MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。MBA講座と歩む読書生活。講座関連の書籍、講師お薦め本などを紹介。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキルなど、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

LIFE DESIGN(ビル・バーネット&デイヴ・エヴァンス)

『LIFE DESIGN』(ビル・バーネット&デイヴ・エヴァンス) 「ライフデザイン」〜スタンフォード式最高の人生設計〜。店頭で表紙を見た印象としては、100年時代の中、どのような人生設計を描いていくのかという、グランドデザインについて書かれているのかな…

キャリア・カウンセリングの進め方(エドガー・H・シャイン)

『キャリア・カウンセリングの進め方』(エドガー・H・シャイン) 本書は、2015年に米国で開催された日本人向けのワークショップをまとめた一冊。日本人がキャリア・アンカーの活用する際の注意点など、日本の特徴を意識しながら解説されています。 (印象に…

最新!トランスパーソナル心理技法(諸富祥彦・日本トランスパーソナル学会)

『最新!トランスパーソナル心理技法』(諸富祥彦・日本トランスパーソナル学会) 精神分析学、認知行動心理学、人間性心理学に続く第四の心理学理論と言われるトランスパーソナル心理学。あらゆる心理学を統合するアカデミックとスピリチュアルの狭間の存在…

虹色のチョーク(小松成美)

『虹色のチョーク』(小松成美) 日本のチョークのシェア50%を占めるトップメーカーの日本理化学工業(株)。粉の飛散が少なくホタテの貝殻を原料にした「ダストレスチョーク」とガラスやホワイトボードなどツルツルした素材に発色良く書くことができ、濡れ…

40歳が社長になる日(岡島悦子)

『40歳が社長になる日』(岡島悦子)(◯) グロービス経営大学院の人気講師でコンサルタントとして独立開業されている岡島先生の最新刊です。これからの非連続成長の時代に経営の舵取りをする経営トップの役割に着目し、これまで多くの経営者と課題解決を重…

藤原先生、これからの働き方について教えてください(藤原和博)

『藤原先生、これからの働き方について教えてください』(藤原和博) リクルート(フェロー)出身で杉並区立和田中学校長を務められた著者。 10年後も自分の仕事の仕方で通用するのか?どのように時代は変わり、働き方をどう変えていけばいいのか?100年時代…

コトラーのマーケティング4.0(フィリップ・コトラー)

『コトラーのマーケティング4.0』(フィリップ・コトラー)(◯) フィリップ・コトラー先生の最新刊です。生産主導のマーケティング1.0⇨顧客中心の2.0⇨人間中心の3.0。2010年に3.0が出て7年。さて、これが4.0になってどう発展しているのか、とっても興味が…

絵で見る十字軍物語(塩野七生)

『絵で見る十字軍物語』(塩野七生) 本書は、『十字軍物語』全3巻のダイジェスト版のような存在。ページ左にギュスターヴ・ドレの美しい版画絵(ドレの版画絵は、ミショーが書いた『十字軍の歴史』の挿絵として書かれたものです)、ページ左に地図と要点が…

アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉(小倉宏)

『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』(小倉宏)(◯) 前作の『人生に革命が起きる100の言葉』を読んだとき、当時アドラー本で一番わかりやすいなと感じていましたが、本作もとても理解しやすい内容でした。アドラー本はたくさんあり、ア…

不安のメカニズム(クレア・ウィークス)

『不安のメカニズム』(クレア・ウィークス)(〇) 講義のような語りかける文章、分かりやすい表現。専門的な内容をかみ砕いて説明されており、読みやすい内容でした。ただ、300ページ強の割りに2倍くらいの時間がかかったのは、私が知らない分野だったか…

社員をサーフィンに行かせよう(イヴォン・シュイナード)

『社員をサーフィンに行かせよう』(イヴォン・シュイナード)(◯) パタゴニアの創業者による事業に対する思いを綴りながら、約60年にわたる事業を振り返った一冊。今年読んだ書籍の中では、かなり上位のおもしろさでした。経営者本としても秀逸です。まず…

GIVE&TAKE(アダム・グラント)

『GIVE&TAKE』(アダム・グラント)(〇) まず冒頭、監訳者である楠木建教授の解説で興味が惹かれます。「要するに『情けは人のためならず』という話ではあるが、本書は百凡の自己啓発書ではない。本書で展開される議論はどこをとっても行動科学の理論と実…

たった一度の人生を変える勉強をしよう(藤原和博)

