MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

2021-01-01から1年間の記事一覧

ブレイン・プログラミング(アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ)

『ブレイン・プログラミング』(アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ)<2回目>(◯) 世界累計2,700万部以上売れている本書。著者は、『話を聞かない男、地図が読めない女』で日本でも有名になったお二人です。本書は、脳のすごい仕組みである「RAS(網様体…

アファメーション(ルー・タイス)

『アファメーション』(ルー・タイス)(◯) 「人間は言葉を操ることができ、その言葉がその人間の人生を決定する」 コーチングの創始者であり、心理学者。米国自己啓発界・能力開発の世界的権威である著者の名著です。五輪金メダル8個を獲得したマイケル・…

「言葉」があなたの人生を決める(苫米地英人)

「言葉」があなたの人生を決める(苫米地英人)(◯) 認知科学者であり計算機科学者という著者。コーチングの祖ルー・タイスの名著『アファメーション』の入門版がこちら。思考は言葉で成り立っており、どんな言葉を受け入れるかによって、選択や行動が決ま…

チームが自然に生まれ変わる(李英俊)

『チームが自然に生まれ変わる』(李英俊)(◯) 認知が変われば行動は変わる。逆に言えば、無理に行動を変えても、認知が変わらない限り、元に戻ってしまう。リーダーの仕事とは、メンバーの見えている景色(認知)を変えること。本書は、コンサルティング…

エフォートレス思考(グレッグ・マキューン)

『エフォートレス思考』(グレッグ・マキューン)(◯) ベストセラーになった『エッセンシャル思考』の続編です。前作では、「最小の時間で成果を最大化する」というテーマで「何をやるか」にフォーカスされていましたが、今回は、「努力を最小化して成果を…

【YouTube動画解説】深く考える力(田坂広志)

【YouTube書籍紹介】 ※動画作成は、田坂先生のご了解を得ております。 久しぶりに田坂先生の書籍を取り上げました www.youtube.com ・パワポ&解説で、本書の概要を掴めます ・「考える」という行為について、田坂先生の世界観を学ぶことで、 わたしたち読み…

プロセスエコノミー(尾原和啓)

『プロセスエコノミー』(尾原和啓)(◯) 最近売れている本なので読んでみました。著者は、フューチャリストで、これまでにも『アフターデジタル』『モチベーション革命』『ITビジネスの原理』『ザ・プラットフォーム』など、ベストセラー多数の著作家でも…

自律神経を変える「たった1ミリ」の極意(小林弘幸)

『自律神経を変える「たった1ミリ」の極意』(小林弘幸) 著者は、自律神経研究の第一人者として、ベストパフォーマンスを出すための重要なことを医学的に研究・分析し、数多くのトップアスリートやアーティストを指導するスポーツドクター。自律神経を整え…

深く考える力(田坂広志)

『深く考える力』(田坂広志)(◯) 論理思考は、思考の初歩的段階。深く考える力とは、心の奥深くの自分と対話する力。心の奥深くにいる、賢明なもう一人の自分が持つ叡智。その叡智を引き出す5つの技法が紹介されています。智と在り方の第一人者である著…

成功のタイムリミット(ドクター・ジョン・F・ディマティーニ)

『成功のタイムリミット』(ドクター・ジョン・F・ディマティーニ)(◯) 人間行動学と自己啓発分野の世界的権威でありスペシャリストである著者が、インスピレーションに溢れる60の法則とそれぞれの法則に対応するアファメーションを紹介した一冊。1日あた…

整える習慣(小林弘幸)

『整える習慣』(小林弘幸) 著者は、順天堂大学医学部教授であり、日本体育協会スポーツドクター。本書は、自律神経を整える毎日のちょっとした習慣108個が紹介されています。社会で生きていくというのは、何かとストレスが多いもの。自分に合った習慣を取…

逆境がチャンスに変わるゴールデンルール(ドクター・ジョン・F・ディマティーニ)

『逆境がチャンスに変わるゴールデンルール』(ドクター・ジョン・F・ディマティーニ)(◯) ディマティーニ先生の著書は、良書揃いです。世界最高峰の自己成長、成功&人間関係改善プログラムであるディマティーニ・メソッド。本書は、その内容も踏まえつつ…

ザ・ミッション(ドクター・ジョン・F・ディマティーニ)

『ザ・ミッション』(ドクター・ジョン・F・ディマティーニ)(◯) 人間行動学のスペシャリストであるディマティーニ博士シリーズの一冊。 人生の目的は7つの領域がある。人の価値観には優先順位がある。ここを出発点にして、恐れやネガティブ感情への対応…

マスタリー(ロバート・グリーン)

『マスタリー』(ロバート・グリーン)(◯) 「仕事と人生を成功に導く不思議な力」というサブタイトル。マスタリーとは「奥義を極めること」。仕事と人生を成功に導く奥義とは?事例を中心に展開されており、そこから導き出される要点がまとめられるという…

ヒトはなぜ先延ばししてしまうのか(ピアーズ・スティール)

『ヒトはなぜ先延ばししてしまうのか』(ピアーズ・スティール)(◯) 「先延ばし」について研究し続けていらっしゃる著者。先延ばししてしまうということは、多くの方にとって「あるある」ではないでしょうか。本書を読むと、「習慣化」や「タイムマネジメ…

ヒトはなぜ先延ばししてしまうのか(ピアーズ・スティール)

