MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

D2C(佐々木康裕)

『D2C』(佐々木康裕)(◯) わかりやすい!おもしろい!でお勧めエントリーです。D2Cとは、Direct to Customer。テック×小売を実現した新しいスタイルの業態です。表紙・裏表紙から引用すると、単なる中抜きではなく、顧客との関係性、ものづくりのプロセス…

なぜリーダーは「失敗」を認められないのか(リチャード・S・テドロー)

『なぜリーダーは「失敗」を認められないのか』(リチャード・S・テドロー)(◯)<2回目> 久しぶりに再読してみましたが、前回読んだ4〜5年前に比べて良書だという感じ方が高まっていました。おそらくその間の自分の経験によるものだと思います。本書は…

広く弱くつながって生きる(佐々木俊尚)

『広く弱くつながって生きる』(佐々木俊尚) ネットワーク理論に関連しそうな本を探していて、書店で偶然見つけた書籍です。本書では、人間関係をちょっと考え直してみることで、生きづらさを日々から取り除いて、もっと楽に過ごせるようにしようということ…

弱いつながり 検索キーワードを探す旅(東浩紀)

『弱いつながり 検索キーワードを探す旅』(東浩紀) 情報を自由に検索しているつもりでも、実は全てGoogleが取捨選択した枠組みの中。ネットを触っている限り、他社の規定した世界でしか物を考えられない世界になりつつある。その世界から飛び出すには、Goo…

仕事の思想(田坂広志)

『仕事の思想』(田坂広志)<3回目>(◯) 週末の勉強会テーマ「仕事」に向けて再読しました。一つひとつのテーマに対する深みを感じるのが著者の著書。振り返りと内省。そこから先への思考・行動。本を読むことでこういう動きが作り出せ、「行動」に変化…

ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学(入山章栄)

『ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学』(入山章栄)(◯) 現在読書会を行っている『世界標準の経営理論』(約800ページ)の抜粋要約版のような本書。発売順では、本書⇨『世界標準の経営理論』ですが、私の場合は、本書が積読に眠ってたため、…

乱談のセレンディピティ(外山滋比古)

『乱談のセレンディピティ』(外山滋比古) 思いがけない発見、偶然の結びつき・・・「セレンディピティ」を起こす可能性を高めることはできるのか。前作に『乱読のセレンディピティ』という著書があるのですが、著者は、「乱読」、つまり読書では自分の枠を…

センスメイキング(クリスチャン・マスビアウ)

『センスメイキング』(クリスチャン・マスビアウ)(◯) 「人間のあらゆる行動には、先の読めない変化がつきものなのだが、理系に固執していると、こうした変化に対して鈍感に、定性的な情報から意味を汲み取る生来の能力を衰えさせることになる」 『世界標…

『論語』がわかれば日本がわかる(守屋淳)

「『論語』がわかれば日本がわかる」(守屋淳)(◯) お友達にご紹介いただきました。「日本人らしさ」がどこから来ているのか。多くの日本人を無意識に縛っている常識や価値観とは何か。そのルーツを知るために参考になる一冊です。中国古典をわかりやすく…

沙門 空海(渡辺照宏、宮坂宥勝)

『沙門 空海』(渡辺照宏、宮坂宥勝) 高野山大学のレポートに向けて、論点となるポイントを読みました。文庫本だけど中身が濃く、さすが大学の参考図書だなと思います。本書は、弘法大師空海の人生を辿りながら歴史的功績がなんだったのかという点を中心に…

神・時間術(樺沢紫苑)

『神・時間術』(樺沢紫苑)(◯)<2回目> 今週末の勉強会テーマが「タイムマネジメント」なので、再読してみました。やはり、エッセンスが詰まっていて、良書だと思います。この手の実践をテーマとした書籍は、やはり自分が実践している方が、その体験を…