『自分を変える31の方法』(片山交右)
本書は、性格改善から創造性開発まで、心理技法をまとめた総カタログ。有名な手法も多く紹介されています。自分と向き合い、自分を深掘って理解し、行動に繋げ、より良い未来を作っていく。そのために、今後どの分野を探求していけば良いのか?そのきっかけを見つけるための導入本のような存在です。
(印象に残ったところ・・本書より)
◯31の方法
①気分をレイアウトする
・私が知っている私・知らない私×他人が知っている私・知らない私の4象限で考える。
②言葉で愛を運ぶ
・相手を理解する、配慮する、責任を持つ、尊敬する
③論理
・私たちは、ある出来事に自分の判断を付け加えて解釈してしまうクセがある。
④何かに夢中になる
・自分のすることに意味を見つけるロゴセラピー(フランクル)
⑤チューンナップ術
・考え方を変える→自己イメージを変える→心構えの変革→新しい私→積極的な行動
⑥内観法
・してもらったこと、して返したこと、迷惑をかけたことを振り返る
⑦出会いシミュレーション
・エンカウンターグループ/Tグループ
⑧身体から湧き上がる言葉・気分
⑨出会いのレッスン
⑩バイオエネルギー
⑪フォーカシング
・リラックス→いろいろな問題を思い浮かべる→全体を感じる→問題にハンドルをつける→チェック
⑫身構えの発見
⑬体をほぐし、心をひらく
⑭野口体操
⑮ツキを手に入れる気流法
⑯不可能を可能にするイメージ
・イメージの流れに身を任せる
⑰イメージでガンも治る
⑱スーパーラーニングと音楽瞑想
⑲潜在能力開発のスーパーセッション(サイコシンセシス)
・高次の自分の能力を顕在化する。ハイヤーセルフ・高次のセルフ(智慧・良い性質)。上位無意識(潜在能力が入っている)、中位無意識(思い出そうとすれば思い出せる部分)、顕在意識、下位無意識
⑳初対面の人とすぐに親しくなるテクニック(NLP:神経言語学)
㉑人生は芝居
・五感の記憶、感情の記憶
㉒今、ここに自分の足で立つ(ゲシュタルトセラピー)
・2つの椅子。「しなければならない」→「したい」へ。
㉓瞑想・ヨーガ・密教・禅
・自己暗示:自分に命令する→積極的な連想をする→私は◯◯ができたと断定する
㉔アルファ脳波
㉕スーパーマインド
・感情5つの法則
1)感情は、そのまま放っておけば山型のカーブを描いて消えていくもの
2)感情は、これに注を集中すればするほど強くなる
3)感情は、新しい経験・行動によって体得し、それを反復することによって、ますます強くなり、固定する
4)感情は、同一の感覚になれるに従って鈍くなり、不感になる
5)感情は、その衝動を満足させれば、急速に鎮まり、消えていく
㉘パーソナリティ
・防衛のヨロイ3タイプ
1)人に対して近づいていく態度
2)人に反抗する態度
3)人から遠ざかっていく態度
㉙前世からの記憶を辿る
㉚顔を測って適性を発見する
㉛催眠
思考、感情、身体。脳、心、身体といっても良いこの3つをバランスよく見つめて、今の自分に気づくところからスタート。この3つのバランスが良い状態を保っていけば、自ずと良い結果がもたらされるように思います。思考優位の時、感情優位の時、身体優位の時、人にはいろいろな状況がありますが、今ここの状況に気づく大切さを改めて感じるとともに、瞑想、マインドフルネスといったアプローチをまた学び直したくなりました。