MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

コーチング

まず、ちゃんと聴く(櫻井将)

『まず、ちゃんと聴く』(櫻井将)(◯) 私のお友達であり、エール(株)の代表取締役である著者。在り方、お人柄が尊敬できるだけでなく、ロジカルな面とのバランスが絶妙に素晴らしい方なのですが、その著者が本業であるコーチングの最も大切な技術、「聴…

プロセス・コンサルテーション(エドガー・H・シャイン)

『プロセス・コンサルテーション』(エドガー・H・シャイン)(◯) 著者は、米国の心理学者で、本書発行の2002年当時、マサチューセッツ工科大学スローン・フェローの名誉教授であり、スローン・スクールの上級講師で、著書も人気が高い方です。多額のお金を…

ザ・ワーク(バイロン・ケイティ)

『ザ・ワーク』(バイロン・ケイティ) 「人生を変える4つの質問」という副題が付いている本書。 非常にシンプルなのが良い点です。人はそれぞれのものの見方があるので、それを問いによって考え直すことで、いろいろな気づきが生まれます。まさに、コーチ…

1兆ドルコーチ(エリック・シュミット他)

『1兆ドルコーチ』(エリック・シュミット他)(◯) 著者は、2001年〜2011年までGoogleの会長兼CEO、2011年〜2015年までGoogle執行役会長など、Google社の要職を歴任した方。 本書は、シリコンバレーの巨人、スティーブ・ジョブズ(アップル共同創業者)、…

コンフォートゾーンの作り方(苫米地英人)

『コンフォートゾーンの作り方』(苫米地英人)(◯) 著者は、脳機能学者、計算言語学者、分析哲学者等の肩書きを持つ専門家。本書はコーチングの原理が図解も含めてとてもわかりやすく解説されています。新書サイズで『夢を叶える方程式』と言う著者の書籍…

オーセンティック・コーチング(苫米地英人)

『オーセンティック・コーチング』(苫米地英人)(◯) 本書は、認知科学者であり、ルー・タイス(コーチングの祖)の晩年の右腕として活躍された著者によるコーチングの要諦をまとめた一冊です。コーチングのコアはゴールとゴールの設定。そして、そのゴー…

脳と心の洗い方(苫米地英人)

『脳と心の洗い方』(苫米地英人)(◯) 実践的かつ科学的な使える一冊。著者は、脳機能学者、計算言語学者、分析哲学者、実業家。コーチングの祖ルー・タイスとコーチングメソッドを開発されるなど、人生を好転させる手法をたくさんお持ちであり、これが論…

親子の法則(三凛さとし)

『親子の法則』(三凛さとし) 「親毒」と呼ばれる、過干渉や暴言・暴力などで、子供にとって毒になる親。「親ガチャ」と呼ばれる親にも当たり外れがあり、それによって子供の人生が左右されてしまうこと。 人は、親の影響を思いのほか受けて、ブロックを作…

コーチング心理学ハンドブック(スティーブン パーマー (編集), アリソン ワイブラウ (編集) 他)

『コーチング心理学ハンドブック』(スティーブン パーマー (編集), アリソン ワイブラウ (編集) 他) コーチングの理論に関する論文を収めた、1万円以上する高額書籍です。コーチングというと、目に見えない世界だから、なんとなくふわっとしたイメージが…

やり抜く人の9つの習慣(ハイディ・グラント・ハルバーソン)

『やり抜く人の9つの習慣』(ハイディ・グラント・ハルバーソン)(◯)<2回目> 読み直してみたら、前回読んだ以上にいい本に感じました!コンパクトさと内容の凝縮度が素晴らしいと感じる一冊です。コンパクトで凝縮されているということは、前提知識や…

引き出す力(山﨑拓巳、平本あきお)

『引き出す力』(山﨑拓巳、平本あきお)(◯) プロコーチの頭の中を垣間見ることができる一冊です。本書は、ベストセラー作家であり、夢実現プロデューサーとしてメンタルマネジメントやコミュニケーション術などを幅広く手掛けていらっしゃる山﨑拓巳さん…

才能スイッチ(三浦将)

『才能スイッチ』(三浦将) 本書は、コーチでありMBA取得者のコンサルタントであり、習慣化スペシャリストである著者が、潜在意識の奥にある心の「枠組み」を解放し、まだ覚醒されていない才能のスイッチをオンにするために書かれた一冊です。人間の脳のう…

魔法のコーチング(トム・コネラン)

『魔法のコーチング』(トム・コネラン)(◯) 本書は、技術的なことを深掘りするというようり、現場で他者とどのように関わっていくのかという考え方を中心に、物語形式で現場での実践的なコーチングについてまとめられた一冊です。物語は、女性営業部長、…

セキュアベース・リーダーシップ(ジョージ・コーリーザー他)

『セキュアベース・リーダーシップ』(ジョージ・コーリーザー他)(◯) 「セキュアベース」とは、フォロワーを思いやり、守られているという感覚と安心感を与え、思いやりを示すと同時に、ものごとに挑み、冒険し、リスクを取り、挑戦を求めるいようとエネ…

人を助けるとはどういうことか(エドガー・H・シャイン)

『人を助けるとはどういうことか』(エドガー・H・シャイン)(◯) 道を尋ねられたり、どの洋服が似合うかを聞かれたり・・・ビジネスシーンだけでなく、とても身近な場面を題材に7つの原則に基づく人を助けるさまざまなコツがまとめられています。単なるテ…

