MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

人材マネジメント(HRM)

すべては1人から始まる(トム・ニクソン)

『すべては1人から始まる』(トム・ニクソン) これは簡単には理解できないぞという奥深さと可能性を感じました。本書は、トップダウン×ボトムアップの2つの力を創造的に活かす新しいリーダーシップである、ソース(創造の源)原理について解説した一冊。…

組織開発と人的資源管理の進め方(エドガー・H・シャイン他)

『組織開発と人的資源管理の進め方』(エドガー・H・シャイン他) キャリアカウンセラー・コンサルタントの方が、クライエント側だけではなく、企業側の人的資源管理(HRM)や組織開発を学びましょうというコンセプトの一冊。MBAの人材マネジメント×キャ…

人材マネジメント論(高橋俊介)

『人材マネジメント論』(高橋俊介)(〇)<3回目> 先日、友人から人事戦略に関する相談を受けたこともあり、「経営戦略における人事戦略」という全体感が把握しやすい本書が気になり、再々読しました。人事戦略が先頭を走るのではなく、事業ビジョン、顧…

WORK RULES!(ラズロ・ボック)

『WORK RULES!』(ラズロ・ボック)(〇) Google人事担当上級副社長による人事制度を含む働く環境づくりに関する書籍です。 「職場をどうやって運営しているか」「Googleはどんな仕組みで動いているのか」「Googleの文化とは?」「どうやって仕事をやり遂げ…

クロネコヤマト 人の育て方(水迫洋子)

『クロネコヤマト 人の育て方』(水迫洋子)(〇) 本書は、ヤマト運輸において人材育成がどのように実践されているのかがまとめられています。「全員経営」「世のため、人のため」。当たり前と思ってしまうことも、本当にできているか?と問いかけられると…

厳選!受講期間中に読みたい私のお薦め本(2015年12月末時点)

『厳選!受講期間中に読みたいお薦め書籍』(2015年12月末時点) 「授業前に読んだほうがいいお薦め本は?」とのご質問を頂いた際に、お薦めしている厳選書籍です。半年ぶりに更新いたしました。 (☆=最初の1冊としてお薦め) 【クリティカルシンキング】 …

ヒューマンリソース戦略(佐藤修)

『ヒューマンリソース戦略』(佐藤修) 本書は、人事コンサルタントお薦めの一冊です。内容は、トイザらスの事例に基づき、戦略型人事戦略の考え方についてまとめられています。出版時期は1999年ですが、現在でもその発想は使えると思います。著者はトイザら…

イノベーション創発論(佐藤剛)<2回目>

『イノベーション創発論』(佐藤剛)<2回目> 人材マネジメントの佐藤講師の著書です。前回は、人材マネジメントを受講した際に読みましたが、今回は、テクノロジー企業経営の受講時に、研究開発マネジメントの観点に着目して読んでみました。 本書は、3M…

伝わる・揺さぶる!文章を書く(山田ズーニー)

人材マネジメントの佐藤講師お薦め本。 人材マネジメントの授業で、日本人は文章作成の教育を受けていないという話になり、その中で、佐藤講師から紹介された山田ズーニーさん(元ベネッセコーポレーション)。 先々週に『伝わる・揺さぶる!文章を書く』を…

勉強法の科学(市川伸一)

人材マネジメントの佐藤講師お薦め本。 先週読んだ『勉強法の科学』(市川伸一)。 心理学者が勉強の仕方を書いた書籍。人材マネジメントで学んだ「メタ認知」を高める(→自分の思考方法を考える)意味で役立つかなと思い読んでみました。 (本書からの学び…

奇跡の人材育成法(永守重信)

先週読んでいた『奇跡の人材育成法』(永守重信)。 1983年、日本電産の創業10年目に書かれた書籍です。 ちょっと真似できない、永守さんの個性あふれる人材育成方法が紹介されています。基本は、叱って、奮い立たせて本気モードに持っていくという考え方。 …

イノベーションの創発論(佐藤剛)

人材マネジメントの佐藤講師お薦め本。 佐藤先生の著書『イノベーションの創発論』。 先生が実際に携わられた、セイコーエプソンの機器デザインセンターの人事改革(評価方法、意識改革など)が詳細に書かれています。 営業と違って、デザイン部門という評価…

人材の複雑方程式(守島基博)

人材マネジメント佐藤講師お薦め本。 『人材の複雑方程式』(守島基博)。 守島先生は、一橋大の教授で一度講義を聴講したことがあります。 ズバズバと企業経営を人事の面から切っていくので分かりよい本だなという印象です。 考えさせられる箇所、印象に残…

組織変革のビジョン(金井壽宏)

先週読んでいた『組織変革のビジョン』(金井壽宏) 組織変革系の本は実務家のほうが読み物としては面白いけれど、教授の本はエッセンスを押さえる目的で読んでいます。 (ポイント) ・「自分が無能レベルに達した」ことを認識することから次への挑戦が始ま…

戦略人事のビジョン(八木洋介、金井壽宏)

週末に『戦略人事のビジョン』(八木洋介、金井壽宏)を読みました。 日本GEで人事を担当していた八木さんがの人事担当者としての熱い思い(ポリシー)が伝わる。保守的な人事の壁に立ち向かい、どんなに上のポストに上がっても、まず自分が行動するという…