2022-01-01から1年間の記事一覧
『脳がよみがえる断食力』(山田豊文) 著者は、「山田式ファスティング」という、薬を用いずに、ビタミンやミネラル、ファイトケミカル、酵素、食物繊維など本来の食事学、解毒や断食といった自然な手段を用いて病気を予防し、健康状態を改善することが正し…
『韓非子』(本田済)(◯) 本書は、1969年刊行の筑摩叢書に基づく、1996年に刊行されたちくま学芸文庫文庫版(上下)を原本として、2022年に講談社学術文庫から刊行されたものです。現代語訳に加え、各章句の要点が冒頭に書かれており、読みやすいと思いま…
『1兆ドルコーチ』(エリック・シュミット他)(◯) 著者は、2001年〜2011年までGoogleの会長兼CEO、2011年〜2015年までGoogle執行役会長など、Google社の要職を歴任した方。 本書は、シリコンバレーの巨人、スティーブ・ジョブズ(アップル共同創業者)、…
『自分のリミッターをはずす!』(苫米地英人) 著者は、認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分析哲学)、計算科学者(計算機科学、離散数理、人工知能)。カーネギーメロン大学博士、同Cylab兼任フェローなどの肩書きを持つスペシャリスト。…
『王陽明「伝習録」を読む』(吉田公平) 陽明学の祖、王陽明(1472〜1528年)の名著『伝習録』を解説した一冊。陽明学は、江戸時代に入って日本にも伝わり、藤原惺窩、林羅山、中江藤樹、佐藤一斎といった方々をはじめ、幕末運動から明治・大正の期にまで大…
『老子』(池田知久) 「仁義礼智」などを重んずる倫理思想、などの政治思想、知恵、学問、人為などによる重要問題の解決を、『老子』はすべて批判して退けている。後の『荘子』『呂氏春秋』『韓非子』『荀子』『淮南子』に多大な影響を与えた『老子』。老師…
『ものづくり成長戦略』(藤本隆宏、柴田孝(編著)) 本書は、東京大学大学院の藤本教授と山形大学の柴田教授による共編著。生産革新の要諦である「良い流れを作る」。現場は宝の山、「良い設計・良い流れ」を作る鍵は現場にある。本書では、各地域のものづ…
『コンフォートゾーンの作り方』(苫米地英人)(◯) 著者は、脳機能学者、計算言語学者、分析哲学者等の肩書きを持つ専門家。本書はコーチングの原理が図解も含めてとてもわかりやすく解説されています。新書サイズで『夢を叶える方程式』と言う著者の書籍…
『ウェイマネジメント』(グロービス) 強い企業、強い経営、ブレない経営には自社らしい、自社の価値を追求する企業理念がある。本書は、グロービス経営大学院がウェイの明文化について詳しく述べた一冊。理念を現実化させるウェイ(行動指針)の作成から浸…
『Think right』(ロルフ・ドベリ) 「自分の知識を過小評価するよりも過大評価する方が多い」「何かを手に入れる時よりも、何かを失う危険がある時の方が素早く反応する」など、傾向を知っていると自分の行動の間違いに気づきやすくなります。本書は、合理…
『法句経講義』(友松圓諦) 本書は、昭和9年にラジオで放送された著者の『法句経講義』をまとめた一冊。『法句経』は『ダンマパダ』とも呼ばれ、ブッダの教えである原始仏教の最古の経典のひとつです。『法句経』は全部で423の詩で構成されますが、このラ…
『やってのける』(ハイディ・グラント・ハルバーソン)(◯) 本書は、目標を達成するための取り組み方について、まとめられた一冊。著者は、社会心理学者で、モチベーションと目標達成分野の第一人者。強い意志力を使わなくても目標が達成できる取り組みの…
『すべては1人から始まる』(トム・ニクソン) これは簡単には理解できないぞという奥深さと可能性を感じました。本書は、トップダウン×ボトムアップの2つの力を創造的に活かす新しいリーダーシップである、ソース(創造の源)原理について解説した一冊。…
『経営革命大全』(ジョセフ・H・ボイエット、ジミー・T・ボイエット)(◯) 本書は、2002年に出版され、2014年に日経ビジネス人文庫から新装版として発行されました。良書として、話題になっていたと記憶していますが、最近別の書籍で、本書から引用してい…
『人間の達人 本田宗一郎』(伊丹敬之)(◯) 本書は、評価の高い名著です。本田宗一郎さんという名経営者の魅力を一橋大学名誉教授の著者がまとめられた一冊で、本田宗一郎さんの言葉も著者のまとめ方も素晴らしい内容です。昭和の名経営者の人間的魅力は、…