『ヒトはなぜ先延ばししてしまうのか』(ピアーズ・スティール)(◯) 「先延ばし」について研究し続けていらっしゃる著者。先延ばししてしまうということは、多くの方にとって「あるある」ではないでしょうか。本書を読むと、「習慣化」や「タイムマネジメ…

エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン)<2回目>

『エッセンシャル思考』(グレッグ・マキューン)<2回目>(◯) エッセンシャル思考とは、自分にとって本当に大切な物事に時間も労力もフォーカスし、他のものは割り切って切り捨ててしまうタスクの断捨離法。発売当初(2014年)、本書を読んだときは、「…

『アティーシャの知恵の書(下)』(OSHO)

『アティーシャの知恵の書(下)』(OSHO) 20世紀を代表するインドの思想家OSHO講和録シリーズ。アティーシャとは、チベット仏教の中興の祖。そのアティーシャの教えを解説した一冊です。 ◯「偽りの快適さのために悲しみを求めてはならない」(経文) ・誰…

アティーシャの知恵の書(上)(OSHO)

『アティーシャの知恵の書(上)』(OSHO) 20世紀を代表するインドの思想家OSHO講和録シリーズ。アティーシャとは、チベット仏教の中興の祖。そのアティーシャの教えを解説した一冊です。 ◯慈悲の技法 ・息を吸い込むとき、自分は世界のあらゆる人々の全て…

死について41の答え(OSHO)

『死について41の答え』(OSHO) 20世紀のインドを代表する思想家OSHOが語った、死に対する思想。タブー視されるテーマかもしれませんが、自分の中の内省の書として読んでみると、今の生き方を考えるきっかけともなり、死と生は表裏一体の不可分な関係である…

光と闇の瞑想(OSHO)

『光と闇の瞑想』(OSHO) インドの思想家OSHOの瞑想シリーズの一冊 「光と闇」にスポットを当てた11の瞑想技法が紹介されています。OSHOの思想は、人間の本質的なところを考えさせられる深い内容です。頭で理解するという内容もありますが、感覚を磨くとい…

「法句経」一日一話(A・スマナサーラ)

『「法句経」一日一話』(A・スマナサーラ)(◯) 最古の仏教教典のひとつ『ダンマパダ』(法句経)。『ダンマパダ』とは、「真理のことば」。2,500年経っても色褪せない、生き方に関する教えが詰め込まれています。人間の本質的な部分、思考、行動、言動を…

君は何のために「働く」のか(渋沢栄一、編・解説:竹内均)

『君は何のために「働く」のか』(渋沢栄一、編・解説:竹内均)(◯) 本書は、『渋沢栄一全集』のエッセンスをまとめた一冊。タイトル通り、働き方に関する渋沢栄一氏の考え方がまとめられており、随所に深い示唆があり、これ一冊で相当な学びになります。…

ビジョナリーカンパニー2(ジェームズ・C・コリンズ)

『ビジョナリーカンパニー2』(ジェームズ・C・コリンズ)(◯) 飛躍する企業とそうでない企業を調査により研究した良書です。この3つ目の観点に「厳しい現実を直視する」というテーマがあります。 本書は、意外性ある結果がたくさん示されているのですが…

ジャータカ(松本照敬)

『ジャータカ』(松本照敬)(◯) 「ジャータカ」とは、「ブッダの前世の物語」。 読む前は、過去世?なんか怪しそうって思うところもありましたが、ジャータカは、これで一つの経典(教え)となっており、全体が物語風でとても理解しやすい内容です。「なん…

ビジョナリーカンパニー2(ジェームズ・C・コリンズ)

『ビジョナリーカンパニー2』(ジェームズ・C・コリンズ)(◯) ビジョナリーカンパニーシリーズは、良書揃いです。飛躍した企業とそうでない企業。一体何が違うのか?この疑問を解決するために調査・研究したのが本書。ビジネススクールでも勧められる内容…

コーチング心理学ハンドブック(スティーブン パーマー (編集), アリソン ワイブラウ (編集) 他)

『コーチング心理学ハンドブック』(スティーブン パーマー (編集), アリソン ワイブラウ (編集) 他) コーチングの理論に関する論文を収めた、1万円以上する高額書籍です。コーチングというと、目に見えない世界だから、なんとなくふわっとしたイメージが…

ゴールドビジョン(久野和禎)

『ゴールドビジョン』(久野和禎) 「思考のクセ」、「セルフトーク」というテーマが取り上げられていたので、関連することをまとめておきたいと思います。 ◯思考のクセ ・本書では、人は、①お金、②時間、③他人という「3つのものさし」で物事を考えてしまう…

急に売れ始めるにはワケがある(マルコム・グラッドウェル)

『急に売れ始めるにはワケがある』(マルコム・グラッドウェル)(◯) 販売量は、一定のペースで伸びるのではなく、ある地点を境に急激に伸びる。モノに限らずウィルスも同じ。 かつて『キャズム』という本がベストセラーになりました。 テクノロジーライフ…

ゴールドビジョン(久野和禎)

『ゴールドビジョン』(久野和禎) プロコーチによる、ビジョンの描き方がまとめられた一冊。 ゴール設定するために必要な3つの軸は、 ①現状の外に出るすごいゴールを描くこと ②やりたいこと ③たくさん出すこと(100個くらい) 描いたゴールを実現するため…