『早く正しく決める技術』(出口治明)
「あすか会議」(グロービス経営大学院のビジネスカンファレンス)に登壇される、出口治明さん(ライフネット生命会長兼CEO)の著書を読んでみました。
(本書で印象に残ったところ)
〇判断の原則は、「どちらがベネフィットが高いか」
「余計なこと」を考えることが判断を鈍らせている。
(余計なこと)
・上司の顔色
・社内のポリティックス
・経験の有無
・過去の経験(成功・失敗)
・仕事のポリシー
〇「数字」「ファクト」「ロジック」で話し合う
・国語ではなく算数で考える
・元データにあたる(2次情報ではなく、1次情報を探す)
・数字は、タテ×ヨコ
タテ‥同じ時間軸で他の場所(他社、地域、国など)
ヨコ‥過去との比較
・ファクトは、仮説を立て、アンケートをとるなどして事実を確認し、精度を高める
・ロジックは、より多くの変数を持っているか?幹と枝葉を分けて考える。
・PDCAは、大概、Pに問題がある。
〇決めるルールを作る
・時間を区切る(期限を決める)
・求めるレベルを提示する
〇人生を無駄に過ごしたかったら、次の3つをどうぞ
①愚痴を言う ②人を羨む ③人に褒めて欲しいと思う
〇失敗するのが怖い人には、「失敗すれば多数派」という言葉を贈る
成功者はほんの一部の人。だから気に病む必要はまったくない。
確か2年ほど前に名刺交換をさせていただいた出口さん。
とっても気さくな方でした。
こういう、勉強熱心で、私の思いでもある、「人は幾つになっても成長できる」を地で行く姿、憧れます!