MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。MBA講座と歩む読書生活。講座関連の書籍、講師お薦め本などを紹介。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキルなど、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

私のお勧め本

40歳が社長になる日(岡島悦子)

『40歳が社長になる日』(岡島悦子)(◯) グロービス経営大学院の人気講師でコンサルタントとして独立開業されている岡島先生の最新刊です。これからの非連続成長の時代に経営の舵取りをする経営トップの役割に着目し、これまで多くの経営者と課題解決を重…

コトラーのマーケティング4.0(フィリップ・コトラー)

『コトラーのマーケティング4.0』(フィリップ・コトラー)(◯) フィリップ・コトラー先生の最新刊です。生産主導のマーケティング1.0⇨顧客中心の2.0⇨人間中心の3.0。2010年に3.0が出て7年。さて、これが4.0になってどう発展しているのか、とっても興味が…

アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉(小倉宏)

『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』(小倉宏)(◯) 前作の『人生に革命が起きる100の言葉』を読んだとき、当時アドラー本で一番わかりやすいなと感じていましたが、本作もとても理解しやすい内容でした。アドラー本はたくさんあり、ア…

不安のメカニズム(クレア・ウィークス)

『不安のメカニズム』(クレア・ウィークス)(〇) 講義のような語りかける文章、分かりやすい表現。専門的な内容をかみ砕いて説明されており、読みやすい内容でした。ただ、300ページ強の割りに2倍くらいの時間がかかったのは、私が知らない分野だったか…

社員をサーフィンに行かせよう(イヴォン・シュイナード)

『社員をサーフィンに行かせよう』(イヴォン・シュイナード)(◯) パタゴニアの創業者による事業に対する思いを綴りながら、約60年にわたる事業を振り返った一冊。今年読んだ書籍の中では、かなり上位のおもしろさでした。経営者本としても秀逸です。まず…

GIVE&TAKE(アダム・グラント)

『GIVE&TAKE』(アダム・グラント)(〇) まず冒頭、監訳者である楠木建教授の解説で興味が惹かれます。「要するに『情けは人のためならず』という話ではあるが、本書は百凡の自己啓発書ではない。本書で展開される議論はどこをとっても行動科学の理論と実…

十字軍物語Ⅲ(塩野七生)

『十字軍物語Ⅲ』(塩野七生)(〇) シリーズ最終巻。第三次~第八次十字軍までの約100年間が描かれています。 (印象に残ったところ‥本書より) ■第三次十字軍 ・1190年:リチャードとフランス王フィリップ二世、ヴェズレーで合流、第三次十字軍として中近…

十字軍物語Ⅱ(塩野七生)

『十字軍物語Ⅱ』(塩野七生)(〇) シリーズ全3巻。第Ⅱ巻は、第2次十字軍遠征。十字軍遠征とは、中世に生きるヨーロッパのキリスト教徒にとっては、「神が望まれたことをする」という、信者にしてみればこの上もなく正当な行為とされます。第1次十字軍で…

十字軍物語Ⅰ(塩野七生)

『十字軍物語Ⅰ』(塩野七生)(〇) 昨年『ローマ人の物語』ではまってしまった、塩野七生ワールド。8月に入り、今年も新たなものを読んでみたいと思って手に取ったのが本書。1100年頃~1300年頃までの約200年間に8回の遠征を繰り返した十字軍。聖地イェル…

コーチング・マジック(平本相武)

『コーチング・マジック』(平本相武)(〇) コーチングを学ばせていただいた、平本あきおさんの著書で、ビジネスコーチングのフレームワークのひとつである、「4つのレベルの自分軸発見」を丁寧に解説した一冊です。4つのレベルとは、①案件レベル、②現職…

エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン)

『エッセンシャル思考』(グレッグ・マキューン)<2回目>(〇) 最近コーチング関係で話題にのぼったため、再読してみました。最小時間で成果を最大にする。コアな部分に特化して、周辺部分を切捨て、ど真ん中に集中する。でも実際には、切り捨てる部分が…

知的文章術(外山滋比古)

『知的文章術』(外山滋比古) 「文は人なり」。ことばは表現の心であって技巧ではない。技術はあったほうが良いが今順序を間違えてはいけない。本書は文章を80年以上書き続けてきた「知の巨人」ともいわれる著者が、文章を書く時に、どういうことを心がけた…

ダークサイド・スキル(木村尚敬)

