MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

社員が惚れる会社のつくり方(舞田竜宣)

 
 『社員が惚れる会社のつくり方』(舞田竜宣)(〇)
 組織行動とリーダーシップ(OBH)、舞田講師の書籍です。

 本書では、「エンゲージメント」をキーワードにして、①働く人が幸福で、②会社に愛着を持ち、③成果をあげて貢献しようと思う、ための経営について記載されています

(本書のポイント)
〇マネジメントやテクノロジーは経営の道具にすぎない。
 →「思想に裏打ちされた経営の方針」(究極的に何を守るために働いているのか)があれば、道具の使い方が見えてくる。

〇働く人も常に勤勉で自分の魅力を高めるよう努力しなければ、会社のエンゲージメントを確保できない
 →エンゲージメントはあくまで組織の相互作用。

〇トップとのコミュニケーションは、「心のスイッチ」を押す大きな効果がある
 →「コミュニケーションログ」というツールは利用価値あり
(横軸:日付、縦軸:部下又は部署。コミュニケーションを取った日に〇印、褒めた日に◎。付けてみると、必ず何かが見えてくる)

〇「褒める」効果は、60秒ルール。すぐ褒めるべし。

〇非金銭的報酬を考える
 ①感謝
 ②ワーク・ライフ・バランス
 ③企業文化
 ④自己成長
 ⑤職場環境

 成果主義は、必要なものとして認めつつ、そのうえで、成果主義のマイナス部分をどう補うかということを考える意味で、多くの気づきを得られました。
 毎回、感動的な講義をされる舞田先生の考え方を知る良い機会になりました。

 さて、OBHのレポート作成を再開しましょう!(ただいまの進捗40~50%‥)
社員が惚れる会社のつくり方

社員が惚れる会社のつくり方

 

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