MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2018年の5冊

「2018年の5冊」 毎年年末にアップしている、今年のベスト5。 2018年は、約190冊の書評をアップしてきましたが、この1年の中で印象に残った5冊をご紹介します。 ①『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー) 言わずと知れた名著中の名著です。旧訳版に…

幸福優位7つの法則(ショーン・エイカー)

『幸福優位7つの法則』(ショーン・エイカー)(◯) 著者は、ポジティブ心理学の第一人者の一人。「成功→幸せ」ではなく「幸せ→成功」という順序であることが、心理学と脳科学の最近の研究によって証明されています。幸福感や楽観主義は、実際に業績を高め…

瞑想(J.クリシュナムルティ)

『瞑想』(J.クリシュナムルティ) 著者(1895〜1986)は、南インドに生まれ34歳まで星の教団の指導者であったが、その後、同教団を解散し、数多くの講話・著作・対話を通じて、「人間を絶対的に、無条件に自由にすること」に生涯を捧げた方。本書は、タイト…

安岡正篤 一日一言(監修:安岡正泰)

『安岡正篤 一日一言』(監修:安岡正泰)(◯) 本書は、昭和を代表する陽明学者で、政財界のリーダーの啓発・教化に努められた著者の365の言葉を集めた名言集です。著者の書籍は好きで、多数拝読させていただきていますが、本書は、そのエッセンスもあり、…

第1感(マルコム・グラッドウェル)

『第1感』(マルコム・グラッドウェル) サブタイトルが「最初の2秒のなんとなくが正しい」。瞬時に下した判断も、慎重に時間をかけて下した結論と比べて、決して見劣りしない事実に目を向けてもらうことを目的にした本書。「第1感を信じていい場合と信じ…

幸福学(編:ハーバード・ビジネス・レビュー編集部)

『幸福学』(編:ハーバード・ビジネス・レビュー編集部) 本書は、ハーバード・ビジネス・レビューからEI(Emotional Intelligence)シリーズとして刊行された論文集です。幸せな従業員は、不幸せな従業員よりも、創造性が3倍高く、生産性が30%高く、欠勤…

岡部語録(岡部隆司、編集:岡崎太郎)

『岡部語録』(岡部隆司、編集:岡崎太郎) 本書は、福岡県で(株)ココシスを経営されている著者の還暦インタビューです。本書は、友人から献本いただき拝読させていただきました。私は初めて著者のことを知ったのですが、「感謝の朝礼」で有名な方なんです…

渋沢栄一「論語」の読み方(原著者:渋沢栄一、編・解説:竹内均)

『渋沢栄一「論語」の読み方』(原著者:渋沢栄一、編・解説:竹内均)(◯) これは良書でした!今年のベスト5入り決定です。論語の入門編を数冊読んでから本書を読んだのもタイミングが良かったと思います。著者と言えば、名著『論語と算盤』がありますが…

甘える技術(高畑好秀)

『甘える技術』(高畑好秀) 著者はスポーツ選手のメンタルトレーナー。子供の頃から「自分のことは自分でやりなさい」と教えられるから、社会人になって人の力を借りないとできないことに直面してもなかなかうまく頼めない。そんな日常ありふれた場面であっ…

アイデアの作り方(ジェームス・W・ヤング)

『アイデアの作り方』(ジェームス・W・ヤング)(◯) 本書は、米国最大の広告代理店・トムプソン社の常任理最高顧問などを務めた著者(1886〜1973年)がアイデアの作り方についてまとめた良書です。日本語訳は1988年に発売され、私が購入したのは初版第72刷…

才能の正体(坪田信貴)

『才能の正体』(坪田信貴) 著者は、坪田塾塾長で、あの「ビリギャル」の著者として有名な方です。ビリギャルの彼女ももともと才能があったわけではない。「才能がある」と言われている人たちは、その人に合った動機付けがまずあって、そこから正しいやり方…

才能スイッチ(三浦将)

『才能スイッチ』(三浦将) 本書は、コーチでありMBA取得者のコンサルタントであり、習慣化スペシャリストである著者が、潜在意識の奥にある心の「枠組み」を解放し、まだ覚醒されていない才能のスイッチをオンにするために書かれた一冊です。人間の脳のう…

実践・論語塾(安岡定子)

『実践・論語塾』(安岡定子) 昭和を代表する陽明学者である安岡正篤さんのお孫さんで、子ども論語塾など論語の講師として活躍されている著者が、論語入門編としてまとめられた一冊です。代表的な言葉の解説を始め、論語に興味を持ち、論語を学びたくなる内…