MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ネットワーク・エフェクト(アンドリュー・チェン)

『ネットワーク・エフェクト』(アンドリュー・チェン)(◯) 読書会の課題図書として読みました。これは良書です。「ネットワーク効果」とは一般的に、「多くの人が使えば使うほど製品の価値が高まる」こと。電話、クレジットカード、ウーバー、エアビーア…

孟子(安岡正篤)

『孟子』(安岡正篤) 著者は、平成の元号の考案者としても有名な昭和の東洋哲学の大家。中国古典の代表作、四書(論語、孟子、大学、中庸)のひとつ『孟子』。本書は、『孟子』を講話した内容をまとめた一冊。中国・戦国時代の経書(儒教の根本経典)から現…

部下の強みを引き出す経験学習リーダーシップ(松尾睦)

『部下の強みを引き出す経験学習リーダーシップ』(松尾睦)(◯) 人の成長の7割は経験によって決まる。本書は2011年に発行された『「経験学習」入門』からさらにOJTの実務的に踏み込み、部下への関わり方や心構え、考え方について体系的にまとめられた一冊…

エイトマインドフル・ステップス(バンテ•H•グラナタナ)

『エイトマインドフル・ステップス』(バンテ•H•グラナタナ) マインドフルネス(気づき)はブッダの教えの一つ。帯に、スリランカ初期仏教のアルボムッレ•スマナサーラ長老が「ブッダの教えを正しく理解したい。実践して心の安楽機を体験したい。実践中に起…

AGELESS〜「老いない」世界の最前線〜(アンドリュー・スティール)

『AGELESS〜「老いない」世界の最前線〜』(アンドリュー・スティール) 老いは治療できる障害。老化治療は①悪いものの除去、②失われたものの再生、③壊れたものの修復、④リプログラミングによる若返りの4つ。などなど、本書は、「老化」をテーマとして14カ…

ファイナンスの哲学(堀内勉)

『ファイナンスの哲学』(堀内勉) 本書は人間の人間的な側面とファイナンスを繋ぎ合わせうとうと試みた一冊。 第一章では「財務諸表の理解」「資金調達の種類と方法」「投資と企業価値」。 第二章では、10大概念として、「お金」「信用」「倫理・信頼」「利…

無意識のすごい見える化(梯谷幸司)

『無意識のすごい見える化』(梯谷幸司) 「何か最近うまくいかない」こんな時には、脳内で「願望とは逆に動く」何かが成功を阻んでいる。本書は、脳の潜在意識が「願望とは逆に動く」という困った性質を持っていることを示し、その上でどんなふうに行動して…

サービスを超える瞬間(高野登)

『サービスを超える瞬間』(高野登)(◯) 著者はリッツカールトンホテル元日本支社長。2005年に発行された本書は、リッツカールトンホテルのホスピタリティの源泉となる、「クレド」「7つの仕事の基本」など、リッツカールトンの人材を育成する考え方や手…