『意思決定を引き寄せる6つのステップ プレゼンは資料作りで決まる!』(天野暢子)
ビジネスプレゼンテーションの受講にあたり、プレゼン資料作りの基本を学ぶために読んでみました。
プレゼン資料の作成手順が、実務家の観点から論理的に解説されており、企画~構成~細部の作りこみや工夫点まで一通りの手順を押さえることができる、基礎的な解説書です。
(印象に残ったところ‥本書より)
〇通す資料作りの5つの要素
①目標意識:何が、どうなるのか
②気配り:相手にとって嬉しい、心地よい
③自分らしさ:オリジナリティ
④使いやすさ:相手の使いやすさ
⑤シンプル:説得よりも直観で選ばせる
〇6ステップ
①使用を決める、②構成を決める、③文を書く、④ビジュアルを準備する、⑤編集する、⑥チェックする
〇資料の鉄則は、数秒で見渡せること
パラパラめくって、数秒で全体が見渡せる10ページ以下が理想的。
〇最低3割の余白
瞬時にポイントが見つけられるか。
〇結起承転の優先順位
冒頭の要約で重要ポイントを気づかせる
〇タイトルでは「何がどれだけすごいのか」を伝える
スライドタイトルは、1行、16字以下で。
〇シンプルな文を書く3つのルール
①2文節、②接続詞を省く、③不要な装飾文を省く
〇ビジュアルは1ページ、1点
ビジーな紙面は迷いを起こさせる。グラフが4点なら4ページに分ける。
長く働いていると、あまり気にせず、会社の標準パターンで作成しがちな説明資料も論理的に振り返ると、やはり検討もれや細部の気遣いに不足があります。慣れだけでこなしていくのではなく、時々、基本に立ち返って軌道修正する大切さを感じました。