンセリングをやっているとそこにはひとつのパターンを繰り返していたことに気が付いた。本書はそんなカウンセリング現場でクライ…

イケてる大人 イケてない大人(博報堂 新しい大人文化研究所)

『イケてる大人 イケてない大人』(博報堂 新しい大人文化研究所) 世代間の価値観ギャップについて、アンケート結果に基づき、定量的にデータで示しながらまとめた気づきの大きい一冊でした。調査対象は、「45~69歳の大人男性」と「20代男女若者」。それぞ…

SPRINT 最速仕事術(ジェイク・ナップ他)

『SPRINT 最速仕事術』(ジェイク・ナップ他)(〇) ベストセラーになっている本書。テーマ・課題に対してチームを編成し、個別作業・プロトタイプ作成時間・逃れらない締切をワークショップに加えた「SPRINT」と呼ばれる「短時間で成果を生み出す方法」。…

ゴールドビジョン(久野和禎)

『ゴールドビジョン』(久野和禎) プロコーチである著者が認知科学をベースに作りあげたゴールドビジョン・メソッド。脳の上手な使い方を学び、「いいゴール」を設定すれば、一生懸命頑張らなくても自然に実現できるようになる。逆に言えば、「間違ったゴー…

人生を変える習慣のつくり方(グレッチェン・ルービン)

『人生を変える習慣のつくり方』(グレッチェン・ルービン)(〇) 最近のテーマの一つである「習慣化」。約380ページと少し長いですが、経験や研究に裏付けされていて、自分でも取り入れたいと思う箇所が多数ある良書でした。人間は、期待やルールに対して…

ザ・ビジョン(ケン・ブランチャード)

『ザ・ビジョン』(ケン・ブランチャード) 『1分間マネジャー』などの1分間シリーズで有名な著者がビジョンをテーマに、シリーズ同様に物語仕立てにしながら、ポイントを示していくスタイルでまとめられています。会社にビジョンがあれば、一丸となって頑…

ミッション(岩田松雄)

『ミッション』(岩田松雄)(〇) 元スターバックスCEOである著者が企業のミッションに焦点をあて、企業は何のために存在し、従業員は何のために働くのかという命題について経験をもとにまとめた一冊。自分自身の働き方、ひいては、自分の人生のミッション…

成功の教科書(原田隆史)

『成功の教科書』(原田隆史) 成功は技術である。中学校教師を20年間勤め、松虫中学校で7年間で13回の陸上日本一を達成したカリスマ体育教師と呼ばれた著者の成功に導くノウハウが詰まった一冊です。「強い勝利意識と高い目標設定」「長期目標設定用紙」「…

新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣(古川武士)

『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』(古川武士) 習慣化コンサルタントによる「習慣化シリーズ」。本書は、悪い習慣を手放すための一冊。①先延ばし、②ネット・スマホ、③ムダ遣い、④ダラダラ生活、⑤夜更かし、⑥食べ過ぎ、⑦飲み過ぎ、⑧イライラ、⑨ク…

やりたいことが見つかる3つの習慣(古川武士)

『やりたいことが見つかる3つの習慣』(古川武士) 習慣化コンサルタントによる「習慣化シリーズ」。本書は、「発見する⇒行動する⇒直感に従う」という、3つの習慣のサイクルで、やりたいことを見つけることを目的に書かれています。習慣化は成長の基本です…

フランス人は10着しか服を持たない 「凛とした魅力」がすべてを変える(ジェニファー・L・スコット)

『フランス人は10着しか服を持たない 「凛とした魅力」がすべてを変える』(ジェニファー・L・スコット) 人気シリーズ「フランス人は10着しか服を持たない」の第3弾。著者が留学先のパリでお世話になったホストマザーがモデルになった本シリーズ。ファイナ…

30日で人生を変える「続ける」習慣(古川武士)

