MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

徳川家康(18)(山岡荘八)

徳川家康(18)(山岡荘八)(〇)

全26巻。3度目の挑戦.。
今回は、リーダーとしての徳川家康を意識して読んでいます。.

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(第18巻の見どころ‥小説なので詳細は割愛します)
 1600年9月15日、ついに東西あわせて18万人以上が激突した関ケ原の戦い。
 18巻は関ケ原直前から、敗戦処理の様子が詳細に描かれています。
 

(備忘‥年表のみ。年齢は数え年)
・1600年9月1日(59歳):家康、江戸を出発し、西上する。

・1600年9月6日(59歳):遠江白須賀で小早川秀秋の使者と会う。

・1600年9月8日(59歳):尾張一宮藤堂高虎と会い、清州城に入る。

・1600年9月14日(59歳):美濃赤坂城に着き、党軍諸将と軍略会議を開く

・1600年9月15日(59歳):美濃関ケ原に戦う。小早川秀秋が東軍に応じたことを機に西軍は大敗。

・1600年9月17日(59歳):三成の居城佐和山城を攻める。

・1600年9月27日(59歳):大坂城に入り、豊臣秀頼に会う

・1600年10月1日(59歳):石田三成小西行長安国寺恵瓊を処刑する

 

 全26巻、家康の生涯の中でおそらく最も華々しく語られる関ヶ原の戦い。わずか半日の戦いで天下が決したわけですが、そこに至る用意周到な外交交渉もさることながら、戦いが終わった後の論功行賞と内政の妙は、その後265年間にわたる江戸時代を知るうえでとても興味深いです。

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