MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

企業家リーダーシップ

ガンジー 奉仕するリーダー(ケシャヴァン・ナイアー)

『ガンジー 奉仕するリーダー』(ケシャヴァン・ナイアー)(◯) インド生まれの米国のコンサルタント。グロービスで学んだ企業家リーダーシップ(特に、ネルソン・マンデラの回)を思い出させる内容でした。リーダーシップ論の事例としてガンジーの生き方、…

ビジョナリーカンパニー②(ジェームズ・C・コリンズ)

『ビジョナリーカンパニー②』(ジェームズ・C・コリンズ)<2回目>(〇) グロービス経営大学院の企業家リーダーシップの課題図書として読んで以来2回目。やはり良書でした。本書は、転換点から15年間で株式の平均運用実績が市場平均の6.9倍にも達する偉…

松下幸之助の生き方(佐藤悌二郎)

『松下幸之助の生き方』(佐藤悌二郎) PHP研究所専務がまとめた松下幸之助の77の言葉(それぞれA4で1枚)を解説した一冊です。先に、『幸之助論』や『経営の神様と呼ばれた男』など、松下幸之助の生涯を描いた本を読んでから、本書を読むほうが、本書の良さ…

厳選!受講期間中に読みたい私のお薦め本(2015年12月末時点)

『厳選!受講期間中に読みたいお薦め書籍』(2015年12月末時点) 「授業前に読んだほうがいいお薦め本は?」とのご質問を頂いた際に、お薦めしている厳選書籍です。半年ぶりに更新いたしました。 (☆=最初の1冊としてお薦め) 【クリティカルシンキング】 …

中江藤樹の生き方(中江彰)

『中江藤樹の生き方』(中江彰) 企業家リーダーシップDay4の課題図書、『代表的日本人』(内村鑑三)の一人として紹介された中江藤樹(1608~1648年)。現在の滋賀県高島市に生まれ、やがて日本の陽明学派の祖と呼ばれる中江藤樹の生き方をコンパクトにまと…

二宮尊徳の経営学(童門冬二)

『二宮尊徳の経営学』(童門冬二) 企業家リーダーシップDay4の「代表的日本人」の一人として取り上げられた二宮尊徳。学校にある薪を背負って本を読む姿以外まったく予備知識なしでしたので、何か手がかりになる本はないかと探していたところ、本書に出会い…

上杉鷹山の経営学(童門冬二)

『上杉鷹山の経営学』(童門冬二)(〇) 企業家リーダーシップDay4の『代表的日本人』の一人として取り上げられた上杉鷹山。本書は、上杉鷹山を経営の観点からまとめています。童門さんの著書『小説 上杉鷹山』は上下巻でボリュームがあるので、とりあえず…

二宮金次郎に学ぶ生き方(中桐万里子)

『二宮金次郎に学ぶ生き方』(中桐万里子) 二宮金次郎七代目子孫の著者が、祖母から伝え聞いた二宮金次郎の姿や考え方をまとめた一冊です。二宮金次郎って「薪を背負って、本を読んでいる銅像」は知っているけど何やった人?っていう方が多いのではないでし…

大学・中庸(金谷治 訳注)

『大学・中庸』(金谷治 訳注)(〇) 企業家リーダーシップで田久保講師からご紹介いただいた古典です。「二宮尊徳が小学生くらいの年齢から読んでいた・・」という言葉に興味をそそられました(その後、徳川家康も6~7歳の頃にはすでに学んでいたことを…

幸之助論(ジョン・P・コッター)

『幸之助論』(ジョン・P・コッター)(〇) 企業家リーダーシップDay3の課題図書『幸之助論』です。何といっても著者が、ハーバードビジネススクールのジョン・P・コッター教授、監訳が金井教授という点に惹かれます。リーダーシップ論の第一人者であるコッ…

夜と霧(ヴィクトール・E・フランクル)

『夜と霧』(ヴィクトール・E・フランクル)(〇) 企業家リーダーシップ(Day2)で、ネルソン・マンデラ氏の研究を行ったときに、クラスメイトの方の、「『夜と霧』を思い出した」という一言が印象的だったので、読んでみることにしました。 本書は、アウシ…

松下幸之助 経営の神様とよばれた男(北康利)

『松下幸之助 経営の神様とよばれた男』(北康利)(〇) 企業家リーダーシップDay3(松下幸之助さんを議論)のあとに、振り返りを兼ねて読みました。松下幸之助さんの生涯を綴った一冊という意味では、課題図書である『幸之助論』を超えているんじゃないか…

実践経営哲学(松下幸之助)

『実践経営哲学』(松下幸之助)(〇) 企業家リーダーシップDay3で議論した松下幸之助さん。復習を兼ねて、講師お薦め図書を読んでみました(講師が40冊以上の読んだ中からのイチオシとの太鼓判をいただきました)。 先に、『幸之助論』や『経営の神様とよ…

神様の女房(高橋誠之助)

『神様の女房』(高橋誠之助) 企業家リーダーシップDay3の参考図書として読みました。 タイトルの「神様」は、松下幸之助さん。本書は、松下幸之助の奥さんである、井植むめのさんの生涯を綴った内容です。著者が松下家の執事を20年務めた方だけに、夫婦二…

ネルソン・マンデラ 私自身との対話(ネルソン・マンデラ)

『ネルソン・マンデラ 私自身との対話』(ネルソン・マンデラ) 企業家リーダーシップDay2(ネルソン・マンデラ氏)の復習として、読んでみました。本書は、マンデラ氏の手紙や会話、ノート、メモなどの中から270余りが収録されています。収監中、マンデ…

ネルソン・マンデラ 未来を変える言葉(ネルソン・マンデラ)

『ネルソン・マンデラ 未来を変える言葉』(ネルソン・マンデラ) スピーチ、手紙などから、ネルソン・マンデラの言葉を紡ぎ出した名言集です。 『信念に生きる』(リチャード・ステンゲル)など、他のマンデラ氏の書籍を読んだり、映画『インビクタス』を見…

信念に生きる(リチャード・ステンゲル)

『信念に生きる』(リチャード・ステンゲル)(〇) 企業家リーダーシップDay2の課題図書です(未受講の方は、受講後にお読みください)。 27年の刑務所生活を経て、アパルトヘイト撤廃に成功したマンデラ氏。タイトルどおり、信念とはこういうものだという…

渋沢栄一(童門冬二)

『渋沢栄一』(童門冬二) 『勇気堂々』(城山三郎)以来、久しぶりに渋沢栄一氏を小説で読んでみました。 日本資本主義の父。武蔵の豪農の出身で、徳川慶喜の側近となって理財面で才能を発揮。パリ万国博覧会の使節団で渡航後、明治に入って大蔵省の骨格を…

エンデュアランス(アルフレッド・ランシング)

『エンデュアランス』(アルフレッド・ランシング)(〇) 企業家リーダーシップDay1のケースの主人公、アーネスト・シャクルトン(アイルランド出身で後にイギリスに移住した冒険家。南極に4度アタック)。 授業では、極限の状況で、指導力を発揮したシャ…

ビジョナリーカンパニー2(ジェームズ・C・コリンズ)

『ビジョナリーカンパニー2』(ジェームズ・C・コリンズ)(〇) 企業家リーダーシップDay1の事前課題として読みました。 (未受講の方は受講後にお読みください) ビジョナリーカンパニーシリーズは、これまで1しか読んでいなかったのですが、今回読んだ…