『30日で人生を変える「続ける」習慣』(古川武士) 習慣化コンサルタントである著者の習慣シリーズ。私自身、この読書ブログのように習慣化しているものもありますが、一方で続けたいけど続かないこともたくさんあります。すべてを習慣化できなくても、「せ…

気づきのセラピー(百武正嗣)

『気づきのセラピー』(百武正嗣) ゲシュタルト療法4冊目。本書は、「はじめてのゲシュタルト療法」という副題がついているとおり、はじめてゲシュタルト療法を読むのに適した一冊です。 ゲシュタルトとは、「まとまった」「全体性」を意味するドイツ語。…

力の抜きどころ(古川武士)

『力の抜きどころ』(古川武士) 本書は、全てに全力投球する「完璧主義」から、努力にメリハリをつける「最善主義」に移行することで、より柔軟に、より少ない時間で大きな成果を上げることを目指しましょう!という、少し肩の力を抜きつつも成果は出してい…

ドキュメント金融庁VS地銀(読売新聞東京本社経済部)

『ドキュメント金融庁VS地銀』(読売新聞東京本社経済部) 昨年、森金融庁長官のもと金融庁の新たな方針が描かれた『捨てられる銀行』(橋本卓典)が売れましたが、本書は、その森金融庁長官のインタビューも交え、地方銀行にどのような影響が及ぶのか、金融…

あたりまえのアダムス(ロバート・アップデグラフ)

『あたりまえのアダムス』(ロバート・アップデグラフ) 1916年発行の本書。登場人物「あたりまえのアダムス」は広告マンの物語。ニューよくタイムスの書評は「広告業界で成功を目指す若者は、『あたりまえのアダムス』を座右の手引とすべきだ。いや、どんな…

ナラティブ・セラピーって何?(アリス・モーガン)

『ナラティブ・セラピーって何?』(アリス・モーガン) ナラティブ・セラピーは、「再著述」の会話、「リ・ストーリング」の会話として知られているカウンセリング手法です。人は人生を生きる時、経験に意味を与え続けている。ストーリーは特定の出来事を一…

習慣の力(チャールズ・デュヒッグ)

『習慣の力』(チャールズ・デュヒッグ)(〇) 毎日の人の行動の実に40%以上が「その場の決定」ではなく「習慣」。習慣はある時点で意図的に作り、やがて考えなくても毎日何度でも行うようになるもの。要となる一つの習慣に狙いを定め、それがどのようにし…

解決志向ブリーフセラピー(森俊夫/黒沢幸子)

『解決志向ブリーフセラピー』(森俊夫/黒沢幸子) 多くの流派やアプローチがある心理療法やカウンセリング。本書では、臨床心理学の小難しい基礎知識が不要、単純さの割りに効果があるという特徴がある、解決志向(SFA:Solution-Focused Approach)というア…

カウンセリングの技法(國分康孝)

『カウンセリングの技法』(國分康孝) 1979年に発刊された本書。『カウンセリングの理論』がすごくまとまっていて良かったので、今回は、カウンセリングを実施する際の細かい作法や考え方がまとまっており、現在も第46刷と増版が続いている本書を読んでみま…

一流の達成力(原田隆史・柴山健太郎)

『一流の達成力』(原田隆史・柴山健太郎) 原田メソッド「オープンウィンドウ64」の考え方、使い方、使用例を中心にについてまとめられた一冊です。大谷翔平選手(北海道日本ハムファイターズ)が高校時代に実践した「オープンウィンドウ64」やミス・イ…

ビジョナリー・カンパニー③~衰退の五段階~(ジム・コリンズ)

『ビジョナリー・カンパニー③~衰退の五段階~』(ジム・コリンズ) ビジョナリー・カンパニーシリーズ第3弾は、衰退編。シリーズ1~2で取り上げた偉大な企業のうちいくつかが後に、卓越した企業の地位を失ったことに着目し、「衰退が明らかになる時点ま…

