MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

徳川家康(16)(山岡荘八)

徳川家康(16)』(山岡荘八)(〇)

全26巻。3度目の挑戦.。
今回は、リーダーとしての徳川家康を意識して読んでいます。.

 

(第16巻の見どころ‥小説なので詳細は割愛します)
秀吉の死後、家康と三成の深まる溝。朝鮮からの撤兵。武断派武将と文治派吏将の対立。そして、様々な対立を中和する要にあった前田利家の死。関ケ原の戦いへの伏線となる天下人が亡くなったあとの混乱の描写が魅力の巻。

 

(備忘‥年表のみ。年齢は数え年)
・1598年8月(57歳):秀吉、秀頼を家康・前田利家らに託す。秀吉死去。

・1598年8月(57歳):家康・前田利家、秀吉の喪を秘して、諸将に朝鮮からの帰還を命ずる

・1598年12月(57歳):家康、島津竜伯(義久)、細川幽斎らの亭を訪問。

・1599年1月(58歳):家康、伊達政宗福島正則・蜂須賀一茂らと婚姻を約束。

・1599年1月(58歳):前田利家、家康を訪礼。家康と和解。

・1599年2月(58歳):四大老五奉行と家康、誓書を取り交わす。

・1599年3月(58歳):家康、前田利家を見舞う。前田利家没す。

・1599年3月(58歳):家康、加藤清正らに追われる三成を匿う。

・1599年3月(58歳):向島より伏見城に移る。

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