『マザー・テレサ 愛の花束』(中井俊巳)
本屋で、直感で本を選ぼうと思って目に留まったのが本書でした。おそらく、3週間読み続けた『コーポレートファイナンス』の反動だと思います。。。
本書は、1979年にノーベル平和賞を受賞した、修道女のマザー・テレサが、宗教・民族・年齢・性別・社会的地位などに関係なく、愛を必要とする人に自ら手を差し伸べた姿に愛を学ぶという内容です。
(印象に残った言葉‥本書より)
〇「あなたの身近な小さなことに誠実に、親切になってください。その中にこそ私たちの力が発揮されるのですから」
〇「忙しすぎてほほ笑む暇も、愛を与えたり、受け止めたりする暇もない、そういう生活になっていませんか」
〇「私が切望するのは、寄付をする人が実際に姿を見せてくれることです。与える人たちに、ふれたり、笑いかけたり、思いやりを持って接することです。これらすべては、与えられる人にとって、とても意味があることなのです」
〇「私たちがどんなに愛をこめて世話をしても、親の愛にはとうていかないません」
〇「人間にとって最も悲しむべきことは、病気でも貧困でもなく、自分はこの世で役立たたない不要な人間だと思い込むこと。そして、この世の最大の悪は、そういう孤独な人に対する愛が足りないこと」
〇「子供は家庭で育てられなければなりません。人から愛され人を愛すことを学ぶ場は、家庭だからです」
〇「母親というのは、家庭の心、その人がいるだけでまわりに安らぎと平和、そして希望をもたらす存在、それがお母さんです。ただ、子供を産み育てるだけでは、本当のお母さんではありません。子供を産まなくても、まわりの命を育み、微笑みをもたらすのが真の母性です」
〇「父親というのは、大事な役割を持っています。母親と力を合わせて家族を経済的に支えるのは当然な役目です。もっと大切な使命は、正義を生きることです。正義のために命を投げ出しても厭わない生き方を貫けるのが、本当のお父さんです」
〇「一緒に住んでいたり、または血のつながった親族といった人たちにほほえみかけることは、あまり親しくない人々に対してほほえみかけることよりも難しいときがあるものです。「愛は近きより」ということを忘れないようにしましょう」
〇「大切なのは、どれだけたくさんのことや偉大なことをしたかではなく、どれだけ心を込めたかです」
「相手を思いやる気持ち+微笑みかけること」、愛情を持ってこの2つを実践するだけで何か大きく変化しそうな気がします。ちょっと意識してみようっと。