『アンソニー・ロビンズの「成功法則」』(アンソニー・ロビンズ)
世界No.1カリスマコーチと称される著者。この方のコーチングを受けた著名人がすごすぎます。クリントン元大統領、ゴルバチョフ、マザーテレサ(そもそもコーチングを受けたことに驚き!)、ダイアナ妃、ネルソンマンデラ、ロナルドレーガン元大統領・・・。錚々たるお名前を見るだけで、一体どんな人?何を伝えているの?と興味津々で読みました。本書は365の切り口からのコーチング解説書。「最初から読み、学んだ内容を思い出し、ノートに考えたことを書き写し、そして、すぐ実行せよ」との冒頭メッセージからスタートします。
(印象に残ったところ‥本書より)
〇夢を実現させるための秘訣は、絶対にあとで撤回できないように自分の決意を宣言し、自分から辞められないような、強制的なミッションにすること。
〇最初にしなければならないのは、夢を具体的に目に見える形に描くこと。それをどれだけ正確に感情のこもった言葉にできるか。
〇まずは4日間、毎日10分間を目標設定の時間に充てること。目標設定の間は、「望みどおりになるのであれば、どのような人生を送りたいか」「失敗しないと分かっていれば何をしたいか」と、自問自答する。
⇒①5分間あらゆる可能性を探る、②期限を設ける、③1年以内に達成する第一目標を蛍光ペンでマークする、④最後の2分間で1年以内にこの目標を何としても達成したい理由を文章にする。
〇今から1年後の姿を想像する。「もし目標が達成できたらどんな気分?」「そんな自分をどう思う?」「人生がどんなふうに見える?」と自問自答することで、なぜその目標を達成しなければならないか「理由」が明確になる。はっきりした理由があれば、方法も自ずと明らかになる。
〇幸せになるために禁欲的に努力するのと、幸せな気持ちで努力することには雲泥の差がある。目標にどれだけ近づいているかではなく、目標に向かって歩みを進めているということ自体が一時的な結果よりも重要。
〇どうせ『いつか笑い話』になるようなことなら、『今日実践できないことはない』
〇判断のマスターシステム
①ステート‥同じ言葉でも心の状態で受け止め方は異なる
②自分にどんな説明をするか
③何を大切と思うかという価値観
④何を信じているかという信念
⑤どれにフォーカスするかという参照ポイント
〇これまで運命をプラスの方向に形作ってきた確信の真ん中にあるものは、「どのような質問でも、問い続ければ必ず答えは得られる」
〇一次価値と二次価値
心の底から大切に思う「一次価値」、手段としての「二次価値」(お金、地位、学位、子供、恋愛)。まずは自分が本当に望む目的(一次価値)を知り、それに照準を合わせる。
〇意識の中心にあるものは何でも手に入る。本当に何をしたいのかを明確にすることが重要。例えば、禁煙のように、いままでしてきたことをやめる目標を掲げるより、むしろ、「もっと健康になりたい」「これまでよりずっと元気で、生き生きとした自分になりたい」。そう決意すること。
〇重要なのは「いつ」「どのタイミングで」ご褒美の原理を使うか。
・まずご褒美リストをつくる
・特定の行動に対して、一定の期間で自分でご褒美を与える(定間隔スケジュールの強化)
・習慣化し、新しいパターンに1カ月継続してご褒美を与えた後は、ご褒美を減らしていくほうがいい
・並外れた努力に対しては、特別のサプライズを必ず与える
・くじけそうになったら、必要なのは思いがけないご褒美
上記の他にもかなりの手法が書かれていました。全体を通して思ったのは、やはり継続は力。そして、忙しい中でも自分のことについて、ゆっくりと考える時間も必要かなと。そんなことを思いながら、来月からは、月に1度、「自分の日」を設けてみようと思いました。
世界No.1カリスマ・コーチ アンソニー・ロビンズの「成功法則」 人生に奇跡を起こす12のステップ
- 作者: アンソニー・ロビンズ,クリス岡崎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2014/04/10
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