『ダークサイド・スキル』(木村尚敬)(〇) 著者は、グロービス経営大学院教授であり、経営共創基盤パートナー取締役。実際に現場を動かす際には、論理的思考能力や財務・会計知識などのハード的な側面のスキルだけでなく、もっと人間としてドロドロした自…

ジョブ理論(クレイトン・M・クリステンセン他)

『ジョブ理論』(クレイトン・M・クリステンセン他)(〇) クリステンセン教授の最新刊です。イノベーションの仕組み、すなわちイノベーションが成功する本当の理由が分かれば、努力を運任せにする必要はなくなる。本書は、ジョブ(顧客が片付けるべき用事…

謙虚なコンサルティング(エドガー・H・シャイン)

『謙虚なコンサルティング』(エドガー・H・シャイン)(〇) まさに今私が自分スタイルの確立を目指して取り組んでいることが書かれていました。コンサルティング×コーチングにカウンセリング要素などが入り、どういうネーミングがピッタリくるのか、分から…

勇気づけの心理学(岩井俊憲)

『勇気づけの心理学』(岩井俊憲)(〇) アドラー心理学の勇気づけ(encouragement)についてまとめた一冊。アドラーは「勇気」という言葉の定義づけをしていませんが、①リスクを引き受ける能力、②困難を克服する努力、③協力できる能力の一部というようなニ…

やり抜く人の9つの習慣(ハイディ・グラント・ハルバーソン)

『やり抜く人の9つの習慣』(ハイディ・グラント・ハルバーソン)(〇) コンパクトかつ分かりやすく要点がまとまっており、習慣本の中では読みやすい良書だと思います(120ページ弱)。確かに本書の9つのステップで習慣化に取り組めば目標達成までの道が…

コーチング・バイブル(ヘンリー・キムジーハウス他)

『コーチング・バイブル』(ヘンリー・キムジーハウス他)(〇) コーチングの基本的な考え方、スキル、具体的なツールと、詳しく、かつ、バランスよく書かれています。「コーアクティブ・コーチング」として、コーチとクライアントの双方が積極的に関わり合…

これがほんまもんの経営者(大野健司)

『これがほんまもんの経営者』(大野健司)(〇) 日本政策金融公庫で支店長等を歴任し、経営者や経営の現場を1万社以上みてきた著者が、立派な業績を上げている経営者の共通項として、「15の習慣」をまとめた本書。経営者のみならず、コンサルタント、税理…

人工知能は人間を超えるか(松尾豊)

『人工知能は人間を超えるか』(松尾豊)(〇) AI関連書籍でまず読むならこれ。2015年に発売された本書は、現在の第三次AIブームの中では早い段階で発売され、人工知能の実力・現在の状況・今後の可能性についてコンパクトにまとまっており、そのとっつきや…

さあ、才能に目覚めよう 新版 ストレングスファインダー2.0(トム・ラス)

『さあ、才能に目覚めよう 新版 ストレングスファインダー2.0』(トム・ラス) 初版以来、16年ぶりの刷新。書籍自体は、初版と比べ、34の資質についてそれぞれ10項目の行動アイデアが示されています。また、Web診断のレポートは初版よりも詳細になっており、…

SPRINT 最速仕事術(ジェイク・ナップ他)

『SPRINT 最速仕事術』(ジェイク・ナップ他)(〇) ベストセラーになっている本書。テーマ・課題に対してチームを編成し、個別作業・プロトタイプ作成時間・逃れらない締切をワークショップに加えた「SPRINT」と呼ばれる「短時間で成果を生み出す方法」。…

人生を変える習慣のつくり方(グレッチェン・ルービン)

『人生を変える習慣のつくり方』(グレッチェン・ルービン)(〇) 最近のテーマの一つである「習慣化」。約380ページと少し長いですが、経験や研究に裏付けされていて、自分でも取り入れたいと思う箇所が多数ある良書でした。人間は、期待やルールに対して…

ミッション(岩田松雄)

『ミッション』(岩田松雄)(〇) 元スターバックスCEOである著者が企業のミッションに焦点をあて、企業は何のために存在し、従業員は何のために働くのかという命題について経験をもとにまとめた一冊。自分自身の働き方、ひいては、自分の人生のミッション…

習慣の力(チャールズ・デュヒッグ)

『習慣の力』(チャールズ・デュヒッグ)(〇) 毎日の人の行動の実に40%以上が「その場の決定」ではなく「習慣」。習慣はある時点で意図的に作り、やがて考えなくても毎日何度でも行うようになるもの。要となる一つの習慣に狙いを定め、それがどのようにし…

