『時間革命』(堀江貴文)(◯)
珍しく、一旦廃棄した本を買い直しての再読となりました。とあるきっかけで、「時間」に対してあらためて考え直してみることとなり、タイムマネジメントとかではなく、自分の時間に対する意識の向け方という観点から考えるきっかけをということで本書に至りました。そして、読み終わったら、本書の最後にある「(将来でも過去でもなく)現在の中にしか希望はない。それがわかったらあとは「時間について考える時間」すらムダだ。さあ、本を投げ出して、最高の「いま」を生きよう」。このとおり、今をどう過ごすかに意識がより強く向くようになってきました。
(印象に残ったところ・・本書より)
◯「自分の時間」
・自分の時間を増やす+他人の時間を減らす⇨人生の質が高くなる。
・まずは日頃から「これは自分時間?他人時間?」と習慣的に自問してみるといい。
◯恨み妬みは有害無益
・すべては「自分時間をどう増やすか」。「相手が自分をどう思うか」なんてことを思い煩って、自分の人生をおざなりにするなど、本当にもったいない。
◯シンプルとスピードが最強
・「シンプルに考えて、自分時間に満たされた人生を生きる」とは、全部を思い通りにして「あれもこれも」をバランスよく手に入れるということではない。
・むしろ本当に大切にしたいこと以外はすべて手放し、自分の根本的な欲求に向き合うこと。
・「自分にとって一番大切なことは何か?」それをシンプルに絞り込めた人こそが、自分の時間を手に入れている」
◯デスクに長く座る人間は無能
・スマホが使える時代に「空間」に縛られた働き方をしている人は、必ず「時間」をムダにしている。スマホを使えば簡単に手に入る隙間時間をみすみすドブに捨てている。
◯優先順位
・人生において何を優先するかについては「1つずつ、どっぷり集中」を心がけたほうがいい。逆にどうでもいいことについては、できるだけマルチタスキングでさっさと片付けるべき。一個一個を丁寧にやる意味がない。
◯継続自体に意味はない
・大事なのは「続けること」ではなく、「動き続ける」こと。
◯無常こそ体感時間を無限にする
・既存の仕組みや制度を「当たり前のもの」と受け止めた瞬間に、あなたの自分時間はものすごいスピードで手元からこぼれ落ちていくようになる。
◯経験とは自分で足を踏み出した歩数
・人が動くのを邪魔するのは経験。経験にまつわる課題は2つ。①経験が少なすぎる、②動かないでいる人にはそれを得るための機会がやってこない。
◯ネガティブなことを考える前に動く
・過去や未来について考えないようにするには、どうすればいいか?極限まで予定を詰め込んで、忙しくする。あなたの意識が過去や未来の方に彷徨い出てしまうのは、あなたの現在んがスカスカで中身がないからだ。ヒマはやはり悪だ。
◯小利口は救いようがない
・ゴルフの例え。カップまであと5ヤード。このパットを入れればバーディ。中途半端に経験を積んだアマチュアプレーヤーは、カップの手前で止まるような弱いパットを打ってしまう。なぜこうなるのかといえば、あえてリスクを取るような強めのパットを打つよりも、一旦カップの手前まで寄せるパットをして、その次で決めれば確実にパーが取れるという計算が働くから。
・バーディチャンスにパーを狙ってしまうような人は、絶対にバーディを取れない。バーディを取るためには、手前で止まるような弱気なパットを打ってはいけない。当然そうやって打ったボールがカップを超えてしまうことはある。しかし、その「失敗」には大きな価値がある。その失敗によって、次にカップに戻るまでのライン(芝の目)が可視化されるからだ。
・リスクを取らない人間は、この軌道修正のチャンスを手に入れることができない。
・一番ダメなのは、中途半端に経験から学んでいるやつだ。「小利口」が一番救いようがない。
「自分の時間」と「他人の時間」。そして、「睡眠時間」と「無意識時間」。この4つのバランスを円グラフで描いてもらい、その時間をどう変化させていくかというオリジナルワークがあります。例えば、仕事の時間も「自分の時間」にもなるし「他人の時間」にもなる。会社勤めであれば、どうしても「他人の時間」が多くなりがちですが、ここでも今をどう過ごすか?によって 「自分の時間」が増えるように思います。そして、自分のポジションもありますが、年々「自分の時間」が増えています。いずれにしても有限な人生の時間。自分の時間が増えるように意識・行動を持っていきたいと思います。