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MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。MBA講座と歩む読書生活。講座関連の書籍、講師お薦め本などを紹介。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキルなど、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

「脳の疲れ」がとれる生活術(有田秀穂)

『「脳の疲れ」がとれる生活術』(有田秀穂)(〇)

 「メンタルヘルスとリーダーシップ」の授業でセルフケアに関連する本を探していたところ、本書に出会いました。サブタイトルには~癒しのホルモン「オキシトシン」の秘密~とありますが、オキシトシンは、脳の疲れを癒し、気分を安定させ、人に対する信頼感が増し、心地よい幸福感をもたらしてくれるようです。多かれ少なかれ誰にでも「脳の疲れ」はあると思います。普段の生活の中で癒しのホルモンを分泌させる、ちょっと知っているだけで得する内容でした。

 

■ひとことまとめ

眠りとふれあいが癒しのホルモン「オキシトシン」を分泌する。

 

(印象に残ったところ‥本書より)

オキシトシンセロトニン神経の関係

 セロトニン神経の活性化によって、ストレスを受け流すことができるようになり、安定した心になる。オキシトシンが分泌されるとセロトニン神経に影響を与え、セロトニン神経も活性化される。

 

〇脳内にセロトニンオキシトシンを分泌させる方法

①夜12時までに寝る

 夜12時がメラトニン分泌のピーク。太陽が昇る明け方にはゼロになる。

②夕食後はパソコンは操作しない

 メラトニンは日没後に分泌されるため

③夜は携帯で長話しない。ベッドの近くに携帯を置かない。

 PC、携帯電話から出ている電磁波が睡眠ホルモンであるメラトニンを壊すということが様々な研究でほぼ裏付けられている。

⇒①~③は睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を良くし、睡眠をとる条件

 

④朝日を浴びる(朝方生活に)

⑤朝夕30分ほど歩く(又は、ジョギング・サイクリング・スイミングなどのリズム運動を30分程度)

⑥呼吸法をする(これもリズム法の一種)。1日に何回か5分ほど腹式呼吸をする。

⇒④~⑥は、セロトニン神経を活性化させる

 

⑦家族団らん

⑧夫婦、恋人とのふれあい

⑨感情を素直にあらわす

⑩親切を心がける

⇒⑦~⑩はオキシトシンの分泌を促し、セロトニン神経も活性化させる

 

〇脳の疲れをとるには、いい睡眠をとる

 脳の疲れをとるために大事なのは、ぐっすりと眠り、よい睡眠をとること。セロトニン神経を活性化して、夜はメラトニンが十分に分泌されるようにすること。

 

セロトニンの原料トリプトファン

 メラトニンが十分に合成される前提条件として、まずセロトニンが作られなければならない。その原料がトリプトファントリプトファンは、牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、豆乳などの大豆類、赤身の魚類などたんぱく質が含まれる食品や、ごま、バナナ、マンゴーなど多くの食品に含まれている。手軽に取れるのは、乳製品やバナナ。

 

オキシトシン

 出産後赤ん坊を育てることに直結したことで有名なホルモン。最近、母親だけが出すものでなく、母親になっていない女性も、男性も年齢も関係なく分泌されることがわかってきた。

■効果

①人への親近感、信頼性が増す

②ストレスが消えて幸福感が得られる

③血圧の上昇を抑える

④心臓の機能をよくする

⑤長寿になる

オキシトシンを分泌させる付き合い

 母子の愛情や男女間の愛情の交流だけでなく、仲間と飲んだり食べたりしながら話すこともオキシトシンが分泌される。高級レストランよりも、狭くてカウンターで肩を寄せ合うように飲み食いするような赤ちょうちんや居酒屋のほうが効果がある。狭い空間で行われる茶の湯も同様の効果がある。

 

 対話、人とのふれあい、朝型生活、早めの就寝、よく眠るための夜のPC・電磁波を控えること、歩くことや呼吸法などのリズム運動・・・どれも生活習慣に手軽に取り入れられる方法だと思いました。夜にPCでこの原稿を打っている自分に反省しつつ・・。ちょっと意識して生活改善してみましょう!

「脳の疲れ」がとれる生活術 (PHP文庫) | 有田 秀穂 | 本-通販 | Amazon.co.jp

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