MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。MBA講座と歩む読書生活。講座関連の書籍、講師お薦め本などを紹介。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキルなど、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

私のお勧め本

読書について 他二篇(ショウペンハウエル)

『読書について 他二篇』(ショウペンハウエル)(◯) 『読書について』『思索』『著作と文体』という3部作ですが、ズバッと切り込む文調で、自分の頭で考え、行動経験することの大切さを訴える内容です。私もそうですが、多読家の方が陥りそうな点について…

知命と立命(安岡正篤)

『知命と立命』(安岡正篤)(◯)<3回目> 最近、志や使命に関し考える機会が増え、年末から新たな学びの機会もあったことから再読。今回は本書の内容と自分の状態がマッチしたこともあり、ようやくしっくりきました。読み手が試されるとも言える奥深い一…

コーチングハンドブック(山崎啓支)

『コーチングハンドブック』(山崎啓支)(◯) NLP(神経言語プログラミング)をベースにしたコーチングに関する解説書です。コーチングの基本から、無意識領域、直感力、目標達成、集中力、主体性などのテーマについて、フレームも使いながら説明されており…

ビジョナリーカンパニー4(ジム・コリンズ)

『ビジョナリーカンパニー4』(ジム・コリンズ)(◯) 不確実性の時代を、企業はいかに生き抜くか。10x型企業として、①10x企業へ歩み始めた当初は歴史の浅い中小企業であり、②置かれた環境がきびいにもかかわらず、③15年以上に渡って目覚ましい実績を上げた…

なぜ部下とうまくいかないのか(加藤洋平)

『なぜ部下とうまくいかないのか』(加藤洋平)(◯) 本書はビジネスストーリー仕立てで、ローバート・キーガンさんの成人発達理論を中心に、部下と組織を率いるリーダーとしての「器」や「人間力」と呼ばれるものがどのように成長していくのかを解説した一…

成人発達理論による能力の成長(加藤洋平)

『成人発達理論による能力の成長』(加藤洋平)(◯) 本書は、多様な能力に共通する成長のプロセスとメカニズムを「知性発達科学」に基づき、解説し、自己の成長と他者の成長を促す方法について紹介した実践書です。ローバート・キーガンの器成長モデル(人…

ブッダの瞑想 ヴィパッサナー瞑想の理論と実践(地橋秀雄)

『ブッダの瞑想 ヴィパッサナー瞑想の理論と実践』(地橋秀雄)(◯) ヴィパッサナー瞑想の要点がわかりやすく解説された一冊。「気づき→観察→洞察」というプロセスが不可欠なヴィパッサナー瞑想は、「観察の瞑想」「気づきの瞑想」とも呼ばれます(一点集中…

なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー)

『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか』(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー)(◯) 著者は、『なぜ人と組織は変われないのか』でも有名なハーバード大学大学院教授。大半の人が「自分の弱さを隠す」ことに時間とエネルギーを費やしてしまって…

残酷すぎる成功法則(エリック・バーカー)

『残酷すぎる成功法則』(エリック・バーカー)(◯) 監訳を務める『言ってはいけない』などで有名な橘玲さんの序文がこの本の良さを表しています。 〜「コロンブスのタマゴ」のような画期的な自己啓発書。玉石混交の自己啓発の成功法則を、すべてエビデンス…

哲学(島田紳助・松本人志)

『哲学』(島田紳助・松本人志)(◯) 2002年発行の本書。互いにリスペクトするお笑いの天才のお二人が、対談形式ではありませんが、それぞれが交互にコメントしていくスタイルで、笑いの哲学、人生哲学を語る内容的です。特に、笑いの哲学には、聞く人の心…

コミュ障 動物性を失った人類(正高信男)

『コミュ障 動物性を失った人類』(正高信男)(◯) これは興味深い内容でした。コミュ障の人は、他人の気持ちを理解する能力に欠けているとか、社会性に乏しいとか言われるが、そういう通説は実は誤解だというのが本書のメッセージの一つ。むしろ、コミュ障…

日本一「ふざけた」会社のギリギリセーフな仕事術(シモダテツヤ)

『日本一「ふざけた」会社のギリギリセーフな仕事術』(シモダテツヤ)(◯) 世の中にはいろんなコンセプトの会社があるもんだなと、振り切れた会社の社長による会社紹介本です。営業しない、ふざけられない案件は受けない。企業理念は「がんばるぞ!」。だ…

20歳の自分に受けさせたい文章講義(古賀史健)

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』(古賀史健)(◯) 良書でした。読み終えてみて、タイトルどおり、早いうちに知っておけば良かったと思う気持ちと、今知っておけて良かったという気持ちが重なる感じ。『嫌われる勇気』がベストセラーになった著者のも…

人前で話す・教える技術(寺沢俊哉)(後編)

『人前で話す・教える技術』(寺沢俊哉)(後編)(◯) ポイントが多いので2回に分けてまとめることにしました。 ◯前編より(本書について) 日本生産性本部のコンサルタントで、ライブ講師®︎として講師界でも著名な寺沢さんの著書です。研修講師としても数…

人前で話す・教える技術(寺沢俊哉)(前編)

『人前で話す・教える技術』(寺沢俊哉)(◯)(前編) 日本生産性本部のコンサルタントで、ライブ講師®︎として講師界でも著名な寺沢さんの著書です。研修講師としても数万人の研修を担当され、リピート率8割以上。コンサルタントとしても28年間のご経験が…

