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MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。MBA講座と歩む読書生活。講座関連の書籍、講師お薦め本などを紹介。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、自己啓発本、ビジネススキルなど、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

僕らが毎日やっている最強の読み方(池上彰、佐藤優)

『僕らが毎日やっている最強の読み方』(池上彰佐藤優)(〇)

 このお二人が新聞・雑誌・ネット・書籍の読み方について解説した一冊。お二人がスゴイのはもちろんですが、一般の人が読む際の注意点やポイントについて的確な解説がされており、とても刺激があるお薦め本です。冒頭カラーのお二人の執務スペースや仕事グッズも興味が湧きます。

 

(印象に残ったところ‥本書より)

〇新聞の読み方

・ネットが普及しても、新聞は世の中を知る基本かつ最良のツール。

・情報収集の基本は新聞だが、全国紙1紙では不十分。最低2紙に目をとおす。

・延べ2時間以内に収めるように、ストップウォッチで計りながら読んでいる。

・地方紙の「死亡広告」「不動産広告」「書籍広告」に注目すれば、土地柄や経済状況が見えてくる。

・新聞は、飛ばし読みが基本。記事を読むかどうか、見出しとリードで判断し、迷った記事は読まない。

・見出しだけで済ませる記事、リードまで読む記事、最後の本文まで読む記事の3段階に分けて読む。

 

〇雑誌の読み方

・電子雑誌の定期読み放題は、まさに革命(2016年11月現在「dマガジン」は月額400円+税で160誌以上の雑誌が読み放題)。

・雑誌には、娯楽と実用性の要素がある。ただし、雑誌は娯楽で読むものと考えるのが基本。

・雑誌は気になる記事が2~3本あれば買う。

・新聞と同じで、雑誌も拾い読みが基本。隙間時間には雑誌、まとまった時間には書籍を。

 

〇ネットの使い方

・ネットは上級者のメディア。情報の選別には、かなりの知識とスキルが必要。

・非常に効率が悪いメディア。同じ時間なら、新聞や雑誌を読むほうが効率的。

・調べものは、ネット検索よりも、辞書・辞典・サイトが効率的。

・ネットサーフィンとSNSは、インプットの時間を蝕む。時間を確保するには、「ネット断ち」「スマホ断ち」も大事。

・ネットに繋がらない不自由さが知的強化になる。まずは1日1時間のネット断ちから始める。

・ネットの価値は、まとめ記事より原文にある。マニアックなサイトより、公式サイトを見る。

 

〇書籍の読み方

・世の中を理解するには書籍がベース

・書店に並ぶ書名と帯を見るだけで勉強になる。

・まとめ買いした本を何冊か読んでいくと、それらの関連書籍の元になっている「タネ本(基本書)」が分かる。どんなジャンルでもベースになるタネ本はせいぜい3冊なので、そこはしっかり読む。

・いい本に出合うコツは、本をたくさん買うこと。本は、迷ったら買うが原則。本の情報は安い。

・読むことで優位に立てるのが古典。読んでいないあなたが悪いと言えるのが強み。

・優れた個展は複数の読み方、解き方ができる。

・読み方は、本の種類で変える。基本書は熟読し、速読の本も、「はじめに」「おわりに」は目を通す。

・真ん中部分を見れば、その本の実力が分かる。真ん中に誤植が多い、文章が乱れた本は読まない。

・1冊を5分で読む超速読を駆使して、熟読すべき本科見極め、読む箇所のあたりをつける。

・1冊を30分で読む普通の速読は、重要箇所を1ページ15秒で読み、残りは超速読する。

・本は線を引き、書き込みをしながら読む。速記用のシャーペン、芯の濃さは2Bがおすすめ。

・読書ノートには、記憶のトリガーになる出来事を一緒に書きこむと、関連して本内容も思い出せる。

・読書には、ネット断ちと酒断ちが必要。

・通勤時間は絶好の読書タイム。飛行機では思ったより本が読めない。新幹線が最適。

・本はまず紙で読み、携帯したい本を電子で買う。

・歴史の学び直しには、日本史A、世界史Aを活用。基本と大まかな流れが一気に分かり、効率的。

 

 上記は各単元のまとめから抜粋しましたが、本文にもノウハウが山盛り。しかし、この方々のインプットはすさまじいです。。。真似はできないけど、「はじめに」にも書かれているとおり、真似をするのではなく、自分流のスタイルを構築すること。ここ10年でだいぶ自分流が確立してきた気がするが、こういう本に出合うと、まだまだ発展の余地があるものだと感じます。

僕らが毎日やっている最強の読み方

僕らが毎日やっている最強の読み方

 

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