ビジョナリーカンパニー②(ジェームズ・C・コリンズ)

『ビジョナリーカンパニー②』(ジェームズ・C・コリンズ)<2回目>(〇) グロービス経営大学院の企業家リーダーシップの課題図書として読んで以来2回目。やはり良書でした。本書は、転換点から15年間で株式の平均運用実績が市場平均の6.9倍にも達する偉…

実践”受容的な”ゲシュタルト・セラピー(岡田法悦)

『実践”受容的な”ゲシュタルト・セラピー』(岡田法悦)(〇) ゲシュタルトとは、ドイツ語で「部分の集まりではなく、全体制を持ったまとまりのある構造」のこと。本書は、「今・ここ」を体験することに重点を置く、カウンセリングの一学派、ゲシュタルト・…

カウンセリングの理論(國分康孝)

『カウンセリングの理論』(國分康孝)(〇) 1980年に発行され、今も読み継がれている良書です。本書は、様々なカウンセリング理論を比較研究しながら自分の理論を構成するという折衷主義の立場に立って、まずはカウンセリング理論を概観することを目的にま…

ビジョナリー・カンパニー(ジェームズ・C・コリンズ他)<2回目>

『ビジョナリー・カンパニー』(ジェームズ・C・コリンズ他)(〇)<2回目> 1995年発売の名著シリーズ第1弾です。久しぶりに読み返してみましたが、20年以上経っても変わらない良さがあります。本書は、業界の金メダリスト(ビジョナリー・カンパニー)…

マイケル・ポーターの競争戦略(ジョアン・マグレッタ)<2回目>

『マイケル・ポーターの競争戦略』(ジョアン・マグレッタ)<2回目>(〇) 経営戦略の入門書として、『ストーリーで学ぶ戦略思考』(荒木博行)を読むと次に、ポーターの戦略本を読みたくなるところですが、そこでお薦めしたいのが本書です。あらためて読…

増田のブログ(増田宗昭)

『増田のブログ』(増田宗昭)(〇) TSUTAYAを運営するCCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)の増田社長の著書です。本書は、増田社長がCCCグループ社員に向けて書かれた1500本近いブログから抜粋された記事がまとめられています。増田社長の経営にかけ…

ストーリーで学ぶ戦略思考入門(荒木博行)<2回目>

『ストーリーで学ぶ戦略思考入門』(荒木博行)<2回目>(〇) グロービス経営大学院荒木先生の著書。久しぶりに読み返してみましたが、あらためて現場で使える経営戦略の基本がわかりやすくまとまっている良書だと思いました。経営戦略を学ぶための最初の…

メルセデス・ベンツ 「最高の顧客体験」の届け方(ジョゼフ・ミケーリ)

『メルセデス・ベンツ 「最高の顧客体験」の届け方』(ジョゼフ・ミケーリ)(〇) 本書は、メルセデス・ベンツで行われた大改革の詳細を内側から明かす、「世界最高の顧客体験」を提供しようと力を尽くした人々の記録。何をどのように実行したのかというこ…

ポジショニング戦略(アル・ライズ/ジャック・トラウト)

『ポジショニング戦略』(アル・ライズ/ジャック・トラウト)(〇) 『売れるもマーケ、当たるもマーケ』、『フォーカス』など良書が多い著者ですが、本書も良書でした。序文でフィリップ・コトラー氏が書かれていますが、4P(product,price,plece,promoti…

売れるもマーケ 当たるもマーケ(アル・ライズ、ジャック・トラウト)

『売れるもマーケ 当たるもマーケ』(アル・ライズ、ジャック・トラウト)(〇) マーケティング22の法則とのサブタイトルどおり、マーケティングの不変の法則について書かれた本書。「ほとんどの人がマーケティングに法則があること、まして不変の法則があ…

星野リゾートの教科書(星野佳路)

『星野リゾートの教科書』(星野佳路)(〇)<2回目> 「教科書に書かれていることは正しい」「教科書通りでうまくいかないとしたら、それは理解が不十分で、取り組みが徹底されていなかったからに違いない」。経営課題に直面すると、その解決に役立つ本を…

社員の力で最高のチームをつくる(ケン・ブランチャード他)

『社員の力で最高のチームをつくる』(ケン・ブランチャード他)(〇) 帯に惹かれて購入しました。あの星野社長が惚れこんだ本書は、「1分間エンパワーメント」というサブタイトルのとおり、社員に能力をいかんなく発揮してもらうための取り組み方法につい…

<インターネット>の次にくるもの(ケヴィン・リー)

