MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。MBA講座と歩む読書生活。講座関連の書籍、講師お薦め本などを紹介。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキルなど、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

経営者

難題が飛び込む男 土光敏夫(伊丹敬之)

『難題が飛び込む男 土光敏夫』(伊丹敬之)(◯) 昭和を代表する経営者であり改革請負人である土光敏夫さんを伊丹教授が書くとなれば良書でない訳がないと思い、迷いなく買いました。で、やっぱり良書でした。石川島重工の社長、東芝の再建、行政改革に取り…

成功することを決めた(遠山正道)

『成功することを決めた』(遠山正道)(◯) 著者は、Soup Stock TOKYOの創業社長。三菱商事⇨KFC(日本ケンタッキー・フライド・チキン)を経て独立。本書は、同社立ち上げの思い、社内ベンチャーとしての起業企画、立ち上げ時の苦労話が盛り込まれたビジネ…

ヤマト正伝(日経ビジネス編 日経BP社)

『ヤマト正伝』(日経ビジネス編 日経BP社) 名経営者の小倉昌男さんが遺した小倉イズムを歴代経営者5人が語った一冊。小倉氏の思いを繋いだ歴代経営者がどのようにイノベーションを起こし、人を育て、危機を乗り越えてきたのか。守るべきものと、変えてゆ…

虹色のチョーク(小松成美)

『虹色のチョーク』(小松成美) 日本のチョークのシェア50%を占めるトップメーカーの日本理化学工業(株)。粉の飛散が少なくホタテの貝殻を原料にした「ダストレスチョーク」とガラスやホワイトボードなどツルツルした素材に発色良く書くことができ、濡れ…

社員をサーフィンに行かせよう(イヴォン・シュイナード)

『社員をサーフィンに行かせよう』(イヴォン・シュイナード)(◯) パタゴニアの創業者による事業に対する思いを綴りながら、約60年にわたる事業を振り返った一冊。今年読んだ書籍の中では、かなり上位のおもしろさでした。経営者本としても秀逸です。まず…

すぐに結果を求めない生き方(鍵山秀三郎)

『すぐに結果を求めない生き方』(鍵山秀三郎) 『凡事徹底』で有名な、イエローハット創業者である著者が、人生を振り返り、その時々に出会った人たちの言葉、書物や先人たちの教えをまとめた一冊。前書きで紹介されている『「憧れ」の思想』(執行草舟)は…

これがほんまもんの経営者(大野健司)

『これがほんまもんの経営者』(大野健司)(〇) 日本政策金融公庫で支店長等を歴任し、経営者や経営の現場を1万社以上みてきた著者が、立派な業績を上げている経営者の共通項として、「15の習慣」をまとめた本書。経営者のみならず、コンサルタント、税理…

ミッション(岩田松雄)

『ミッション』(岩田松雄)(〇) 元スターバックスCEOである著者が企業のミッションに焦点をあて、企業は何のために存在し、従業員は何のために働くのかという命題について経験をもとにまとめた一冊。自分自身の働き方、ひいては、自分の人生のミッション…

増田のブログ(増田宗昭)

『増田のブログ』(増田宗昭)(〇) TSUTAYAを運営するCCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)の増田社長の著書です。本書は、増田社長がCCCグループ社員に向けて書かれた1500本近いブログから抜粋された記事がまとめられています。増田社長の経営にかけ…

星野リゾートの教科書(星野佳路)

『星野リゾートの教科書』(星野佳路)(〇)<2回目> 「教科書に書かれていることは正しい」「教科書通りでうまくいかないとしたら、それは理解が不十分で、取り組みが徹底されていなかったからに違いない」。経営課題に直面すると、その解決に役立つ本を…

僕が「プロ経営者」になれた理由(樋口泰行)

『僕が「プロ経営者」になれた理由』(樋口泰行)(〇) 松下電器産業入社、ハーバード大学経営大学院修了後、ボストンコンサルティンググループ入社、その後、HP、ダイエー、日本マイクロソフトで社長を務められた著者が「変革時代のリーダー」について語…

伝えることから始めよう(髙田明)

『伝えることから始めよう』(髙田明) お馴染み、ジャパネットたかた創業者、髙田明さんの著書です。Uターンで実父の経営するカメラ店へ戻ったカメラ店時代の経験から、ジャパネットたかたの立ち上げ、奮闘、そして後継者へ事業を譲っての完全引退の心境。…

ジャック・ウェルチの「リアルライフMBA」(ジャック・ウェルチ&スージー・ウェルチ)

『ジャック・ウェルチの「リアルライフMBA」』(ジャック・ウェルチ&スージー・ウェルチ)(〇) 日本の経営の神様が松下幸之助さんなら、世界の経営の神様は、1981~2001年までGEのCEOを務めたこの方。2005年の『ウイニング』からはニュートロン・ジャック…

鉄客商売(唐池恒二)

『鉄客商売』(唐池恒二) JR九州会長の著書です。熊本の震災が起こったとき何人かの顔が浮かんだうちのお一人。過去2回、あすか会議で講演をお聞きする機会があり、「気」を大切にされる方そのものの元気・活気が溢れる方です。 本書は、唐池会長の若か…

茶色のシマウマ世界を変える(石川拓治)

『茶色のシマウマ世界を変える』(石川拓治)(〇) ちょっと感動的な一冊でした。本書は、日本初の全寮制インターナショナル高校ISAK(インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢)をつくった、小林りんさんのノンフィクションドラマです。小林り…

