MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

ディズニーの現場力(大住力)

 先週、自主勉強会で教材した『ディズニーの現場力』(大住力)
 ディズニーシリーズは、これで3冊目。

(学びのポイント)
〇「デューティー」(60%)と「ミッション」(40%)。
 ・デューティー:やらなくてはならない仕事。誰でも同じ結果が出せる仕事。
          →自分の頭で考える
 ・ミッション:本来の仕事(役割)
          →マニュアル化

 ディズニーでは徹底したマニュアル化が進められています。
 しかし、指導する際、「なぜこの仕事があるのか」「何のためにやるのか」「なぜ自分がやるのか」という理由(ミッション)を教えることが現場で徹底しています。

 これって、働く人のモチベーションがあがったり、自律的に仕事に取り組める大事な要素。でも、現実に徹底するのはとても難しいこと。しかも、6:4の割合で。
 
 ありがちなのは、「ミッションを伝えることもルール化され、やがてすべてがルール化されてしまう‥」。
 そうならない、職場環境。ディズニーにしかできないことなのか、一般企業ではできないのか。
 ここを議論することが学びどころとなり、同時に現場教育を徹底し続けることの偉大さを感じました。

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