MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。MBA講座と歩む読書生活。講座関連の書籍、講師お薦め本などを紹介。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキルなど、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

組織開発と人的資源管理の進め方(エドガー・H・シャイン他)

『組織開発と人的資源管理の進め方』(エドガー・H・シャイン他) キャリアカウンセラー・コンサルタントの方が、クライエント側だけではなく、企業側の人的資源管理(HRM)や組織開発を学びましょうというコンセプトの一冊。MBAの人材マネジメント×キャ…

コミュニケーションをデザインするための本(岸勇希)

『コミュニケーションをデザインするための本』(岸勇希) クリエイターのお友達から紹介頂いた本書。電通コミュニケーションデザインセンターに勤める著者が実際に手掛けた7つの事例を解説した事例集です。広告・コミュニケーションの第一線で活躍するクリ…

ダークサイド・スキル(木村尚敬)

『ダークサイド・スキル』(木村尚敬)(〇) 著者は、グロービス経営大学院教授であり、経営共創基盤パートナー取締役。実際に現場を動かす際には、論理的思考能力や財務・会計知識などのハード的な側面のスキルだけでなく、もっと人間としてドロドロした自…

すぐに結果を求めない生き方(鍵山秀三郎)

『すぐに結果を求めない生き方』(鍵山秀三郎) 『凡事徹底』で有名な、イエローハット創業者である著者が、人生を振り返り、その時々に出会った人たちの言葉、書物や先人たちの教えをまとめた一冊。前書きで紹介されている『「憧れ」の思想』(執行草舟)は…

ジョブ理論(クレイトン・M・クリステンセン他)

『ジョブ理論』(クレイトン・M・クリステンセン他)(〇) クリステンセン教授の最新刊です。イノベーションの仕組み、すなわちイノベーションが成功する本当の理由が分かれば、努力を運任せにする必要はなくなる。本書は、ジョブ(顧客が片付けるべき用事…

ナラティヴ・セラピーの会話術(国重浩一)

『ナラティヴ・セラピーの会話術』(国重浩一) ナラティヴ・セラピーの理論的背景とその活用方法がまとめられた一冊。外国人著者による翻訳版よりも、日本人が日本文化に合わせて解説している本書は、ナラティヴ・セラピーって何?っていう方にとっても入り…

スタンフォードでいちばん人気の授業(佐藤智恵)

『スタンフォードでいちばん人気の授業』(佐藤智恵) 本書は書名のとおり、スタンフォード大学で人気の9つの授業の要点をまとめた一冊。大きく、①人間を探求する授業、②人間力を鍛える授業に二分されており、どれも興味ある内容でした。 (印象に残ったと…

現代の帝王学(伊藤肇)

『現代の帝王学』(伊藤肇) 1979年に刊行されたものを新装版化した本書。「原理原則を教えてもらう師をもつこと」「直言してくれる側近をもつこと」「よく幕賓をもつこと」の3つの切り口からまとめられています。特にページの2/3は、「原理原則を教えて…

謙虚なコンサルティング(エドガー・H・シャイン)

『謙虚なコンサルティング』(エドガー・H・シャイン)(〇) まさに今私が自分スタイルの確立を目指して取り組んでいることが書かれていました。コンサルティング×コーチングにカウンセリング要素などが入り、どういうネーミングがピッタリくるのか、分から…

チームの生産性をあげる。(沢渡あまね)

『チームの生産性をあげる。』(沢渡あまね) 生産性=アウトプット/インプット。ビジネスだけでなく普段の生活でも生産性をいかに高めるかは永遠の課題です。本書は、仕事の進め方を変えて、アウトプットを最大化する取り組みを、4つのアプローチと8つの…

「働き方改革」実践ガイド(山崎紅)

「働き方改革」実践ガイド(山崎紅) 本書は、富士ゼロックス変革マネジメント部マネジャーである著者が、同社の働き方改革の取組み、改革する際のポイントをまとめた一冊。一般的な働き方改革の要点と事例が程よいバランスで記載されており、一見して分かり…

フランス式 毎日がおもしろくなる 自分らしく働く手帳(パスカル・フロリ、セドリック・フロリ、前田康二郎)

『フランス式 毎日がおもしろくなる 自分らしく働く手帳』(パスカル・フロリ、セドリック・フロリ、前田康二郎) フランス人に日本語のレッスンをされてた著者(前田氏)が、フランス人のフロリ夫妻から逆にフランス人の働き方を教えてもらうようになる中で…