ゲシュタルト療法~その理論と心理臨床例~(倉戸ヨシヤ)

『ゲシュタルト療法~その理論と心理臨床例~』(倉戸ヨシヤ) タイトル通り、ゲシュタルト療法と臨床例がまとめられています。見た目からして、読みやすそうで、実際に臨床例も含めて、初心者でも入りやすい一冊でした。 「ゲシュタルト」とは、ドイツ語で…

ロジャーズ クライエント中心療法(佐治守夫・飯長喜一郎編)

『ロジャーズ クライエント中心療法』(佐治守夫・飯長喜一郎編) カウンセリングの古典とも言われる、ロジャーズの「クライエント中心」という考え方。本書は、そのロジャーズという原点を大切にして次世代に受け継ぐという役割を果たすことを目的にエッセ…

ビジョナリーカンパニー②(ジェームズ・C・コリンズ)

『ビジョナリーカンパニー②』(ジェームズ・C・コリンズ)<2回目>(〇) グロービス経営大学院の企業家リーダーシップの課題図書として読んで以来2回目。やはり良書でした。本書は、転換点から15年間で株式の平均運用実績が市場平均の6.9倍にも達する偉…

実践”受容的な”ゲシュタルト・セラピー(岡田法悦)

『実践”受容的な”ゲシュタルト・セラピー』(岡田法悦)(〇) ゲシュタルトとは、ドイツ語で「部分の集まりではなく、全体制を持ったまとまりのある構造」のこと。本書は、「今・ここ」を体験することに重点を置く、カウンセリングの一学派、ゲシュタルト・…

カウンセリングの理論(國分康孝)

『カウンセリングの理論』(國分康孝)(〇) 1980年に発行され、今も読み継がれている良書です。本書は、様々なカウンセリング理論を比較研究しながら自分の理論を構成するという折衷主義の立場に立って、まずはカウンセリング理論を概観することを目的にま…

潜在意識を変えれば、すべてうまくいく(アレクサンダー・ロイド博士)

『潜在意識を変えれば、すべてうまくいく』(アレクサンダー・ロイド博士) ほぼすべての問題、幸せや成功が達成できない状態は、内面の恐怖が原因になっている。本書で紹介されている原則は、昔からあるものかもしれませんが、それを最先端の科学でその原則…

ビジョナリー・カンパニー(ジェームズ・C・コリンズ他)<2回目>

『ビジョナリー・カンパニー』(ジェームズ・C・コリンズ他)(〇)<2回目> 1995年発売の名著シリーズ第1弾です。久しぶりに読み返してみましたが、20年以上経っても変わらない良さがあります。本書は、業界の金メダリスト(ビジョナリー・カンパニー)…

マイケル・ポーターの競争戦略(ジョアン・マグレッタ)<2回目>

『マイケル・ポーターの競争戦略』(ジョアン・マグレッタ)<2回目>(〇) 経営戦略の入門書として、『ストーリーで学ぶ戦略思考』(荒木博行)を読むと次に、ポーターの戦略本を読みたくなるところですが、そこでお薦めしたいのが本書です。あらためて読…

増田のブログ(増田宗昭)

『増田のブログ』(増田宗昭)(〇) TSUTAYAを運営するCCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)の増田社長の著書です。本書は、増田社長がCCCグループ社員に向けて書かれた1500本近いブログから抜粋された記事がまとめられています。増田社長の経営にかけ…

ストーリーで学ぶ戦略思考入門(荒木博行)<2回目>

『ストーリーで学ぶ戦略思考入門』(荒木博行)<2回目>(〇) グロービス経営大学院荒木先生の著書。久しぶりに読み返してみましたが、あらためて現場で使える経営戦略の基本がわかりやすくまとまっている良書だと思いました。経営戦略を学ぶための最初の…

メルセデス・ベンツ 「最高の顧客体験」の届け方(ジョゼフ・ミケーリ)

