MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

徳川家康(21)(山岡荘八)

徳川家康(21)』(山岡荘八)(〇)

 全26巻。3度目の挑戦.。
 今回は、リーダーとしての徳川家康を意識して読んでいます。.

 

(第21巻の見どころ‥小説なので詳細は割愛します)
 1605年~1609年頃までの平和な時期にあたる21巻。世の中から戦いがなくなると、自ずと商業の話、貿易の話、宗教(キリシタン)の話などに話題が移る。諸大名の中では、特に伊達政宗を警戒している家康の様子が窺える第21巻。

 

(備忘‥年表のみ。年齢は数え年)
・1605年5月(64歳):高台院を通じて秀頼の状況を求める(淀君が拒否)。

・1605年5月(64歳):松平忠輝、家康の名を受けて秀頼を訪ねる。

・1606年3月(65歳):諸大名に命じて江戸城を増築。

・1606年3月(65歳):上洛のため江戸を出発。途中、駿府に寄り、城郭を巡視し、ここを隠居の地と決める。

・1606年8月(65歳):二条城で能楽を催し、高台院らを饗応する。

・1606年11月(65歳):江戸に帰城。

・1607年1月(66歳):第五女市姫生まれる(母は太田氏)

・1607年7月(66歳):駿府城修築完成。これに移る。

・1607年12月(66歳):駿府城火災→諸大名に駿府城の再建を命ずる

・1608年3月(67歳):駿府城の再建成り、これに移る。

・1609年1月(68歳):西国諸大名が盛んに築城している情報を聞き不快を表す

・1609年7月(68歳):広島城福島正則、居城を修築し、家康の意を害する→正則、これを壊す。

 

 20巻につづき、21巻も平和な時期。歴史小説的には、トピックスが少ない。。。

f:id:mbabooks:20151121071618j:plain