『ドラことば 心に響くドラえもん名言集』(小学館ドラえもんルーム)<2回目>
自宅の本棚で目に留まり立ち読み。さらっと読める内容ですが、コーチングを学んだ今、あらためて「あ~、そっか~」と、言葉に立ち止まることが多く、そのまま読み切ってしまいました。そして、やはり印象に残るという点では、ジャイアンの名言は秀逸です。。。
(印象に残ったところ‥本書より)
〇家族編(しずかちゃんの結婚前夜)
・「きみは僕たちに素晴らしい贈り物を残していってくれるんだよ。最初の贈り物は君が生まれてきてくれたことだ。午前三時ごろだったよ。君の産声が天子のラッパみたいに聞こえた。あんなに楽しい音楽は聞いたことがない。病院を出たとき、かすかに東の空が白んではいたが、頭の上はまだ一面の星空だった。この広い宇宙の片隅に僕の血を受け継いだ生命が今生まれたんだ。そう思うとむやみに感動しちゃって。涙が止まらなかったよ。それからの毎日、楽しかった日、満ち足りた日々の思いでこそ、君からの最高贈り物だったんだよ。少しぐらい寂しくても、思い出が温めてくれるさ。・・・そんなこと気に掛けなくていいんだよ。・・・やれるとも。のび太くんを信じなさい。のび太くんを選んだ君の判断は正しかったと思うよ。あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それが一番人間にとって大事なことなんだからね。彼なら間違いなく君を幸せにしてくれると僕は信じているよ」(しずかちゃんのお父さん)
〇決意編
・「運命なんてものはこの縄のように・・・いいこと悪いことが絡み合っているんだ。悪いことばかり続くもんじゃないよ。真面目に努力していればいつか・・。夜は必ず朝となる長い冬が過ぎれば、あたたかい春の日が・・」(ドラえもん)
・「自信を持て!ぼくは世界一だと!」(のび太)
〇ジャイアン猛語編
・「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」「おれたちゃ親友だもんな。スネ夫のものはおれのもの、おれのものもおれのもの」
・「表の模様が裏に、裏の模様が表についている珍しい50円だ。100円のかわりにやろう」
・「取ったんじゃない。借りたんだぞ。いつ返すか決めてないだけだ。ドロボーみたいに言うなっ」
〇ジャイアン正論編
・「金額で差別するのかよ!神様のくせに」
・「医者が患者のよりごのみしていいのか?」
・「税金?もっと金持ちからとれ!」
〇お説教編
・「よくみておくんだね。君が昼寝してる間も、時間は流れ続けている。一秒も待ってはくれない。そして流れ去った時間は二度と帰ってこないんだ!」(ドラえもん)
・「いっぺんでいいから、本気で悩んでみろ!」(ドラえもん)
・「じぶんというものをしっかりと見つめろ。悩んで悩んで悩んで悩みぬくのだ。そうすれば・・そこに新しい道が開けるだろう」(ドラえもん)
・「人の親切をありがたいと思わないのか。うれしいときは犬でさえシッポを振る。ネコでさえ喉を鳴らす。君は人間なのに・・・それでいいんだよ、大いに笑ったり、泣いたりしてこそ、人間らしい生き方と言えるんだ」(ドラえもん)
〇人生編
・「道を選ぶということは必ずしも歩きやすい安全な道を選ぶってことじゃないんだぞ」(ドラえもん)
・「そんなことしている間にもっと未来へ目を向けなくちゃ。振り返ってばかりいないで、前を見て進まなきゃ」(ドラえもん)
・「目が前向きについているのはなぜだと思う?前へ前へと進むためだ。振り返らないで常に明日を目指して頑張りなさい」(先生)
アニメには名言が多いですが、のび太くんを諭す登場人物の言葉が多いですね。のび太くんを見ていると、人の自然な感情と、人が成長し、その先に幸せな未来があということを感じてしまいます。