MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

ありえない決断(バーン・ハーニッシュ&フォーチュン編集部)

先週、タイトルを見て、即買い、即読みした、『ありえない決断』(バーン・ハーニッシュ&フォーチュン編集部)。

 MBAのケースのダイジェスト版のような感じで、社運を賭けた決断の18事例が掲載。
 スティーブジョブズのアップルCEO復活、J&Jの製品回収、3Mの勤務時間の15%を自由な研究に使うなどの有名事例のほか、すでに受講したノードストロム社の顧客サービス、HP WAYなど、いずれも興味津々で読めました。

(特に印象に残った事例は?)
 1981年に、初めて液体ハンドソープを開発したミネトンカの事例。
 P&Gなどの巨大競合メーカーの追随を振り切るため、プラスチックポンプを唯一製造することができた外注先に1年分を発注。
 競合が金型から開発しなければいけない状況に追い込んで、その間に市場を押さえてしまったというもの。

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