MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。MBA講座と歩む読書生活。講座関連の書籍、講師お薦め本などを紹介。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキルなど、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

安岡正篤 人間学(神渡良平)

『安岡正篤 人間学』(神渡良平)(◯)<2回目> 昭和を代表する陽明学者であり、東洋思想の大家である安岡正篤さんの著書を研究されていた著者が数多くある安岡正篤さんの著書の中から重要箇所をピックアップして解説された一冊です。すぐに線引きでいっぱ…

陰陽師の教え(幸輝)

『陰陽師の教え』(幸輝) 著者は、四国霊場の陰陽師の末裔。祈祷師である祖母から幼年より精神世界について学び、その道を30年前より歩み始め5万人以上の人生を変えてきた方です。運とは自分が作るものだということ、それも一瞬一瞬の運を自分次第で変えら…

始めよう。引き寄せ(岸本丈)

『始めよう。引き寄せ』(岸本丈) 人は「変化を起こせる」と思っていれば、必ず実現できるもの。それってホント?怪しくない?論理的でない?という疑問と、片やこれまでの経験値的にそう思う、そう信じているという思い。私にとっては、人に説明し理解して…

読書について 他二篇(ショウペンハウエル)

『読書について 他二篇』(ショウペンハウエル)(◯) 『読書について』『思索』『著作と文体』という3部作ですが、ズバッと切り込む文調で、自分の頭で考え、行動経験することの大切さを訴える内容です。私もそうですが、多読家の方が陥りそうな点について…

ガンディーの言葉(マハートマ・ガンディー)

『ガンディーの言葉』(マハートマ・ガンディー) 非暴力・不服従運動で、インドを独立に導いたガンディー(1869〜1948)。 英国で弁護士資格を取得し、南アフリカで22年を過ごして45歳でインドに帰国。インド人の弾圧に対し暴力ではなく、英国綿織布のボイ…

モチベーション革命(尾原和啓)

『モチベーション革命』(尾原和啓) 「何のために頑張るか」という価値観は世代によって異なっている。 (1)団塊世代は「ないものをいかに埋めるか」(達成・快楽)が最大モチベーションだったのに対し、30代以下の世代は、生まれた頃から何もかもが揃っ…

知命と立命(安岡正篤)

『知命と立命』(安岡正篤)(◯)<3回目> 最近、志や使命に関し考える機会が増え、年末から新たな学びの機会もあったことから再読。今回は本書の内容と自分の状態がマッチしたこともあり、ようやくしっくりきました。読み手が試されるとも言える奥深い一…

コーチングハンドブック(山崎啓支)

『コーチングハンドブック』(山崎啓支)(◯) NLP(神経言語プログラミング)をベースにしたコーチングに関する解説書です。コーチングの基本から、無意識領域、直感力、目標達成、集中力、主体性などのテーマについて、フレームも使いながら説明されており…

禅と陽明学(上)(安岡正篤)

『禅と陽明学(上)』(安岡正篤) 安岡正篤人間学シリーズ最終作。仏教・儒教を人生にどう生かすか。禅の先駆「ヨーガ」、釈迦が徹見したダルマ(法)、大乗と小乗〜「大学」と「小学」、仏教と老荘思想、禅と老荘、儒教の真精神など、読み応えある内容です…

ビジョナリーカンパニー4(ジム・コリンズ)

『ビジョナリーカンパニー4』(ジム・コリンズ)(◯) 不確実性の時代を、企業はいかに生き抜くか。10x型企業として、①10x企業へ歩み始めた当初は歴史の浅い中小企業であり、②置かれた環境がきびいにもかかわらず、③15年以上に渡って目覚ましい実績を上げた…

未来を動かす(バシャール×安藤美冬)

『未来を動かす』(バシャール×安藤美冬) バシャールとは、ロサンゼルスで映画関係の仕事に従事するダリル・アンカがチャネラー(媒介者)となり、呼び出される宇宙存在。本書は、フリーランサーの安藤美冬さんが渡米し、バシャールと3日間対話した全記録…

なぜ部下とうまくいかないのか(加藤洋平)

『なぜ部下とうまくいかないのか』(加藤洋平)(◯) 本書はビジネスストーリー仕立てで、ローバート・キーガンさんの成人発達理論を中心に、部下と組織を率いるリーダーとしての「器」や「人間力」と呼ばれるものがどのように成長していくのかを解説した一…

成人発達理論による能力の成長(加藤洋平)

『成人発達理論による能力の成長』(加藤洋平)(◯) 本書は、多様な能力に共通する成長のプロセスとメカニズムを「知性発達科学」に基づき、解説し、自己の成長と他者の成長を促す方法について紹介した実践書です。ローバート・キーガンの器成長モデル(人…

ブッダの瞑想 ヴィパッサナー瞑想の理論と実践(地橋秀雄)

『ブッダの瞑想 ヴィパッサナー瞑想の理論と実践』(地橋秀雄)(◯) ヴィパッサナー瞑想の要点がわかりやすく解説された一冊。「気づき→観察→洞察」というプロセスが不可欠なヴィパッサナー瞑想は、「観察の瞑想」「気づきの瞑想」とも呼ばれます(一点集中…

2017年の5冊

【2017年 印象に残った5冊をご紹介】 2017年は約230冊の投稿をしてきましたが、その中で特に印象に残った5冊をご紹介します。今年もたくさんの良書に恵まれました。ブログを読んでいただいた皆様、ありがとうございました。 2018年はブログ投稿の継続はも…

