MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

ウケるアイデア術(田中イデア)

 『ウケるアイデア術』(田中イデア

 著者は、放送作家で、大喜利のシステムやテクニックになぞられてアイデアを出す方法を紹介しています。

 

(印象に残ったところ‥本書より)

〇常識を知る

 常識破りのモノの見方をしようすとする前に、まず常識を知っていますか?と自分に問うてみる。疑問力を養うためにも、まず常識を知るトレーニングを積まないといけない。

 

〇新しい発見のために

 今まで素通りしていた場所で立ち止まってみる。思いもしない場所に飛び込んでみる。キャラじゃないと思ってもパーティに参加したり、ひと駅手前で降りて歩いてみるなど、意識を変えて行動してみると発見力が高まる。

 

〇他人と話をするに際し・・

 相手を受け入れコミュニケーションをすることで頭が柔らかくなる。

 特に、①性別が違う人、②年齢が違う人、③立場が違う人、④環境が違う人、⑤考えが違う人、の話を積極的に聞いてみる。

 

〇脳を遊ばせる

 疑問を持ったら、そこからが大事。そこで止めずに、「自分だったらどうするか」を妄想してみる。「どうせ無理だろう」と否定しないで妄想!

 

〇キーワード出し→カテゴリー整理

 何かについてアイデアを出す時、紙にキーワードを書いてみる。最低30個。喜怒哀楽の感情に任せて書くも良し。質より量。

 

〇知識を使いこなす

①組み合わせ

②逆転

③拡大(足していく‥量・時間・回数・長さ・高さ・強度・付加価値・・)

④縮小(引いていく‥減らす、小さく、低く、短く、軽く、省く、分割・・)

⑤連想

⑥パロディ(成功事例をアレンジ!)

⑦不満(自分の不満→新しいもの)

 

〇良い企画

①きちんと疑問に対応(相手の目線、予算、日数、オリジナル)

②共感(誰もが経験した出来事、今も昔も変わらない行事など)

③良い意味での裏切り(「そう来たか!」)

④半歩先を行く(身近で新しい)

⑤100字以内で説明できる

 

〇思考を磨く

①未来を妄想する「もし、〇〇だったら~」

②勝手にネーミングを考える

 

 

 「あ、それそれ、それが言いたかった!」「へぇ~、なるほど、そんな観点、全然気づかなかった!」というような、いい質問、意見をされる方を見て、「どうやったらそんな風に思いつくんだろう」って思ったことありませんか。

 アイデア出しは、私にとっては、相当苦手分野ですが、大学院生活で、様々な業種・職種の友人ができ、外からの刺激は十分なはず。素質か努力か?いずれにしても、この壁を超えるためには、何らか別の工夫が必要だと感じます。

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