MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。MBA講座と歩む読書生活。講座関連の書籍、講師お薦め本などを紹介。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキルなど、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

目標達成ノート(原田隆史)

『目標達成ノート』(原田隆史)

 原田式の目標達成ノート。手帳のような作りで、1年間、「毎日のスケジュール」、「ルーティン行動チェック表」、「今日必ずやること」、「今日良かったこと・気づいたこと」、「今日をもう一度やり直せるなら」を記載するようになっています。原田式の4大ツール、①オープンウィンドウ64、②目標・目的設定用紙(スターシート)、③日誌、④ルーティンチェック表も紹介されています。また、各月の冒頭のページに、原田式目標達成のエッセンスがまとめられています。以下では、そのエッセンスから抜粋してみます。

 

(印象に残ったところ‥本書より)

〇元気・やる気

 元気・やる気というものが、そもそもどこから生まれてくるのかと言えば、「未来設定」。自分の理想や夢など、何かしらのゴールを設定してこそ、心のエネルギーが高まり、元気ややる気がみなぎっていく。重要なのは、その実現への決意を持続できるような枯れない夢や目標を描くこと。そこで、コーチングの発想を取り入れ、枯れない夢や目標を設定させるためのフォーマットを考案したのが「原田式長期目的・目標設定用紙」。

 

〇心を育てながら成果を出す

 自立とは、「人格という人の土台を自ら成長させながら、結果・パフォーマンスを発揮すること」。つまり、心とパフォーマンスのバランスが取れている理想の状態。

・未来を描く⇒心を使う

・清掃、奉仕活動、エコ活動⇒心をきれいにする

・日誌や活動を継続する→心を強くする

・毎日の振り返り⇒心を整理する

・感謝の気持ちを持つ⇒心を広くする

 

〇自信の差

 いわゆる「伸びる人」と「伸びない人」の差がどこにあるのか?それはまさしく自信の差。自分に自信がある人は「こうなりたい!」という自分の未来のビジョンを描くことができる。逆に自信がない人は「どうせ自分には無理」とそもそも未来を描く初めの段階で立ち止まってしまう。

 

〇3日坊主でもそこから復活すれば「継続」

 習慣形成が下手な人というのは、3日で挫折したら、4日目からはもうそこに手を付けない。上手な人は、たとえ挫折しても、例えば6日目とか10日目あたりから、知らん顔をしてまた始める。

 

〇もし、もう一度やり直せるのなら・・

 ただ、反省するだけでは、具体的な行動が伴わないので、結局同じ失敗を繰り返してしまう。けれども、「今日をもう一度やり直せるなら」という視点で振り返ると、具体的に発想が拡げることができる。

 

〇習慣⇒自動化

 「意識して行う行動=顕在意識の行動」が、「無意識で行う行動=潜在意識の行動」になる。ルーティンのゴールは3週間(21日間)連続して実行できた場合、習慣化されたと判断してよい。習慣化されてしまえば、潜在意識で無意識に行動できるはずだから、ルーティンチェック表からその項目は外す。

 

〇高いレベルの目標が高いレベルの習慣をつくる

 上のステージの習慣形成ができると、その下の目標は単なる通過点となり、放っておいても100%達成できるようになる。例えば、日本一という最終的な目標の手前の目標は、日本一を目指して身につけた習慣によって自動的に手に入る。

 

〇主体変容

 自分が変わることで状況を変えていくことを「主体変容」という。不幸せ感情に支配されるマイナス思考がもたらすのは、被害者意識。本を読んだり、誰かと話している中で出会った「プラスの感情を表す言葉」は、忘れないようにメモをしておいて、自分がワクワクするような「感情表現のデータベース」を作っておく。

 

ストローク

 やる気や元気を高めてくれる言葉やコミュニケーションなどの「プラスの関わり」のこと。誰からどんなストロークをもらえば、心が満たされるのか、具体的に考えてみる。心が栄養不足になったと感じた時には、ストロークを自分からもらいに行く。

 

〇日誌を書く意味

 自分に教えてもらうというのは、つまり、自分と対話をすること。そして、日誌を書くことは、その効果的な方法のひとつ。日誌を書く時は、自分の隣に、自分を客観的に見つめるもう一人の自分がいるとイメージする。もう一人の自分とは、あなたに対して新しい気づきを与えてくれる実に頼もしい存在。

 

〇心のコップ

 心のコップが上を向いている人は、とにかく真面目で、真剣で、何事にも本気で取り組もうとする人。逆に心のコップが下を向いている人というのは、心が荒み、物事に対していつも投げやり、人の話にも耳を傾けない。高いパフォーマンスを発揮している組織の共通点は、時間がきちんと守られていること。整理整頓が徹底され、ゴミも落ちていない。気持ちの良い挨拶と「ありがとう」という感謝の気持ちが交わされている。

 

 このノートに類したフォーマットで取り組み始めて2週間強。これまで、10年日誌により簡単な1日の振り返りを1年以上続けてきましたが、さらに深まってきた感覚があります。とは言っても、どこかで「面倒だな」「負担だな」という自分もいて、まだまだだなと思います。自分のプラスに目を向けつつ、「今日一日をもう一度やり直せるとしたら?」という問いは、改善点にも目が行くので、バランスがいいかなと思います。「あのときこういう風に声をかければよかったな」とか、「気になったけどスルーしてしまったのをやっぱりやっておけばよかった」など、完璧な一日はなかなかないもので、そういった記憶を辿って、書き留めておくことはきっと意味があるのだろうと、今は信じながら進んでいる状態です。

原田隆史監修 目標達成ノート STAR PLANNER

原田隆史監修 目標達成ノート STAR PLANNER

 

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