『ゴータマ・ブッダ(上)』(中村元) 著者は、昭和の仏教思想の大家。本書は昭和44年に発売された、ブッダの生涯と思想をまとめた著者の代表作です。その後、中村元選集『ゴータマ・ブッダ』Ⅰ・Ⅱとしてまとめられたものをあらためて、全3巻にわたってまと…
『世界はシステムで動く』(ドネラ・H・メドウズ、訳:小田理一郎)(◯) システム思考は、起きていることの部分ではなく、起こっていることの全体像(複雑に繋がりあったシステム)を捉え、分析をするというもの。このシステム思考は、様々な課題解決につな…
『リーダーになる』(ウォレン・ベニス)(◯) リーダーシップの本質は、自由で豊かな自己表現にある。リーダーシップ論の世界的権威である著者の最高傑作と称される一冊。本書は、1989年に刊行された原書を2008年に増補改訂版として再発行されたものです。…
『両利きの経営』(チャールズ・A・オライリー、マイケル・L・タッシュマン)(◯) 両教授による本書は、「二兎を追う」戦略。冒頭の入山章栄先生の解説を読むだけでもこの書籍が注目される理由が入ってきて、読みたくなります。両利きの経営は、①漸進型の改…
『企業戦略論<基本編>』(ジェイ・B・バーニー、ウィリアム・S・ヘスタリー)(◯) 経営戦略本として、MBAなどでは定番の教科書的存在の本書。2003年に『企業戦略論』(上)(中)(下)の3冊が発売され、そちらも購入していたのですが、今回新装改訂版と…
『科学的に幸せになれる脳磨き』(岩崎一郎) 著者は脳科学者・医学博士。25年以上にわたり、ノースウェスタン大学医学部脳神経科学研究所など、米国を中心に世界最先端の医学脳科学研究に携わってこられた方です。「島皮質」という脳の部位(大脳のひだの奥…
『現場から見上げる企業戦略論』(藤本隆宏)(◯) 著者は、東京大学名誉教授でトヨタ研究の第一人者。私は、15年以上前に中小企業診断士の勉強をしていたときに、生産管理のテキストとして使った『生産マネジメント入門』Ⅰ・Ⅱでお世話になりました(生産管…
『知識創造企業』(野中郁次郎・竹内弘高)(◯) 1996年に発行された本書は、現在でもビジネススクールなどの推薦図書などに指定されている名著。「形式知」「暗黙知」の相互作用によって企業の知識が創造されるということを解き明かした一冊です。日本企業…
『積極的考え方の力』(ノーマン・V・ピール) 全世界で2,000万部のベストセラーになった本書。著者は、1898年生まれの牧師で、デール・カーネギー、ナポレオン・ヒルと並ぶ、自己啓発の御三家と呼ばれ、本書も古典的名著と言われています。牧師だけにキリス…
『日本式経営の逆襲』(岩尾俊兵) 著者は、トヨタ研究と生産管理で有名な東京大学・藤本隆宏名誉教授のもとで学ばれ、東京大学史上初の博士「経営学」を授与された、イノベーションや生産管理を中心とする平成元年生まれの研究者。本書は、日本の経営が衰退…
『僕らはそれに抵抗できない』(アダム・オルター)(◯) 「依存症ビジネス」の作られ方について解き明かした一冊。これは興味深い内容でした。 マーケティング、プロモーション、広告・・・消費者を対象とする様々なビジネスの裏側に「依存症」とも言える脳…
『これから知識社会で何が起こるのか』(田坂広志) 2003年に発行された本書。当時は、ADSLが普及しブログが流行していた頃で、情報革命が個人の生活に影響を与え、ネット中心スタイルに変化してきた頃です。本書は、誰でも情報が取れる知識社会に移行してい…
『無駄なことを続けるために』(藤原麻里菜) 著者は、チャンネル登録者数10万人超の無駄作りYouTuber。一見すると不要で何これ?って思ってしまう発明品の数々。ところがこれはこれで、着想がおもしろく、企業からもいろいろなお仕事が寄せられるに至ってい…
『ひとりのメールが職場を変える』(田坂広志) 本書は、1999年に出版された『こころのマネジメント』を改題し、加筆・修正され、2010年に出版されたものです。当時、メールの活用が社内でも始まった頃で、「ウィークリーメッセージ」という、メーリングリス…
『仏典のことば』(田上太秀) 本書は、仏教の基本教理を表す12の言葉を通して、無限の広がりを持つ釈尊の教えを平易に説く、仏教入門書です。仏典を学ぶというと難しそうなイメージがありますが、本書のように、重要な言葉から入るのもありかと思います。 …