『<インターネット>の次にくるもの』(ケヴィン・リー)(〇) 昨年ヒットした本書。ずっと積読だったのですが、ようやく読み終えました。これはおもしろかった!今年の私のベスト5有力候補です。ネット社会が定着し、進化していく中で、未来を決める12の…

LIFE SHIFT(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット)

『LIFE SHIFT』(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット)(〇)<2回目> 昨年のベストセラーとなった本書。月末に主催する勉強会に向けて再読しました。やはり、良書でした。1ページ目の序文「2007年に日本で生まれた子供の半分は、107年以上生き…

人は誰もが「多重人格」(田坂広志)

『人は誰もが「多重人格」』(田坂広志)(〇)<2回目> あるお友達にお薦めしたくて、その前に読み直してみました。やはり良書です。「多重人格」というと「病」のことをイメージしてしまいますが、本書は自分の中にある様々な人格を自覚し、置かれた状況…

WORK SHIFT(リンダ・グラットン)

『WORK SHIFT』(リンダ・グラットン)(〇) 昨年のベストセラー『LIFE SHIFT』の著者が2012年に出版した本書。『LIFE SHIFT』が100年時代の生き方について書かれているのに対し、こちらは、100年時代の働き方について焦点が当てられています。テクノロジー…

修身講義録(森信三)

『修身講義録』(森信三)(〇) さすが名著と評判の高い本書。学びも線引きの数も膨大です。昭和12~13年、13~14年まで2年間、師範学校(教師養成機関)の生徒向けの講義録がまとめられています。人を教える立場になる教師のたまごの方々へ、どのような教…

人材マネジメント論(高橋俊介)

『人材マネジメント論』(高橋俊介)(〇)<3回目> 先日、友人から人事戦略に関する相談を受けたこともあり、「経営戦略における人事戦略」という全体感が把握しやすい本書が気になり、再々読しました。人事戦略が先頭を走るのではなく、事業ビジョン、顧…

生くる(執行草舟)

『生くる』(執行草舟)(〇) 久しぶりにハマりました。自己啓発本(内省用)として今の私には、過去最高クラスの良書でした。著者は実業家であり著述家。武士道精神を大切にし、戦後、米国をモデルとした民主主義を「似非民主主義」と称し、現代を生きる人…

知命と立命(安岡正篤)

『知命と立命』(安岡正篤)<2回目>(〇) 政治家にも大きな影響を与えた陽明学者として有名な著者の人間学シリーズ。本書は、①心を尽くして本来の自己を自覚し(尽心、尽己)、②天から与えられた使命を知り(知命)、③自己の運命を確立する(立命)とい…

アドラー心理学を語る4 勇気づけの方法(野田俊作)

『アドラー心理学を語る4 勇気づけの方法』(野田俊作)(〇) シリーズ全4巻の最終巻。日本におけるアドラー心理学の第一人者が、対話形式で平易に著す実践講座。相談施設を開業されている著者がアドラー心理学が現場でどのように使っていらっしゃるかが…

アドラー心理学を語る3 劣等感と人間関係(野田俊作)

『アドラー心理学を語る3 劣等感と人間関係』(野田俊作) シリーズ全4巻のうちの第3巻。日本におけるアドラー心理学の第一人者が、対話形式で平易に著す実践講座。相談施設を開業されている著者がアドラー心理学が現場でどのように使っていらっしゃるか…

カルロス・ゴーンの経営論(公益財団法人 日産財団)

『カルロス・ゴーンの経営論』(公益財団法人 日産財団)(〇) 本書は、公益財団法人日産財団が主催する「GRLP」(global resilient leadership program/逆風下の変革リーダーシップ養成講座)の成果に基づいて執筆されたもので、カルロス・ゴーン氏への質…

アドラー心理学を語る2 グループと瞑想(野田俊作)

『アドラー心理学を語る2 グループと瞑想』(野田俊作) シリーズ全4巻のうちの第2巻。日本におけるアドラー心理学の第一人者が、対話形式で平易に著す実践講座。相談施設を開業されている著者がアドラー心理学が現場でどのように使われているかがまとめ…

アドラー心理学を語る1 「性格は変えられる」(野田俊作)

『アドラー心理学を語る1 「性格は変えられる」』(野田俊作) 「アドラー心理学を語る」シリーズ4巻の第1巻。1987年に出版された著書の再版です。著者は精神科医で心理療法、社会性訓練プログラム、カウンセラーなど幅広く手がけられており、話が具体的…