MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。MBA講座と歩む読書生活。講座関連の書籍、講師お薦め本などを紹介。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキルなど、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

成功の教科書(原田隆史)

『成功の教科書』(原田隆史)

 成功は技術である。中学校教師を20年間勤め、松虫中学校で7年間で13回の陸上日本一を達成したカリスマ体育教師と呼ばれた著者の成功に導くノウハウが詰まった一冊です。「強い勝利意識と高い目標設定」「長期目標設定用紙」「ルーティンチェック表」「日誌」。オリンピックの金メダリスト、偉人、成功者を分析し、成功するプロに共通するものをヒントとした独自のツール。実績が物語る高い効果に惹かれる内容です。

 

(印象に残ったところ‥本書より)

〇成功の定義

 成功とは、自分にとって価値のあるものを未来に向かって目標として設定し、決められた期限までに達成すること。

 

〇成功のための原則

①「成功する」と決める

 大きな夢を描き、その夢を具体的な目標に変え、目標に近づくための具体的な方法を考え、毎日やり続け、自分でやり切ること。そして、最後まで自分で責任をとること。

②大きな成功は、小さな成功の積み重ね

 

〇成功の技術を支えるのは心

・心のコップ論

 成功の技術は誰でも身につけることができる。しかし、伏せたままのコップに水が注げないように、どんなに良い技術だとしても、心が上に向いていない人には注ぎ込めない。

・心の壺

 元気を満たす燃料タンク。いつも一杯にしておく。心の壺に元気を注いでくれるメンターの存在を大切にする。

 

〇強制疑似演出

 模範となる成功モデルがいるならば、その成功者の生活に憧れるだけで終わりにせず、例えばその人がいつも食事をしているレストランを調べて、実際に足を運んで同じ食事をしてみる。少し我慢をして成功者と同じ味を知り、雰囲気を体験してくることで、セルフイメージは確実に高まるはず。

 

〇成功の技術

①成功の技術1:確実にイメージできる2週間先の目標設定から始める。

 確実に達成できそうな目標に挑戦し成功を繰り返すことで、目標設定のコツと自信をつかむ。

②成功の技術2:目標=期間×難易度

 まず期間を決めて、それから目標の高さ(難易度)を決め、その交点が今回の目標。目標を表すのは、横軸(期間)と縦軸(難易度)。

③成功の技術3:コンフォートゾーンを知り、目標設定の精度を高める

 まず、「最高の目標」と「絶対達成できる目標」を決める。この間が、その人にとっての「コンフォートゾーン」(安心できる場所)。

④成功の技術4:成功のための自己分析=過去の分析+未来への準備

⑤成功の技術5:過去の分析によって「最高の自分」と「最低の自分」を知る

 人間を分析する観点は、「心・技・体・生活・その他」

⑥成功の技術6:予想される問題点を洗い出し、解決策を見つけておく

⑦成功の技術7:経過目標と期日目標で、成功への階段を細分化

 期日目標は、目標達成までの期間を細分化することで立てていく。大きな階段を4つつくり、それぞれに日付を入れる。⇒その日までに達成する具体的な目標(方法ではない)を書き込む。目標達成期日までの期間を、ざっくりと4つの大きめのスモールステップに分けることで、期日目標を立てやすくする。

⑧成功の技術8:ルーティン目標で、目標の偏りや抜けを防ぐ

 ルーティン目標を「家庭内(生活面)」と「家庭外(仕事面・学校面)」の2つに分けて書き出せたら、その次には優先順位を付けて、常に優先順位の高い行動から実践していく。

⑨成功の技術9:幾重ものセルフコントロールで、目標を腐らせない

・目につきやすい場所に目標を貼る

・人に伝えて自分を追い込む

・イメージを言葉にして出す

・常に実力を発揮できるようにするために、自分なりの動作を決めておく

⑩成功の技術10:心を満たす目標の設定で、成功の確立を高める

⑪成功の技術11:メンターの存在を先取りし、欲しい援助を事前に決めてしまう。

⑫成功の技術12:奉仕活動、清掃活動で感謝の気持ちを表す

 

〇目標設定の失敗例

①「ルーティン目標」を目標にしている

②単位が揃っていない

③感情面が目標になっている

④数値化できない目標はない

⑤目標がノルマになっている

 

〇2種類の行動目標

①期日目標

 「いついつまでにやる」と期限を決めて取り組む具体的な行動

②ルーティン目標

 「毎日やり続ける」具体的な行動

 

〇日誌は究極のスモールステップ

 書くべきは「日記」ではなく「日誌」。

・日記:その日の自分の感情を「これが嫌だった、あんなことが面白かった」と思いつくままに書くもの。徒然なるままに書いていると、結局、愚痴や弱音、被害者意識で終わってしまう。

・日誌:心の壺を満たし、心を上に向けるためのもの。

■日誌に秘められた5つの効用

①過去の仕訳と未来へのチャレンジ

②心の壺に元気を満たす

③人生の質を高める

④「心・技・体・生活・その他」で今日一日を評価、検証する

⑤不満や愚痴もいいけれど、最後は明るく前向きに

 

 とにかく書くことの効用がキモになる原田メソッド。そういえば、会社の企画ものなどもそうですが、手を動かしているうちにアイデアが閃くことがあります。書けば脳が動いて何か出てくるもの。困ったら手を動かしてみる、付箋に書いてみる。立ち止まって、思考だけで進もうとしない。コレ大事ですね。でも、一人だと書けない・・手が動かない・・という方には、コーチングの寄り添った、問いかけが役に立つのだろうと思います。

成功の教科書 熱血! 原田塾のすべて

成功の教科書 熱血! 原田塾のすべて

 

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