MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

いつも品がよく見える人の外見術(神津佳予子)

『いつも品がよく見える人の外見術』(神津佳予子)(〇)

 AICI国際イメージコンサルタント協会東京チャプター前会長を務められた著者。

 自分に合ったパーソナルカラーとは、何となく好みの問題と考えていましたが、身にまとう色味を変えるだけで印象が大きく変わる。おしゃれであることは、生まれながらにして持っているパーソナルカラー(主に肌の色)とファッションとの色の調和がとれていることということを知りました。著者は、ライブ講師をご縁に知り合って以来、一度はコンサルティングを受けてみたいと思っていた方なのですが、本書を読んでさらにその思いが高まりました。

 

(印象に残ったところ‥本書より)

〇外見術

 「仕事の専門力+人間的魅力+自己表現力」の3つの要素が合わさり、相乗効果をあげてこそ、外見術は成り立つ。

 

〇第一印象は2秒で決まる

 外見術は本来の美しさを引き出し、それを上手に相手に伝えていくことにより、自分をより自分らしく表現できるようにするもの。自身の実力・人柄・魅力を一瞬で伝える外見術は、言葉以上に雄弁なもの。

 

〇本来の自分が輝き出すカラー

 その方に最も合うカラーの布を顔のそばにあてると、その人本来の美しさがオーラのように輝き出す。肌・唇・瞳・髪の色は各人微妙にことなり、イエローアンダートーンの人もいれば青みがかったブルーアンダートーンの人もいる。顏と服の色味があっていると、その人本来の美しさが際立つ。全身の8~9割が洋服で覆われている。顏は着ている服の色の影響を受けるので、色選びは特に重要。

 

〇プロフェッショナル感のあるおしゃれ

 ビジネスの服装と個人的なおしゃれは別物。ビジネスで人に会うときは、「仕事でお世話になっている大切な方のために、居住まいを正してまいりました」というメッセいーじを発信していくとよい。

 

〇名刺交換

 日本人同士なら相手の方が異性の場合は、約118㎝まで近づくと最も好感度が高い(同性なら108㎝まで近づいてOK)。その間隔であいさつしてから、一歩前に出てから名刺交換をするとさらに好感度を高める。

 

〇歩き方の品性

 姿勢よく歩いていれば、5歳は若く見える。背筋を伸ばし、丹田(へそ下2センチ位)軽く力を入れ、「わきの下は全部脚なのだ」という意識で、コンパスを動かすように歩くことが素敵に見せるコツ。ポイントは歩幅をやや大きくとること。

 

〇男性のスーツに関する基本知識

・基本はダークスーツ。濃茶のスーツはダークスーツの範疇に入らない。濃紺、ミッドナイトブルーのスーツは引き締まった印象を与え、力強さを感じさせるので、好感度ナンバーワン。

・他者との差別化は襟元のコーディネート。シャツの色、襟の形、ネクタイの3つをどう演出しどう調和を図っていくかにより、自分らしさを表現すること。カラーシャツはスーツよりも薄い色を選ぶ。ネクタイの色はシャツよりも濃い色にする。シャツの襟の形は、ビジネスの場に最もふさわしいのはレギュラーとワイドスプレッド。ネクタイとポケットチーフは同色にせず、配色効果の高い色を組み合わせる。

 

 知らないと全く気付かない知識。しかも自分では気づきにくい。そして、ビジネススーツはこれからもずっと着るものと思えば、早いうちに自分に合う色味やコーディネートを知っておきたいと思いました。少なくとも一般常識を外して恥をかくようなことがないように。。。

いつも品がよく見える人の外見術 (青春文庫)

いつも品がよく見える人の外見術 (青春文庫)

 

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