経営者の条件(P.F.ドラッカー)

『経営者の条件』(P.F.ドラッカー)(〇)(4回目) もやは殿堂入りの一冊。言うことなしの名著です。今から約半世紀前の1967年発行の本書。今でもバリバリ現役で役立ちます。内容は、成果を上げるために自らをマネジメントする方法についてまとめられてい…

なぜ松下は変われたのか(片山修)

『なぜ松下は変われたのか』(片山修) 副題に「中村革命のすべて」とあるように、本書は、2000~2006年に松下電器産業の社長を務め、V字回復を成し遂げた中村邦夫元社長の中村革命を描いた一冊です。「企業の理念と社会的価値」Day5の主人公である中村さん…

ダントツの強みを磨け(坂根正弘)

『ダントツの強みを磨け』(坂根正弘) 「ダントツ」で有名なコマツ相談役坂根正弘さんの私の履歴書をもとにした一冊です。先日、坂根さんの講演を聞く機会に恵まれましたが、ドローン、ICTによる「施行の見える化」の現実を知ってびっくり。最先端の工事…

小林一三(北康利)

『小林一三』(北康利)(〇) 阪急東宝グループ創始者小林一三さんの生涯を綴った一冊。若い時は銀行員でしたが実家の資産力をバックに、相当やんちゃで遊んでいたといた頃の様子や、ビジネスに腰を据えてからの研ぎ澄まされた感覚や豊かなアイデアを事業化…

松下幸之助の生き方(佐藤悌二郎)

『松下幸之助の生き方』(佐藤悌二郎) PHP研究所専務がまとめた松下幸之助の77の言葉(それぞれA4で1枚)を解説した一冊です。先に、『幸之助論』や『経営の神様と呼ばれた男』など、松下幸之助の生涯を描いた本を読んでから、本書を読むほうが、本書の良さ…

凡事徹底(鍵山秀三郎)

『凡事徹底』(鍵山秀三郎) 1994年に発行されたイエローハット創業者の著書です。「序のことば」(坂村真民)に、次のような言葉がありました。 不動の商魂、それは凡に徹することである。これさえ身につければ、お金は向こうからやってくる。これは商の常…

凡事を極める(樋口武男)

『凡事を極める』(樋口武男) 本書は、日経新聞の私の履歴書を編集・加筆したもので、大和ハウス工業会長兼CEOである著者の生い立ちから現職までの履歴がまとめられています。 電話が鳴ったら1回でとる。元気よくあいさつする。約束を守る。「凡事」を極め…

孫正義リーダーのための意思決定の極意(ソフトバンクアカデミア特別講義)

『孫正義リーダーのための意思決定の極意』(ソフトバンクアカデミア特別講義) 本書は、孫社長の後継者を育成するソフトバンクアカデミアの講義録です。内容自体は、ソフトバンクアカデミアのホームページで公開されているので、そちらを視聴するのが、孫社…

経営者になるためのノート(柳井正)

『経営者になるためのノート』(柳井正)(〇) 本書は、ファーストリテイリングの店長以上の教育で使用されている柳井社長の秘伝の書が公開されたものです(一人ひとりにシリアルナンバーが付されて社外秘にされていた)。経営者や経営リーダーを目指す方が…

幸之助論(ジョン・P・コッター)

『幸之助論』(ジョン・P・コッター)(〇) 企業家リーダーシップDay3の課題図書『幸之助論』です。何といっても著者が、ハーバードビジネススクールのジョン・P・コッター教授、監訳が金井教授という点に惹かれます。リーダーシップ論の第一人者であるコッ…

松下幸之助 経営の神様とよばれた男(北康利)

『松下幸之助 経営の神様とよばれた男』(北康利)(〇) 企業家リーダーシップDay3(松下幸之助さんを議論)のあとに、振り返りを兼ねて読みました。松下幸之助さんの生涯を綴った一冊という意味では、課題図書である『幸之助論』を超えているんじゃないか…

シンプルに考える(森川亮)

『シンプルに考える』(森川亮)(〇) あすか会議2015第七部(全体会)に登壇される元LINE社長の森川さん。本書では、本書のタイトルどおり、シンプルに本質を追求していく経営の考え方がまとめられています。 (印象に残ったところ‥本書より) 〇ビジ…

ゴーン・テキスト(カルロス・ゴーン)

『ゴーン・テキスト』(カルロス・ゴーン) ストラテジック・リオーガニゼーション(SRO)Day3で日産のケースを学んだので、復習に読んでみました(ゴーンさんシリーズを読み漁ってみました。100ページちょっとなので、すぐに読めます)。 2006年に発刊さ…

ルネッサンス(カルロス・ゴーン)

『ルネッサンス』(カルロス・ゴーン)(〇) 少し前に読んだ、『カルロス・ゴーン経営を語る』の姉妹版のような内容(2001年出版)。ストラテジック・リオーガニゼーション(SRO)Day3で取り組んだケースの復習として読んでみました。90年代後半、日産の再…

カルロス・ゴーン経営を語る(カルロス・ゴーンほか)

『カルロス・ゴーン経営を語る』(カルロス・ゴーンほか)(〇) ストラテジック・リオーガニゼーション(SRO)で日産自動車の再生のケースを学んだため、復習として読んでみました。 ※授業後に、授業で学んだケースの関連書籍を読むと、当時の状況や経営者…