マインドコントロール(岡田尊司)

『マインドコントロール』(岡田尊司)(◯) マインドコントロールには、他人の心理状態を操作することにより他人を支配したり搾取したりするマイナス側面と自分の心理状態をコントロールすることで能力を発揮したり、より高いパフォーマンスを実現するポジ…

難題が飛び込む男 土光敏夫(伊丹敬之)

『難題が飛び込む男 土光敏夫』(伊丹敬之)(◯) 昭和を代表する経営者であり改革請負人である土光敏夫さんを伊丹教授が書くとなれば良書でない訳がないと思い、迷いなく買いました。で、やっぱり良書でした。石川島重工の社長、東芝の再建、行政改革に取り…

成功することを決めた(遠山正道)

『成功することを決めた』(遠山正道)(◯) 著者は、Soup Stock TOKYOの創業社長。三菱商事⇨KFC(日本ケンタッキー・フライド・チキン)を経て独立。本書は、同社立ち上げの思い、社内ベンチャーとしての起業企画、立ち上げ時の苦労話が盛り込まれたビジネ…

イノベーションへの解(クレイトン・クリステンセン/マイケル・レイナー)

『イノベーションへの解』(クレイトン・クリステンセン/マイケル・レイナー)(◯) 『イノベーションのジレンマ』の続編。ビジネスにおける成長をどのように産み出せば良いのか。破壊的イノベーションがうまくいかずコモディティ化が進んでしまう仕組みを解…

イノベーションのジレンマ(クレイトン・クリステンセン)

『イノベーションのジレンマ』(クレイトン・クリステンセン)<3回目>(◯) お馴染みの名著シリーズ第1作。改めて読み直してみると、経営戦略、マーケティング、製品開発、組織の意思決定システムなど多岐にわたる問題が絡み合ったテーマであることを再…

40歳が社長になる日(岡島悦子)

『40歳が社長になる日』(岡島悦子)(◯) グロービス経営大学院の人気講師でコンサルタントとして独立開業されている岡島先生の最新刊です。これからの非連続成長の時代に経営の舵取りをする経営トップの役割に着目し、これまで多くの経営者と課題解決を重…

コトラーのマーケティング4.0(フィリップ・コトラー)

『コトラーのマーケティング4.0』(フィリップ・コトラー)(◯) フィリップ・コトラー先生の最新刊です。生産主導のマーケティング1.0⇨顧客中心の2.0⇨人間中心の3.0。2010年に3.0が出て7年。さて、これが4.0になってどう発展しているのか、とっても興味が…

アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉(小倉宏)

『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』(小倉宏)(◯) 前作の『人生に革命が起きる100の言葉』を読んだとき、当時アドラー本で一番わかりやすいなと感じていましたが、本作もとても理解しやすい内容でした。アドラー本はたくさんあり、ア…

不安のメカニズム(クレア・ウィークス)

『不安のメカニズム』(クレア・ウィークス)(〇) 講義のような語りかける文章、分かりやすい表現。専門的な内容をかみ砕いて説明されており、読みやすい内容でした。ただ、300ページ強の割りに2倍くらいの時間がかかったのは、私が知らない分野だったか…

社員をサーフィンに行かせよう(イヴォン・シュイナード)

『社員をサーフィンに行かせよう』(イヴォン・シュイナード)(◯) パタゴニアの創業者による事業に対する思いを綴りながら、約60年にわたる事業を振り返った一冊。今年読んだ書籍の中では、かなり上位のおもしろさでした。経営者本としても秀逸です。まず…

GIVE&TAKE(アダム・グラント)

『GIVE&TAKE』(アダム・グラント)(〇) まず冒頭、監訳者である楠木建教授の解説で興味が惹かれます。「要するに『情けは人のためならず』という話ではあるが、本書は百凡の自己啓発書ではない。本書で展開される議論はどこをとっても行動科学の理論と実…

十字軍物語Ⅲ(塩野七生)

『十字軍物語Ⅲ』(塩野七生)(〇) シリーズ最終巻。第三次~第八次十字軍までの約100年間が描かれています。 (印象に残ったところ‥本書より) ■第三次十字軍 ・1190年:リチャードとフランス王フィリップ二世、ヴェズレーで合流、第三次十字軍として中近…

十字軍物語Ⅱ(塩野七生)

『十字軍物語Ⅱ』(塩野七生)(〇) シリーズ全3巻。第Ⅱ巻は、第2次十字軍遠征。十字軍遠征とは、中世に生きるヨーロッパのキリスト教徒にとっては、「神が望まれたことをする」という、信者にしてみればこの上もなく正当な行為とされます。第1次十字軍で…

十字軍物語Ⅰ(塩野七生)

『十字軍物語Ⅰ』(塩野七生)(〇) 昨年『ローマ人の物語』ではまってしまった、塩野七生ワールド。8月に入り、今年も新たなものを読んでみたいと思って手に取ったのが本書。1100年頃~1300年頃までの約200年間に8回の遠征を繰り返した十字軍。聖地イェル…

コーチング・マジック(平本相武)

『コーチング・マジック』(平本相武)(〇) コーチングを学ばせていただいた、平本あきおさんの著書で、ビジネスコーチングのフレームワークのひとつである、「4つのレベルの自分軸発見」を丁寧に解説した一冊です。4つのレベルとは、①案件レベル、②現職…