MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

『スターバックス再生物語』(ハワード・シュルツ他)

スターバックス再生物語』(ハワード・シュルツ、ジョアンヌ・ゴードン)
 2007~2008年にスターバックスに訪れた危機に対し、会長に退いていたハワード・シュルツがCEOに復帰し、スタバを立て直していく再生物語です。
 先週読んだ、『スターバックス成功物語』(創業~1995年頃)の続編です。

 大学院の組織行動とリーダーシップ(OBH)のケースで扱った内容がドンピシャで書かれており、良い復習になりました。

 →従って、受講前よりも受講後に読んだほうが効果が高いと思います。

 

 大学院の方へのネタバレ防止のため、詳細は記載しませんが、経営者としての悩みや決断の背景がシュルツ自身の言葉で書かれており、とても感慨深い内容です。

 私は、大学院のケースを読んだとき、「そもそもスタバに危機なんかあったっけ?」と思っていました‥。

 どんな優良企業でも、いつまでも順風満帆なことはないのだと、悩んでいない経営者はいない(悩んでいないとすればそれこそが危機なのかもしれない)のだと肝に銘じておきます。

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