MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

インサイト(桶谷功)

 先週読んだ『インサイト』(桶谷功)

 マーケティングの溜田講師お薦め本。


 インサイト…消費者の本音。行動の奥底にある本当の気持ちのこと。
 使えるインサイトかどうかの基準は、おもしろいかつまらないか。おもしろい、やってみようとワクワクするものが使えるインサイト

(本書の印象に残ったところ)
〇理屈が直感を鈍らせる
 それは、①ビジネスは客観的ではないといけないという神話があるから、②つい企業側からの発送で消費者を見てしまうから
 消費者の気持ちを知るには、自分の関わっている製品・カテゴリーを忘れなければならない。消費者は作り手と違って、一日中その製品のことを考えているわけではないか

インサイトを見つけるには、感受性と直感
 頭で消費者を理解しようとしないほうがよい。人を面白がる好奇心、仕事だと思わず遊びくらいの感覚でちょうどよい。

(読んでみて感じたこと)
 このジャンルは、感覚的なところが大きく、理屈で理解するのは難しいですね。
 この前、勉強会で学んだ祭に実感しましたが、実際の事例でこの世界に携わっている方に教えてもらうのが理解への一番の近道ですね。
 書籍もためになりますが、書籍を読んだだけで分かった気にならないよう、自分に注意です。

www.amazon.co.jp

f:id:mbabooks:20140221102939j:plain