『たった一度の人生を変える勉強をしよう』(藤原和博)<2回目> 「正解」が通用しない現代を生きる学生さん向けに、これからの勉強方法を描いた一冊です。具体的には、①シミュレーション能力、②コミュニケーション能力、③ロジカルシンキング能力、④ロール…

勉強法の科学(市川伸一)

『勉強法の科学』(市川伸一)<2回目> 認知心理学を専門とする東大教授による「勉強のしかた」の基礎になるような心理学の理論や知見を解説した一冊。一見ばらついたものに何らかの関係を見出せば、覚えやすくなる。ただし、それが分かるためには知識が必…

十字軍物語Ⅲ(塩野七生)

『十字軍物語Ⅲ』(塩野七生)(〇) シリーズ最終巻。第三次~第八次十字軍までの約100年間が描かれています。 (印象に残ったところ‥本書より) ■第三次十字軍 ・1190年:リチャードとフランス王フィリップ二世、ヴェズレーで合流、第三次十字軍として中近…

ブルー・オーシャン戦略実践入門(安部徹也)

『ブルー・オーシャン戦略実践入門』(安部徹也) ブルー・オーシャン戦略のフレームワーク本です。フレンチレストランを題材にしたストーリー仕立てで、ブルー・オーシャン戦略の検討のステップに沿って、フレームワークを提示しながら、戦略の着眼点が解説…

十字軍物語Ⅱ(塩野七生)

『十字軍物語Ⅱ』(塩野七生)(〇) シリーズ全3巻。第Ⅱ巻は、第2次十字軍遠征。十字軍遠征とは、中世に生きるヨーロッパのキリスト教徒にとっては、「神が望まれたことをする」という、信者にしてみればこの上もなく正当な行為とされます。第1次十字軍で…

十字軍物語Ⅰ(塩野七生)

『十字軍物語Ⅰ』(塩野七生)(〇) 昨年『ローマ人の物語』ではまってしまった、塩野七生ワールド。8月に入り、今年も新たなものを読んでみたいと思って手に取ったのが本書。1100年頃~1300年頃までの約200年間に8回の遠征を繰り返した十字軍。聖地イェル…

コーチング・マジック(平本相武)

『コーチング・マジック』(平本相武)(〇) コーチングを学ばせていただいた、平本あきおさんの著書で、ビジネスコーチングのフレームワークのひとつである、「4つのレベルの自分軸発見」を丁寧に解説した一冊です。4つのレベルとは、①案件レベル、②現職…

言いにくいことを言わずに相手を動かす魔法の伝え方(加藤アカネ)

『言いにくいことを言わずに相手を動かす魔法の伝え方』(加藤アカネ) 元ANA CAマネジャー/TOP VIP部門責任者である著者が、VIP担当者に代々伝わる、言いにくいことを言わずに相手に気持ちよく動いてもらう方法をまとめた本書。気まずいお願いをするとき、…

エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン)

『エッセンシャル思考』(グレッグ・マキューン)<2回目>(〇) 最近コーチング関係で話題にのぼったため、再読してみました。最小時間で成果を最大にする。コアな部分に特化して、周辺部分を切捨て、ど真ん中に集中する。でも実際には、切り捨てる部分が…

知的文章術(外山滋比古)

『知的文章術』(外山滋比古) 「文は人なり」。ことばは表現の心であって技巧ではない。技術はあったほうが良いが今順序を間違えてはいけない。本書は文章を80年以上書き続けてきた「知の巨人」ともいわれる著者が、文章を書く時に、どういうことを心がけた…

ペップトーク感動体験編(岩崎由純)

『ペップトーク感動体験編』(岩崎由純) 短くて分かりやすく、心に響く励ましの言葉「ペップトーク」。本書は、そのペップトークの第一人者である著者が、講演では語り切れない、実際に出会った数々のエピソードをまとめた一冊です。多くの事例が掲載されて…

人工知能が変える仕事の未来(野村直之)

『人工知能が変える仕事の未来』(野村直之) 約500ページとボリューム感満点ですが、数式もソースコードもない、文系の方にも分かりやすい内容。今のAIに何ができるのか、ホワイトカラーの知的生産のプロセスがどう変わるのか、IoT、データ分析、認識…

大人が楽しい紙ペンゲーム30選(すごろくや)

『大人が楽しい紙ペンゲーム30選』(すごろくや) 本書は、ボードゲーム専門店の「すごろくや」が紙とペンだけで楽しめるゲーム30タイトルを紹介したもの。トランプやタイマーを使うものも含まれており、大人が楽しめる知的な要素を含むものを中心に取り上げ…

