『バシャール2017 世界は見えた通りでは、ない』(ダリル・アンカ、喜多見龍一)
バシャールとは、ロサンゼルスで映画関係の仕事に従事するダリル・アンカがチャネラー(媒介者)となり、呼び出される宇宙存在。本書は、「世界は私たちの「見えた通りでないかもしれない」をテーマに、世界の多重な構造、”わたし”や意識の不可思議、生と死、不可知な瞬間の感覚、分岐していく並行現実と多彩な話題を取り扱った一冊です。私にとっては、難解なところが多かったです。。。
(印象に残ったところ・・本書より)
◯世界の構造
・私たちが、「The One」(ザ・ワン)と呼んでいるものがある。ザ・ワンは完全に均質であり、そこには「他者、ほかのもの」は存在しない。そして、ザ・ワンには、自己意識はなく、自分が存在しているという概念すらない。
・ただし、ザ・ワンの”一部”には、自分のことを認識している部分がある。その部分を私たちは、「All That Is」(オール・ザット・イズ)と呼んでいる。オール・ザット・イズは、ザ・ワンの一部であって、このオール・ザット・イズは、自分がすべてであるということを「認識している」部分。
・それに対し、ザ・ワンは「ただ、存在している」と言える。
・しかし、オール・ザット・イズには自己意識がある。それはなぜかというと、オール・ザット・イズが、ザ・ワンの中に「オール・ザット・イズの”反映”(reflection)」を創ったから。
・反映としてのオール・ザット・イズができると、それは即、他のモノや他者も存在することができることになります。
・他者が存在するということは、比較対象ができるということなので、結果的に「わたし」という認識もできることになる。
・「他者」という知覚がなければ、「わたし」という認知もありません。
・そして「わたし」という認識があれば、自己認識ができるので、「自己認識=意識」が生まれてくることになる。
・つまり、コンシャス(意識)は、ザ・ワンの中にオール・ザット・イズとしてあって「自分で自分のことを認識している在り方」ということになる。
・したがって、コンシャスネス(意識)=Self-awareness「自己認識」ということ。
・オール・ザット・イズはすべて意識でできており、オール・ザット・イズが生み出すものすべては、意識でできている。
・なぜかというと、その範疇にあるものはすべてオール・ザット・イズの反映だから。
・つまり、意識の表現には、いろいろなレベルがあるということになる。
・意識の反映には、例えばオール・ザット・イズというレベルがあったり、みなさんが「オーバーソウル」と呼ぶレベルがあったり、あるいは「ソウル」(魂)と呼ぶレベルがあったりする。それらはすべて「意識の反映」。
・つまり、これらのレベルはオール・ザット・イズが、「みずからを経験するために」、自分の反映をいろいろな形で作っていることになる。
・「ソウル」というのはその中でも個別化の度合いが強いので、物質的な体験ができるようになっている。
・そして、「ソウル」が物質次元での経験をしたいと思った時には、「ソウル」の中に「ふたつのレベルと反映」を作らなければならない。それは、「非物質次元のハイアー・マインド」と「物質次元のフィジカル・マインド」。
・この二つを両方同時に創って、その二つが一つになって働いて初めて、「完成された一人の人間の体験」を創ることができる。
・というよりは、人間は「肉体の中に魂が入っている」という言い方より、「魂の中にハイアー・マインドとフィジカル・マインドが入っている」という方がぴったりくるということ。それが人間の構造。
・そして、オーバーソウルは、たくさんの個別化されたソウルの集合体。
・そして、オーバーソウルはオール・ザット・イズはオーバーソウルがたくさん集まったものだということ。
◯死の恐れ
①「自分という感覚」が、死ぬと「拡散」してしまって「私がなくなる恐れ」
②「死ぬと考えられなくなる」
③「自分の身の上に何が起きるかわからない」
◯死ぬタイミング
・もし死ぬべきタイミングが来たら、床に横になって目を閉じて、そして「私は死ぬ用意があります」と思って、1〜10までカウントしてみてください。
・10カウントした後、目が開くのであれば、それは、まだ自分のタイミングでなかったということ。それだけ、単純なこと。
・死ぬのが怖いと言っているのは、着替えるのが怖いと言っているのと同じ。死ぬのはそれだけシンプルなこと。
◯時間認識
・未来も過去も「別のバージョンの今」
・その「別バージョンの今」に、「自分がどのように関わるか」によって、過去だったり、未来だったりと思えるだけ。
・過去や未来というときは、「いまという瞬間」から「別の今」(未来や過去)とどういう関係を持つということ。
・自分の意識が拡大していけば、時間の流れという「連続性が(瞬間瞬間に)分断してくる」という体験が増えていく。
・それは、言ってみれば、1本のフィルムを一コマずつに切って、それぞれの「順番を変えてみる」ということと同じ。
・よりたくさんシンクロニシティを体験するようになってくると、人生が魔法のような人生になってくる。
うーん、よく掴みきれないけれど、分かる人には分かるのかな。『バシャール×安藤美冬』は分かりやすかったので、インタビュアーの関心テーマと自分の関心テーマのマッチング度合いによるのかなと思ったりします。
BASHAR(バシャール)2017 世界は見えた通りでは、ない バシャールが語る、夢から覚めてありありと見る、世界の「新しい地図」。
- 作者: ダリル・アンカ,喜多見龍一
- 出版社/メーカー: ヴォイス
- 発売日: 2017/11/08
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