マジ文章書けないんだけど(前田安正)

『マジ文章書けないんだけど』(前田安正) 本書は、朝日新聞ベテラン校閲記者が教える文章教室。就職活動中の女子大生と謎のおじさんとのドラマ仕立てで、文章の書き方(本書ではエントリーシート記載に向けた文章指導)について要点と文章のBefor-Afterが…

なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー)

『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか』(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー)(◯) 著者は、『なぜ人と組織は変われないのか』でも有名なハーバード大学大学院教授。大半の人が「自分の弱さを隠す」ことに時間とエネルギーを費やしてしまって…

睡眠の科学(櫻井武)

『睡眠の科学』(櫻井武) 睡眠は進化の過程でどうしても省くことのできなかった、動物が生存するための必須の機能。睡眠は、脳が積極的に生み出す状態であり、身体の、特に脳のメンテナンスに必須の機能です。本書では、睡眠が身体や脳の機能にどのように関…

意識と無意識のあいだ(マイケル・コーバリス)

『意識と無意識のあいだ』(マイケル・コーバリス) ぼんやりした時(マインドワンダリング)に脳で何が起きているのか。本書は、人に固有のマインドワンダリングについて、多くの建設的で適応的な側面があり、それなくしては生きていけないことが示されてい…

残酷すぎる成功法則(エリック・バーカー)

『残酷すぎる成功法則』(エリック・バーカー)(◯) 監訳を務める『言ってはいけない』などで有名な橘玲さんの序文がこの本の良さを表しています。 〜「コロンブスのタマゴ」のような画期的な自己啓発書。玉石混交の自己啓発の成功法則を、すべてエビデンス…

インサイト(桶谷功)<2回目>

『インサイト』(桶谷功)<2回目> 久しぶりの読み直しです。インサイトとは、いろいろ直感を働かせたりして探り出したホンネのこと。「人は論理的に頭で考えて商品を買う」という従来のマーケティングに対し、インサイトは「直感や気持ちで商品を買う」と…

呼吸の極意(永田晟)

『呼吸の極意』(永田晟) 内臓の働きを整えたり、血圧が高すぎないように抑えたり、メタボや老化を防いだり、ストレスを解消したりといったことすべてに呼吸が影響している。呼吸をする際、息を吐くことに集中してその時間を長くしつつ、腹式呼吸によって横…

ちいさなことにイライラしなくなる本(大嶋信頼)

『ちいさなことにイライラしなくなる本』(大嶋信頼) 気づかぬうちに帯電した怒りは、自分の持つ空気を変えてしまう。特にちいさなイライラは、ちいさなことだからこそ放置されてしまう傾向がある。これは、イライラが表に出さない方が立派な人に見られると…

はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法(本田晃一)

『はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法』(本田晃一) はしゃぎながら夢をかなえる道も、苦労しないとかなえられない道も自分で選べる。本書は、「やりたい!」と思えることを見つけたら、誰が反対しようとやったほうがいい。どちらを選ぶか迷ったとき…

血管を強くして突然死を防ぐ!(池谷敏郎)

『血管を強くして突然死を防ぐ!』(池谷敏郎) 血管の病気は自覚症状もなく元気に過ごしている人に突然降りかかってくる。自らの詩に向き合う時間も取れず、お別れも言えない。また、命は助かっても、ほとんどの人は不自由な体を抱えてリハビリに励む生活に…

哲学(島田紳助・松本人志)

『哲学』(島田紳助・松本人志)(◯) 2002年発行の本書。互いにリスペクトするお笑いの天才のお二人が、対談形式ではありませんが、それぞれが交互にコメントしていくスタイルで、笑いの哲学、人生哲学を語る内容的です。特に、笑いの哲学には、聞く人の心…

コミュ障 動物性を失った人類(正高信男)

『コミュ障 動物性を失った人類』(正高信男)(◯) これは興味深い内容でした。コミュ障の人は、他人の気持ちを理解する能力に欠けているとか、社会性に乏しいとか言われるが、そういう通説は実は誤解だというのが本書のメッセージの一つ。むしろ、コミュ障…

もの忘れの脳科学(苧阪満里子)

『もの忘れの脳科学』(苧阪満里子) もの忘れは高齢者でなくても、誰でも経験するもの。行動をする間に、その目標を忘れてしまうことに起因しており、行動に必要な内容を一時的にとどめておくワーキングメモリがうまく働かないために起こることが多い。認知…

寝る前に読むだけでイヤな気持ちが消える心の法則26(中村将)

『寝る前に読むだけでイヤな気持ちが消える心の法則26』(中村将) 脳の記憶をつかさどる「海馬」は、眠っている間に、「何を記憶に残すか」を選別する。だから、眠りにつく前には頭の中に今日あったイヤなこと、イヤな気分があってはいけない。だからこそ、…

ブッダが説いたこと(ワールポラ・ラーフラ著 今枝由郎訳)

『ブッダが説いたこと』(ワールポラ・ラーフラ著 今枝由郎訳) 原書は、1959年に刊行。スリランカ出身の学僧である著者が、最古の仏典に収められたブッダの言葉のみに依拠して、仏教の基本的な教えを体系的に説いた一冊です。仏教に造詣はないけれども、ブ…