組織開発と人的資源管理の進め方(エドガー・H・シャイン他)

『組織開発と人的資源管理の進め方』(エドガー・H・シャイン他) キャリアカウンセラー・コンサルタントの方が、クライエント側だけではなく、企業側の人的資源管理(HRM)や組織開発を学びましょうというコンセプトの一冊。MBAの人材マネジメント×キャ…

コミュニケーションをデザインするための本(岸勇希)

『コミュニケーションをデザインするための本』(岸勇希) クリエイターのお友達から紹介頂いた本書。電通コミュニケーションデザインセンターに勤める著者が実際に手掛けた7つの事例を解説した事例集です。広告・コミュニケーションの第一線で活躍するクリ…

ダークサイド・スキル(木村尚敬)

『ダークサイド・スキル』(木村尚敬)(〇) 著者は、グロービス経営大学院教授であり、経営共創基盤パートナー取締役。実際に現場を動かす際には、論理的思考能力や財務・会計知識などのハード的な側面のスキルだけでなく、もっと人間としてドロドロした自…

すぐに結果を求めない生き方(鍵山秀三郎)

『すぐに結果を求めない生き方』(鍵山秀三郎) 『凡事徹底』で有名な、イエローハット創業者である著者が、人生を振り返り、その時々に出会った人たちの言葉、書物や先人たちの教えをまとめた一冊。前書きで紹介されている『「憧れ」の思想』(執行草舟)は…

ジョブ理論(クレイトン・M・クリステンセン他)

『ジョブ理論』(クレイトン・M・クリステンセン他)(〇) クリステンセン教授の最新刊です。イノベーションの仕組み、すなわちイノベーションが成功する本当の理由が分かれば、努力を運任せにする必要はなくなる。本書は、ジョブ(顧客が片付けるべき用事…

ナラティヴ・セラピーの会話術(国重浩一)

『ナラティヴ・セラピーの会話術』(国重浩一) ナラティヴ・セラピーの理論的背景とその活用方法がまとめられた一冊。外国人著者による翻訳版よりも、日本人が日本文化に合わせて解説している本書は、ナラティヴ・セラピーって何?っていう方にとっても入り…

スタンフォードでいちばん人気の授業(佐藤智恵)

『スタンフォードでいちばん人気の授業』(佐藤智恵) 本書は書名のとおり、スタンフォード大学で人気の9つの授業の要点をまとめた一冊。大きく、①人間を探求する授業、②人間力を鍛える授業に二分されており、どれも興味ある内容でした。 (印象に残ったと…

現代の帝王学(伊藤肇)

『現代の帝王学』(伊藤肇) 1979年に刊行されたものを新装版化した本書。「原理原則を教えてもらう師をもつこと」「直言してくれる側近をもつこと」「よく幕賓をもつこと」の3つの切り口からまとめられています。特にページの2/3は、「原理原則を教えて…

謙虚なコンサルティング(エドガー・H・シャイン)

『謙虚なコンサルティング』(エドガー・H・シャイン)(〇) まさに今私が自分スタイルの確立を目指して取り組んでいることが書かれていました。コンサルティング×コーチングにカウンセリング要素などが入り、どういうネーミングがピッタリくるのか、分から…

チームの生産性をあげる。(沢渡あまね)

『チームの生産性をあげる。』(沢渡あまね) 生産性=アウトプット/インプット。ビジネスだけでなく普段の生活でも生産性をいかに高めるかは永遠の課題です。本書は、仕事の進め方を変えて、アウトプットを最大化する取り組みを、4つのアプローチと8つの…

「働き方改革」実践ガイド(山崎紅)

「働き方改革」実践ガイド(山崎紅) 本書は、富士ゼロックス変革マネジメント部マネジャーである著者が、同社の働き方改革の取組み、改革する際のポイントをまとめた一冊。一般的な働き方改革の要点と事例が程よいバランスで記載されており、一見して分かり…

フランス式 毎日がおもしろくなる 自分らしく働く手帳(パスカル・フロリ、セドリック・フロリ、前田康二郎)

『フランス式 毎日がおもしろくなる 自分らしく働く手帳』(パスカル・フロリ、セドリック・フロリ、前田康二郎) フランス人に日本語のレッスンをされてた著者(前田氏)が、フランス人のフロリ夫妻から逆にフランス人の働き方を教えてもらうようになる中で…