勇気づけの心理学(岩井俊憲)

『勇気づけの心理学』(岩井俊憲)(〇) アドラー心理学の勇気づけ(encouragement)についてまとめた一冊。アドラーは「勇気」という言葉の定義づけをしていませんが、①リスクを引き受ける能力、②困難を克服する努力、③協力できる能力の一部というようなニ…

OPTION B(シェリル・サンドバーグ、アダム・グラント)

『OPTION B』(シェリル・サンドバーグ、アダム・グラント) 『リーン・イン』がベストセラーになった、Facebook COOである著者。本書は一言で言えば、「レジリエンス」をテーマとしています。2015年にパートナーが亡くなられたところから始まり、その後の…

やり抜く人の9つの習慣(ハイディ・グラント・ハルバーソン)

『やり抜く人の9つの習慣』(ハイディ・グラント・ハルバーソン)(〇) コンパクトかつ分かりやすく要点がまとまっており、習慣本の中では読みやすい良書だと思います(120ページ弱)。確かに本書の9つのステップで習慣化に取り組めば目標達成までの道が…

未来の年表(河合雅司)

『未来の年表』(河合雅司) 未来への警鐘、日本でこれから何が起こっていくのか。人口から見た日本の未来を描いた一冊です。年ごとにトピックスとなる出来事を取り上げている構成がおもしろく、とても分かりやすい内容です。基本的には、人口減少と高齢化社…

日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則(アービンジャー・インスティチュート)

『日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則』(アービンジャー・インスティチュート) 「箱」シリーズ第2弾。ロングセラーとなっている『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の続編。深堀り又は横展開かと思いきや、エッセンスを絞って優しく分か…

最新中期経営計画の基本がよ~くわかる本(菅原祥公)

『最新中期経営計画の基本がよ~くわかる本』(菅原祥公) 船井総研の執行役員(2014年現在)である著者が中期経営計画を策定する人、作成をサポート人に向けて、エッセンスをまとめた一冊。コーチング&コンサルでも出番が多いと思い、あらためて経営計画を…

イチロー会見全文(国際情勢研究会・編)

『イチロー会見全文』(国際情勢研究会・編) ストイックにあくなき成長を求めていく姿が好きなイチロー選手の記者会見の全文。報道ではカットされている部分にも響く言葉があるかもしれない。報道されている部分もどんな文脈の中で発言されているのだろうと…

目標達成ノート(原田隆史)

『目標達成ノート』(原田隆史) 原田式の目標達成ノート。手帳のような作りで、1年間、「毎日のスケジュール」、「ルーティン行動チェック表」、「今日必ずやること」、「今日良かったこと・気づいたこと」、「今日をもう一度やり直せるなら」を記載するよ…

自分の小さな「箱」から脱出する方法(アービンジャー・インスティチュート)

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(アービンジャー・インスティチュート)<2回目> 2006年に発売になり、ベストセラーとなっている本書。自分本位で身勝手な思考に陥ってしまっている状況を「箱に入っている状態」と捉え、このとき人はどんな思考に…

コーチング・バイブル(ヘンリー・キムジーハウス他)

『コーチング・バイブル』(ヘンリー・キムジーハウス他)(〇) コーチングの基本的な考え方、スキル、具体的なツールと、詳しく、かつ、バランスよく書かれています。「コーアクティブ・コーチング」として、コーチとクライアントの双方が積極的に関わり合…

幸せの真実(尾崎里美)

『幸せの真実』(尾崎里美) 本書は、絵本仕立てで、主人公の子供の目をとおして、「幸せ」について考える一冊です。著者は、お笑いセラピストとしても有名で、イメージトレーニングを突き詰めて、独自のイメージトレーニング法を開発されているセラピストで…

真実の瞬間(ヤン・カールソン)

『真実の瞬間』(ヤン・カールソン) 1990年に発売された有名な一冊です。スカンジナビア航空のサービス業戦略を経営者自らまとめた本書は、顧客接点、権限移譲など、サービス業のコア業務を考えるうえで参考になる点が多いです。タイトルの「真実の瞬間」は…

これがほんまもんの経営者(大野健司)

『これがほんまもんの経営者』(大野健司)(〇) 日本政策金融公庫で支店長等を歴任し、経営者や経営の現場を1万社以上みてきた著者が、立派な業績を上げている経営者の共通項として、「15の習慣」をまとめた本書。経営者のみならず、コンサルタント、税理…

人工知能は人間を超えるか(松尾豊)

