MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

トラスト・ファクター(ポール・J・ザック)

『トラスト・ファクター』(ポール・J・ザック)(◯) 良書でした。「信頼」をマネジメントすることについて科学的にまとめられた一冊です。「人間の本質とは何か?」「組織を率いる上で最も大切なことは何か?」。あとがきに書かれている本書の意義は、「神…

陰陽師「安倍晴明」(安倍晴明研究会)

『陰陽師「安倍晴明」』(安倍晴明研究会) 平安中期に実在した安倍晴明は、生きていた頃は言うに及ばず、平安時代後期には、『大鏡』『今昔物語』で語られ、鎌倉時代には『宇治拾遺物語』『古今著聞集』『平家物語』『源平盛衰記』などで語られました。本書…

人生を思うように変える呼吸法(パム・グラウト)

『人生を思うように変える呼吸法』(パム・グラウト)(◯) これはおもしろくて、日常生活に活かせる一冊でした。本書は、コーチング界のカリスマである、アンソニー・ロビンズの呼吸法をきっかけに呼吸法について学び研究した成果がまとめられた一冊。呼吸…

シリコンバレー式 最強の育て方(世古詞一)

『シリコンバレー式 最強の育て方』(世古詞一) 本書は、最近取り入れる企業が増えている1on1ミーティングについてまとめられた一冊です。シリコンバレーでは、上司と部下とのコミュニケーションで1on1ミーティンというカルチャーがあたりまえになっている…

深く考える力(田坂広志)

『深く考える力』(田坂広志) 田坂広志さんの最新刊です。「深く考える」とはいかなることか。長時間考えることでも一生懸命考えることでもなく、それは、自分の中にいる「賢明なもう一人の自分」と対話すること。我々の能力を分けるのは、人生を分けるのは…

なぜ、我々はマネジメントの道を進むのか(田坂広志)

『なぜ、我々はマネジメントの道を進むのか』(田坂広志)(◯) リーダーとは、「組織を率いる人間」のことではない。「人間成長という山の頂に向かって歩み続ける人物」のこと。「なぜ、我々は、マネジャーという「重荷」を、自ら背負うのか」。本書は、部…

ガンジー 奉仕するリーダー(ケシャヴァン・ナイアー)

『ガンジー 奉仕するリーダー』(ケシャヴァン・ナイアー)(◯) インド生まれの米国のコンサルタント。グロービスで学んだ企業家リーダーシップ(特に、ネルソン・マンデラの回)を思い出させる内容でした。リーダーシップ論の事例としてガンジーの生き方、…

反応しない練習(草薙龍瞬)

『反応しない練習』(草薙龍瞬) 僧侶である著者が、ブッダの教えをもとに実用的で合理的な悩みを解消する方法についてまとめた一冊。全ての悩みを根本的に解決する方法は、「ムダな反応をしない」こと。悩みの始まりには、決まって「心の反応」がある。ブッ…

呻吟語(呂新吾)

『呻吟語』(呂新吾) 本書は、中国の明の時代の高級官僚であった呂新吾が著した、人間はどうあるべきか、人生をどう生きるべきかなど、我々にとって切実な問題を様々な角度から解き明かした古典的名著です。 (印象に残ったところ・・本書より) ◯沈着で深…

能力の成長(加藤洋平)<2回目>

『能力の成長』(加藤洋平)<2回目>(◯) 年初に読んだ本を早くも再読。成人発達理論を用いた能力の成長について、解説されれています。「点」となる一つの経験を得て、複数の経験から共通点や相違点が言葉でつながっていくと「線」になり、そして、2つ…

知性を磨く(田坂広志)<2回目>

『知性を磨く』(田坂広志)<2回目>(◯) スーパージェネラリストの時代との副題を持つ本書。「知能」が「答えの有る問い」に対して早く正しい答えを見出す能力であるのに対し、「知能」は、「答えの無い問い」に対して、その問いを問いづける能力。すな…

人間を磨く(田坂広志)<2回目>

『人間を磨く』(田坂広志)<2回目> 「人間関係を磨くとは、非のない人間を目指すことではない」。本書は、「非も欠点もある未熟な自分を抱えて生きる」という視点から、「人間を磨く」ということの意味を語り、そのための具体的な技法について語られてい…

都合のいい読書術(神田昌典)

『都合のいい読書術』(神田昌典) 本書は、一人で読むのが辛い方に向け、読書会のメリットとフォトリーディングを説いた一冊です。著者が広められている「リード・フォーアクション読書会」。これは読んでない本を持ち寄り、ファシリテーターのガイダンスの…

バシャール2017 世界は見えた通りでは、ない(ダリル・アンカ、喜多見龍一)

『バシャール2017 世界は見えた通りでは、ない』(ダリル・アンカ、喜多見龍一) バシャールとは、ロサンゼルスで映画関係の仕事に従事するダリル・アンカがチャネラー(媒介者)となり、呼び出される宇宙存在。本書は、「世界は私たちの「見えた通りでない…

見る見る幸せが見えてくる授業(ひすいこうたろう)

『見る見る幸せが見えてくる授業』(ひすいこうたろう) タイトル通り、幸せが見えてくる授業。科目も国語・算数・理科・社会・英語・図工。各科目で、捉え方についてクイズが出て、考え、捉え方の気づきを得るという展開。「生きてるだけで幸せじゃーーん!…

人生で起こることすべて良きこと(田坂広志)<2回目>

『人生で起こることすべて良きこと』(田坂広志)<2回目>(◯) 「逆境」を越える究極の言葉、「人生で起こること、すべて良きこと」。この言葉を心に思い定めるとき、その出来事に取り組む力が湧いてくるようになる。本書は、質疑方式で展開される、逆境…

すべては導かれている(田坂広志)

『すべては導かれている』(田坂広志)(◯) 在り方と言えば、このお方。私の大好きな田坂広志さんの最新刊。本書は、「自分の人生は何かに導かれている」という覚悟から起こる人生の変化。そのそのために必要な5つの覚悟についてまとめられています。田坂…

獄中からの手紙(ガンディー)

『獄中からの手紙』(ガンディー)(◯) インド独立に尽力したガンディーの自著です。1930年に刑務所に収監されていた際に書かれた手紙で修道状の戒律を検討した内容が紹介されています。いやはや、すごい人です。あり方もすごいですし、ここまで広い目で深…

自分を変える習慣力(三浦将)

『自分を変える習慣力』(三浦将) 本書は、MBA×コーチングで人材育成、組織開発コンサルタントをである著者が、いい習慣を定着させるためのヒントが盛り込まれた一冊です。ロジカルでありながら、感情にも訴え、バランスがいいと思います。潜在意識の特製の…