MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

セールス・プロモーションの実際(渡辺隆之他)

マーケティング基本勉強 第4弾『セールス・プロモーションの実際』(渡辺隆之・守口剛)

 まず、なぜ2冊写っているのか…。それは、PC操作を誤って2冊注文していたらしい…。商品が届いてビックリ。このままでは、1冊は確実にBookoff行きなので、授業等でご一緒する方で興味ある方がいらっしゃいましたら、どなたか1冊差し上げます。

 さて、中身ですが、基本書としてとても分かりやすい良い本でした。
 マーケティングコミュニケーションの4つのうち、セールス・プロモーションに絞った本です。ちなみに、残りの3つは、広告、人的販売、パブリシティ。

(印象に残ったポイント)
 セールス・プロモーションを考えるうえで、以下の観点を持つこと
〇「買う」と決めるきっかけづくり
 店内で目に触れない商品は売れない。同じように、目に触れても使い方の分からない商品は売れない。店頭のその場で消費者の記憶にいかに訴えるかという観点を持つこと

〇「買う」と決めるに至る基準
 ①商品の品質・機能、②好き・嫌い(感情・情緒)、③安心感(信頼性)、④重要な意味を持つか(アソート概念)。
 ①だけでなく、②~④にどう訴えるかに注目すること。

〇消費者行動基準によるセールス・プロモーションのターゲティング設定という発想
 例えば、「どのブランドのロイヤリティ消費者なのか」、「特売への反応度」、「ヘビーユーザーか」など。属性と違う観点で消費者をとらえてみること。

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