『人工知能は人間を超えるか』(松尾豊)(〇) AI関連書籍でまず読むならこれ。2015年に発売された本書は、現在の第三次AIブームの中では早い段階で発売され、人工知能の実力・現在の状況・今後の可能性についてコンパクトにまとまっており、そのとっつきや…

「言葉にできる」は武器になる。(梅田悟司)

『「言葉にできる」は武器になる。』(梅田悟司) 著者は、電通のコピーライター。言葉を扱うプロが、どうやって伝わる言葉を生み出しているのか。言葉は意見を伝える道具であって、まず自分の意見を育てるプロセスこそが重要である。世の中の風潮が、コミュ…

さあ、才能に目覚めよう 新版 ストレングスファインダー2.0(トム・ラス)

『さあ、才能に目覚めよう 新版 ストレングスファインダー2.0』(トム・ラス) 初版以来、16年ぶりの刷新。書籍自体は、初版と比べ、34の資質についてそれぞれ10項目の行動アイデアが示されています。また、Web診断のレポートは初版よりも詳細になっており、…

夢実現の習慣64(原田隆史)

『夢実現の習慣64』(原田隆史) 大阪市立松虫中学校の陸上競技部を7年間で13回の日本一に導いた、成功する技術と心構えについて64の視点からまとめた一冊。64とは、曼荼羅ワークと呼ばれる「オープンウィンドウ」(※)の切り口 (※)3×3の9マスの中心に…

幸せな劣等感 アドラー心理学実践編(向後千春)

『幸せな劣等感 アドラー心理学実践編』(向後千春) 著者はアドラー心理学を専門分野とする早稲田大学教授。他の心理学と比べて、説明がシンプルで理解しやすく、自分がどのように考え、行動すればいいのかという見通しを立ててくれる。「生きることの心理…

アドラー心理学教科書(ヒューマンギルド・出版部)

『アドラー心理学教科書』(ヒューマンギルド・出版部)<2回目> 岩井俊憲さんが代表を務められているヒューマンギルドのテキスト(ホームページからでないと購入できません)。アドラー心理学の全体像を理解するのに役立つ一冊です。180ページ弱と読みや…

大人が変わる生活指導(原田隆史)

『大人が変わる生活指導』(原田隆史) 問題を抱えていた松虫中学校陸上競技部を7年間で13回の日本一を輩出するまでに成果を出した著者。単なる技術面や体力づくりだけではなく、挨拶や身だしなみにはじまる態度教育や清掃活動、奉仕活動といった生活改善に…

カウンセリングの技術(今泉智樹)

『カウンセリングの技術』(今泉智樹) カウンセリングは100人いたら100通りのやり方がある?そう思っていた著者が、実際にカウンセリングをやっているとそこにはひとつのパターンを繰り返していたことに気が付いた。本書はそんなカウンセリング現場でクライ…

イケてる大人 イケてない大人(博報堂 新しい大人文化研究所)

『イケてる大人 イケてない大人』(博報堂 新しい大人文化研究所) 世代間の価値観ギャップについて、アンケート結果に基づき、定量的にデータで示しながらまとめた気づきの大きい一冊でした。調査対象は、「45~69歳の大人男性」と「20代男女若者」。それぞ…

SPRINT 最速仕事術(ジェイク・ナップ他)

『SPRINT 最速仕事術』(ジェイク・ナップ他)(〇) ベストセラーになっている本書。テーマ・課題に対してチームを編成し、個別作業・プロトタイプ作成時間・逃れらない締切をワークショップに加えた「SPRINT」と呼ばれる「短時間で成果を生み出す方法」。…

ゴールドビジョン(久野和禎)

『ゴールドビジョン』(久野和禎) プロコーチである著者が認知科学をベースに作りあげたゴールドビジョン・メソッド。脳の上手な使い方を学び、「いいゴール」を設定すれば、一生懸命頑張らなくても自然に実現できるようになる。逆に言えば、「間違ったゴー…

人生を変える習慣のつくり方(グレッチェン・ルービン)

『人生を変える習慣のつくり方』(グレッチェン・ルービン)(〇) 最近のテーマの一つである「習慣化」。約380ページと少し長いですが、経験や研究に裏付けされていて、自分でも取り入れたいと思う箇所が多数ある良書でした。人間は、期待やルールに対して…

ザ・ビジョン(ケン・ブランチャード)

