MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

心を知る技術(ドクター・ジョン・ディマティーニ)

『心を知る技術』(ドクター・ジョン・ディマティーニ)(◯) 著者は、人間行動学のスペシャリストであり、教育課・著作家。人間行動学と自己啓発の分野で世界的な権威として知られます。本書は、日常の人間関係にまつわる問題に対して、効果のある実践的な…

バナナの魅力を100文字で伝えてください(柿内尚文)

『バナナの魅力を100文字で伝えてください』(柿内尚文) 著者は、編集者でありコンテンツマーケター。タイトルが魅力的な本書ですが、いかに「伝える」から、いかに「伝わる」か。そこには、「伝わる構造」と「伝わる技術」があります。こう言う趣旨の書籍…

LIFE SHIFT 2(アンドリュー・スコット/リンダ・グラットン)

『LIFE SHIFT 2』(アンドリュー・スコット/リンダ・グラットン)(◯) 前作『LIFE SHIFT』は100年時代を生きるというインパクト、続編の本書は、具体性と自分事化。どちらも参考になる良書です。前作で従来型のライフプランで100年時代を生きることは難しく…

企画力(田坂広志)

『企画力』(田坂広志)<2回目>(◯) 久しぶりに読み返しましたが、やはり良書だと感じました。『企画力』というタイトル通り、何かを企画し、企画書にまとめて、相手に伝える。この一連の流れをスキルの側面ではなく、心構えや心理面からアプローチし、…

「イヤな気持ち」を消す技術(苫米地英人)

『「イヤな気持ち」を消す技術』(苫米地英人)(◯) 嫌な思いをしたときにトラウマになってしまう人と、あっさりとその体験を乗り越える人。この違いは、脳の使い方にある。本書は、認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分析哲学)である著者…

渋沢栄一「青淵論叢」(渋沢栄一、訳編:鹿島茂)

『渋沢栄一「青淵論叢」』(渋沢栄一、訳編:鹿島茂)(◯) 渋沢栄一さんの隠れた名著か!と感じた一冊。1927年に刊行された渋沢栄一談話集『青淵回顧録』に「第一附録」として収められた「青淵論叢」を現代語訳したもの。政治観、経済観、人生論、教育論な…

最高の自分が見つかる授業(ドクター・ジョン・ディマティーニ)

『最高の自分が見つかる授業』(ドクター・ジョン・ディマティーニ)(◯) 人間行動学のスペシャリストであり、教育家、作家である著者。人間行動学と自己啓発の分野において世界的な権威として知られています。本書は、「バリュー・ファクター」と呼ばれる…

無(鈴木祐)

『無』(鈴木祐) 著者は、『最高の体調』『科学的な適職』『ヤバい集中力』『超ストレス解消法』など、ベストセラー連発のサイエンスライター。本書は、神経科学と脳科学に基づき、精神機能を最高の状態(生まれながらに持つ判断力や共感力、好奇心といった…

お金に愛される人のルール(ドクター・ジョン・ディマティーニ)

『お金に愛される人のルール』(ドクター・ジョン・ディマティーニ) 人間行動学のスペシャリスト、教育家、作家。人間行動学と自己啓発の分野で世界的な権威として知られる著者が、お金についてレクチャーした一冊。考え方、心の在り方という点を中心に書か…

仕事の技法(田坂広志)

『仕事の技法』(田坂広志)(◯) 本書で述べられている「仕事の技法」とは、いかなる仕事にも求められる根幹的技法である、対話の技法のことです。言葉のメッセージによる「表層対話」と、言葉以外のメッセージによる「深層対話」。表層対話の技法に留まら…