勇気づけの心理学(岩井俊憲)

『勇気づけの心理学』(岩井俊憲)(〇) アドラー心理学の勇気づけ(encouragement)についてまとめた一冊。アドラーは「勇気」という言葉の定義づけをしていませんが、①リスクを引き受ける能力、②困難を克服する努力、③協力できる能力の一部というようなニ…

OPTION B(シェリル・サンドバーグ、アダム・グラント)

『OPTION B』(シェリル・サンドバーグ、アダム・グラント) 『リーン・イン』がベストセラーになった、Facebook COOである著者。本書は一言で言えば、「レジリエンス」をテーマとしています。2015年にパートナーが亡くなられたところから始まり、その後の…

やり抜く人の9つの習慣(ハイディ・グラント・ハルバーソン)

『やり抜く人の9つの習慣』(ハイディ・グラント・ハルバーソン)(〇) コンパクトかつ分かりやすく要点がまとまっており、習慣本の中では読みやすい良書だと思います(120ページ弱)。確かに本書の9つのステップで習慣化に取り組めば目標達成までの道が…

未来の年表(河合雅司)

『未来の年表』(河合雅司) 未来への警鐘、日本でこれから何が起こっていくのか。人口から見た日本の未来を描いた一冊です。年ごとにトピックスとなる出来事を取り上げている構成がおもしろく、とても分かりやすい内容です。基本的には、人口減少と高齢化社…

日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則(アービンジャー・インスティチュート)

『日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則』(アービンジャー・インスティチュート) 「箱」シリーズ第2弾。ロングセラーとなっている『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の続編。深堀り又は横展開かと思いきや、エッセンスを絞って優しく分か…

最新中期経営計画の基本がよ~くわかる本(菅原祥公)

『最新中期経営計画の基本がよ~くわかる本』(菅原祥公) 船井総研の執行役員(2014年現在)である著者が中期経営計画を策定する人、作成をサポート人に向けて、エッセンスをまとめた一冊。コーチング&コンサルでも出番が多いと思い、あらためて経営計画を…

イチロー会見全文(国際情勢研究会・編)

『イチロー会見全文』(国際情勢研究会・編) ストイックにあくなき成長を求めていく姿が好きなイチロー選手の記者会見の全文。報道ではカットされている部分にも響く言葉があるかもしれない。報道されている部分もどんな文脈の中で発言されているのだろうと…

目標達成ノート(原田隆史)

『目標達成ノート』(原田隆史) 原田式の目標達成ノート。手帳のような作りで、1年間、「毎日のスケジュール」、「ルーティン行動チェック表」、「今日必ずやること」、「今日良かったこと・気づいたこと」、「今日をもう一度やり直せるなら」を記載するよ…

自分の小さな「箱」から脱出する方法(アービンジャー・インスティチュート)

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(アービンジャー・インスティチュート)<2回目> 2006年に発売になり、ベストセラーとなっている本書。自分本位で身勝手な思考に陥ってしまっている状況を「箱に入っている状態」と捉え、このとき人はどんな思考に…

コーチング・バイブル(ヘンリー・キムジーハウス他)

『コーチング・バイブル』(ヘンリー・キムジーハウス他)(〇) コーチングの基本的な考え方、スキル、具体的なツールと、詳しく、かつ、バランスよく書かれています。「コーアクティブ・コーチング」として、コーチとクライアントの双方が積極的に関わり合…

幸せの真実(尾崎里美)

『幸せの真実』(尾崎里美) 本書は、絵本仕立てで、主人公の子供の目をとおして、「幸せ」について考える一冊です。著者は、お笑いセラピストとしても有名で、イメージトレーニングを突き詰めて、独自のイメージトレーニング法を開発されているセラピストで…

真実の瞬間(ヤン・カールソン)

『真実の瞬間』(ヤン・カールソン) 1990年に発売された有名な一冊です。スカンジナビア航空のサービス業戦略を経営者自らまとめた本書は、顧客接点、権限移譲など、サービス業のコア業務を考えるうえで参考になる点が多いです。タイトルの「真実の瞬間」は…

これがほんまもんの経営者(大野健司)

『これがほんまもんの経営者』(大野健司)(〇) 日本政策金融公庫で支店長等を歴任し、経営者や経営の現場を1万社以上みてきた著者が、立派な業績を上げている経営者の共通項として、「15の習慣」をまとめた本書。経営者のみならず、コンサルタント、税理…