『メルセデス・ベンツ 「最高の顧客体験」の届け方』(ジョゼフ・ミケーリ)(〇) 本書は、メルセデス・ベンツで行われた大改革の詳細を内側から明かす、「世界最高の顧客体験」を提供しようと力を尽くした人々の記録。何をどのように実行したのかというこ…

ポジショニング戦略(アル・ライズ/ジャック・トラウト)

『ポジショニング戦略』(アル・ライズ/ジャック・トラウト)(〇) 『売れるもマーケ、当たるもマーケ』、『フォーカス』など良書が多い著者ですが、本書も良書でした。序文でフィリップ・コトラー氏が書かれていますが、4P(product,price,plece,promoti…

物語としてのケア(野口裕二)

『物語としてのケア』(野口裕二) カウンセリング月間を来月に控えた準備として読んでみました。本書は、ナラティブ・セラピーを中心に臨床領域におけるナラティブ・アプローチの考え方とその実践を紹介し、それらがケアという世界にどのような新しい視界を…

からだに「いい塩・悪い塩」(細川順讃)

『からだに「いい塩・悪い塩」』(細川順讃) 今の日本で流通している多くの塩は塩化ナトリウム99%以上の「精製塩(ミネラルがほとんど入っていない化学塩)」。精製塩からは、天然の恵みは受けることはできず、化学工業品である塩化ナトリウムという成分を…

新1分間リーダーシップ(ケン・ブランチャード他)

『新1分間リーダーシップ』(ケン・ブランチャード他) 1分間シリーズを読み進めています。本書は、1981年に出版された『1分間リーダーシップ』の改訂新版です。『新1分間マネジャー』で1分間目標・1分間称賛・1分間修正を身につけた主人公がリーダー…

新1分間マネジャー(ケン・ブランチャード、スペンサー・ジョンソン)

『新1分間マネジャー』(ケン・ブランチャード、スペンサー・ジョンソン) 最近追いかけている、ケン・ブランチャードさん。1981年原著、邦訳1983年の改訂新版。物語形式でマネジャーに求められる「3つの秘訣」についてまとめられています。140ページ弱と…

第四次産業革命(西村康稔)

『第四次産業革命』(西村康稔) 著者は、旧通産省出身の衆議院議員で自民党人工知能未来社会経済戦略本部幹事長(2016年8月現在)。本書は、IoT、ロボット、ビッグデータ、人工知能(AI)といった技術革新による第四次産業革命を俯瞰しながら、フィンテック…

1分間顧客サービス(K.ブランチャード、S.ボウルズ)

『1分間顧客サービス』(K.ブランチャード、S.ボウルズ) 150ページ弱のコンパクトな物語の中に顧客サービスの大切な部分・・・熱狂的ファンをつくる3つの秘訣が語られています。その3つとは、①自分が何を望むのか決定せよ、②顧客の望むことを発見せよ、③…

売れるもマーケ 当たるもマーケ(アル・ライズ、ジャック・トラウト)

『売れるもマーケ 当たるもマーケ』(アル・ライズ、ジャック・トラウト)(〇) マーケティング22の法則とのサブタイトルどおり、マーケティングの不変の法則について書かれた本書。「ほとんどの人がマーケティングに法則があること、まして不変の法則があ…

星野リゾートの教科書(星野佳路)

『星野リゾートの教科書』(星野佳路)(〇)<2回目> 「教科書に書かれていることは正しい」「教科書通りでうまくいかないとしたら、それは理解が不十分で、取り組みが徹底されていなかったからに違いない」。経営課題に直面すると、その解決に役立つ本を…

社員の力で最高のチームをつくる(ケン・ブランチャード他)

『社員の力で最高のチームをつくる』(ケン・ブランチャード他)(〇) 帯に惹かれて購入しました。あの星野社長が惚れこんだ本書は、「1分間エンパワーメント」というサブタイトルのとおり、社員に能力をいかんなく発揮してもらうための取り組み方法につい…