全26巻。3度目の挑戦.。
今回は、リーダーとしての徳川家康を意識して読んでいます。.
(第26巻の見どころ‥小説なので詳細は割愛します)
家康の大往生を書き上げた最終巻。死して後も太平であることを願い、伊達政宗を押さえるために、正宗本人ではなく、正宗の娘婿で家康の六男忠輝に対し「永対面禁止」を申し渡す(のち改易・流罪)という、最後まで公人としての厳しさを貫いた生涯の最終章です。
【1~26巻を読み終えて感じたこと】
一人の人生を約半年間の時間をかけて26巻約13000ページを読む。長い時間をかけるとその間、「この時どんな心境だったんだろう?」と何度も考えさせられました。
信長・秀吉・家康の人柄を表す喩えとして、「ホトトギス」(「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」ってやつです)が有名ですが、私が感じたところで、3名を喩えるなら・・
「時代の流れを創った信長」
「時代の流れに乗った秀吉」
「時代の流れを読んだ家康」
というところでしょうか。
リーダーとしての家康からの学び。
それは、「人の心をとらえ、時代の流れを読み、太平の世を築くために、公人としてなすべきことを貫きとおした強い意志」。
やはり、日本史に残る偉大な人物だとあらためて感じます。
(備忘‥年表のみ。年齢は数え年)
・1616年1月21日(75歳):駿河田中に放鷹に出向く。茶屋四郎次郎の揚げた天ぷらにあたり、22日病にかかる。
・1616年4月17日(75歳):駿府にて死去。柩を駿河久能山に移す。
・1617年3月:秀忠、家康を下野日光山に移葬する。
・1617年4月:日光東照社正遷宮の儀、日光東照社法会を行う。