MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

ハーバード・ビジネス・レビューBEST10論文(ハーバードビジネスレビュー編集部)

 『ハーバード・ビジネス・レビューBEST10論文』(ハーバードビジネスレビュー編集部)

 本書は、2014年9月に、100年近い歴史の中から10本の論文を選出してまとめて発刊された一冊です。MBA生だと馴染深い著名な論文が多いです。個人的には、論文はコンパクトなので、興味を持ったテーマは、書籍でしっかりと読んだほうが良いと思います。

 

(収録論文‥本書より)

イノベーションのジレンマへの挑戦(クレイトン・M・クリステンセンほか)

 →「持続的イノベーション」VS「破壊的イノベーション

 

②ブルー・オーシャン戦略(W・チャン・キムほか)

 →「レッドオーシャン」or「ブルーオーシャン

 

③自己探求の時代(ピーター・F・ドラッカー

 →強みを活かす自己マネジメント

 

④マネジャーの仕事(ヘンリー・ミンツバーグ)

 →対人関係・情報・意思決定に関わる役割

 

⑤バランス・スコアカードの導入インパクト(ロバート・S・キャプランほか)

 →財務・顧客・社内プロセス・学習と成長の4つの視点

 

イノベーションの罠(ロザベス・モス・カンター)

 →戦略・プロセス・組織・スキルの過ちへの対処

 

⑦企業変革の落とし穴(ジョン・P・コッター)

 →企業変革の8段階の落とし穴をいかに回避するか

 

⑧マーケティング近視眼(セオドア・レビット)

 →成長産業は存在しない。成長は自ら創り出すもの。

 

⑨戦略の本質(マイケル・E・ポーター)

 →戦略の本質である活動を「活動システム・マップ」で明らかにする

 

コア・コンピタンス経営(C・K・プラハラッドほか)

 →SBU対コア・コンピタンス

 

 発表された時から時間が経っても、本質をついた論文は色褪せないですね。しかし、名前は知っていても、書籍でしっかりと読んだのは4冊どまり。

 何となくイメージを知っている程度なので、もう少し突っ込んで、要点くらいは話せるように、未読の書籍についても読んでみようと思います。

(未読:③④⑤⑥⑧⑩)

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