コーチングに燃える(マックス・ランズバーグ)

『コーチングに燃える』(マックス・ランズバーグ) 2004年に発行された本書は、著者が25年かけて集めたコーチングのヒントとテクニックが詰まった一冊です。本書は、物語形式で進められ、節目節目でポイントをまとめるという形式で書かれています。同僚や部…

ザ・ドリーム・マネジャー(マシュー・ケリー)

『ザ・ドリーム・マネジャー』(マシュー・ケリー)(◯) 友人から頂いた本書。自分のやりたいことともハマった良書でした。従業員の夢を叶えるドリーム・マネジャーという仕事。離職率400%だった清掃会社を12%にまで減少した理由は何だったのか。従業員の…

やる気のスイッチ!実践セミナー(山崎拓巳)

『やる気のスイッチ!実践セミナー』(山崎拓巳) 本書は、13のやる気のスイッチを手掛かりに、セルフイメージを書き換え、ホメオスタシス(自分のいつもの状態であろうとする力)によって、ストコーマ(見えている部分)を変えていこうというHow to本です。…

コーチングハンドブック(山崎啓支)

『コーチングハンドブック』(山崎啓支)(◯) NLP(神経言語プログラミング)をベースにしたコーチングに関する解説書です。コーチングの基本から、無意識領域、直感力、目標達成、集中力、主体性などのテーマについて、フレームも使いながら説明されており…

7日間で自己肯定感をあげる方法(根本裕幸)

『7日間で自己肯定感をあげる方法』(根本裕幸) 生きる軸を他人軸から自分軸へ。本書は延15,000人以上のカウセリングと年間100本以上のセミナーを行う、プロカウンセラーがまとめた自己肯定感をあげるための一冊。コーチング活動を始めるようになって、自…

フセンで考えるとうまくいく(平本あきお)

『フセンで考えるとうまくいく』(平本あきお)<2回目> 最近、コーチングで出番の多いフセン。頭の中を見える化するのに手軽に取り組めて、効果も高い。気楽に書けることと、簡単に並び替えられることが大きなメリット。あらためて、フセンの使い方を確認…

エンプティチェアテクニック入門(百武正嗣)

『エンプティチェアテクニック入門』(百武正嗣) まず裏表紙より。「エンプティチェアテクニックは、心理関係、カウンセラーなどの専門家の中ではかなり知られた技法だが、ゲシュタルト療法という特殊な分野から生まれたテクニックのため、カウンセリング技…

ブレイン・プログラミング(アラン・ピーズ&バーバーラ・ピーズ)

『ブレイン・プログラミング』(アラン・ピーズ&バーバーラ・ピーズ、市中芳江訳)(◯) これは興味深い内容でした。哺乳類の脳幹にある「網様体」という神経の集まりで、体の生命活動維持する働きをするRAS(網様体賦活系)。脳に毎日送られる情報のうち、…

マインドコントロール(岡田尊司)

『マインドコントロール』(岡田尊司)(◯) マインドコントロールには、他人の心理状態を操作することにより他人を支配したり搾取したりするマイナス側面と自分の心理状態をコントロールすることで能力を発揮したり、より高いパフォーマンスを実現するポジ…

あなたの脳のはなし(デイヴィッド・イーグルマン 大田直子訳)

『あなたの脳のはなし』(デイヴィッド・イーグルマン 大田直子訳) 本書は、脳神経科学の世界的権威であり、スタンフォード大学の神経科学者。人はどうやって決断を下すのか、どうやって現実を認識するのか、私たちは何ものなのか、人生の舵はどうやって切…

ヒトは「いじめ」をやめられない(中野信子)

『ヒトは「いじめ」をやめられない』(中野信子) 著者は、脳科学者、医学博士、認知科学者。本書は、子供、大人の「いじめ」がなぜ起こるのか、どのように防止・対応していけば良いのか、脳科学の観点から論じたもの。人間社会において、どんな集団において…

五感で磨くコミュニケーション(平本相武)

『五感で磨くコミュニケーション』(平本相武) コーチングの先生、平本あきおさんの2006年の著書。珍しく、日経文庫から。さすが日経文庫シリーズだけあって、テーマに関する知識が幅広く押さえられており、コミュニケーションに関する要点を確認するのに便…

LIFE DESIGN(ビル・バーネット&デイヴ・エヴァンス)

『LIFE DESIGN』(ビル・バーネット&デイヴ・エヴァンス) 「ライフデザイン」〜スタンフォード式最高の人生設計〜。店頭で表紙を見た印象としては、100年時代の中、どのような人生設計を描いていくのかという、グランドデザインについて書かれているのかな…

キャリア・カウンセリングの進め方(エドガー・H・シャイン)

『キャリア・カウンセリングの進め方』(エドガー・H・シャイン) 本書は、2015年に米国で開催された日本人向けのワークショップをまとめた一冊。日本人がキャリア・アンカーの活用する際の注意点など、日本の特徴を意識しながら解説されています。 (印象に…

アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉(小倉宏)

『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』(小倉宏)(◯) 前作の『人生に革命が起きる100の言葉』を読んだとき、当時アドラー本で一番わかりやすいなと感じていましたが、本作もとても理解しやすい内容でした。アドラー本はたくさんあり、ア…