『ザ・ビジョン』(ケン・ブランチャード) 『1分間マネジャー』などの1分間シリーズで有名な著者がビジョンをテーマに、シリーズ同様に物語仕立てにしながら、ポイントを示していくスタイルでまとめられています。会社にビジョンがあれば、一丸となって頑…

ミッション(岩田松雄)

『ミッション』(岩田松雄)(〇) 元スターバックスCEOである著者が企業のミッションに焦点をあて、企業は何のために存在し、従業員は何のために働くのかという命題について経験をもとにまとめた一冊。自分自身の働き方、ひいては、自分の人生のミッション…

成功の教科書(原田隆史)

『成功の教科書』(原田隆史) 成功は技術である。中学校教師を20年間勤め、松虫中学校で7年間で13回の陸上日本一を達成したカリスマ体育教師と呼ばれた著者の成功に導くノウハウが詰まった一冊です。「強い勝利意識と高い目標設定」「長期目標設定用紙」「…

新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣(古川武士)

『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』(古川武士) 習慣化コンサルタントによる「習慣化シリーズ」。本書は、悪い習慣を手放すための一冊。①先延ばし、②ネット・スマホ、③ムダ遣い、④ダラダラ生活、⑤夜更かし、⑥食べ過ぎ、⑦飲み過ぎ、⑧イライラ、⑨ク…

やりたいことが見つかる3つの習慣(古川武士)

『やりたいことが見つかる3つの習慣』(古川武士) 習慣化コンサルタントによる「習慣化シリーズ」。本書は、「発見する⇒行動する⇒直感に従う」という、3つの習慣のサイクルで、やりたいことを見つけることを目的に書かれています。習慣化は成長の基本です…

フランス人は10着しか服を持たない 「凛とした魅力」がすべてを変える(ジェニファー・L・スコット)

『フランス人は10着しか服を持たない 「凛とした魅力」がすべてを変える』(ジェニファー・L・スコット) 人気シリーズ「フランス人は10着しか服を持たない」の第3弾。著者が留学先のパリでお世話になったホストマザーがモデルになった本シリーズ。ファイナ…

30日で人生を変える「続ける」習慣(古川武士)

『30日で人生を変える「続ける」習慣』(古川武士) 習慣化コンサルタントである著者の習慣シリーズ。私自身、この読書ブログのように習慣化しているものもありますが、一方で続けたいけど続かないこともたくさんあります。すべてを習慣化できなくても、「せ…

気づきのセラピー(百武正嗣)

『気づきのセラピー』(百武正嗣) ゲシュタルト療法4冊目。本書は、「はじめてのゲシュタルト療法」という副題がついているとおり、はじめてゲシュタルト療法を読むのに適した一冊です。 ゲシュタルトとは、「まとまった」「全体性」を意味するドイツ語。…

力の抜きどころ(古川武士)

『力の抜きどころ』(古川武士) 本書は、全てに全力投球する「完璧主義」から、努力にメリハリをつける「最善主義」に移行することで、より柔軟に、より少ない時間で大きな成果を上げることを目指しましょう!という、少し肩の力を抜きつつも成果は出してい…

ドキュメント金融庁VS地銀(読売新聞東京本社経済部)

『ドキュメント金融庁VS地銀』(読売新聞東京本社経済部) 昨年、森金融庁長官のもと金融庁の新たな方針が描かれた『捨てられる銀行』(橋本卓典)が売れましたが、本書は、その森金融庁長官のインタビューも交え、地方銀行にどのような影響が及ぶのか、金融…

あたりまえのアダムス(ロバート・アップデグラフ)

『あたりまえのアダムス』(ロバート・アップデグラフ) 1916年発行の本書。登場人物「あたりまえのアダムス」は広告マンの物語。ニューよくタイムスの書評は「広告業界で成功を目指す若者は、『あたりまえのアダムス』を座右の手引とすべきだ。いや、どんな…

ナラティブ・セラピーって何?(アリス・モーガン)

『ナラティブ・セラピーって何?』(アリス・モーガン) ナラティブ・セラピーは、「再著述」の会話、「リ・ストーリング」の会話として知られているカウンセリング手法です。人は人生を生きる時、経験に意味を与え続けている。ストーリーは特定の出来事を一…

習慣の力(チャールズ・デュヒッグ)

『習慣の力』(チャールズ・デュヒッグ)(〇) 毎日の人の行動の実に40%以上が「その場の決定」ではなく「習慣」。習慣はある時点で意図的に作り、やがて考えなくても毎日何度でも行うようになるもの。要となる一つの習慣に狙いを定め、それがどのようにし…