MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

高僧伝 空海(松長有慶)

『高僧伝 空海』(松長有慶)(◯) 現在、高野山大学の単科生でもありますが、そろそろレポートを書かないといけないので、課題図書を読んでみました。本書は、高僧伝シリーズ(全10巻)の1冊で、1985年発行当時高野山大学学長であった著者が様々な文献にあ…

コロナ後に生き残る会社 食える仕事 稼げる働き方(遠藤功)

『コロナ後に生き残る会社 食える会社 稼げる働き方』(遠藤功) コロナ後の世界を遠藤さんはどう見ているのだろう?という興味から、本書を書店で見つけて即買いしました。現時点でコロナ後の世界どうなるのか全貌を予測するのは時期尚早としながらも、コロ…

ニコマコス倫理学(上)(アリストテレス)

『ニコマコス倫理学(上)』(アリストテレス)(◯)<2回目> 下巻に行くまでに時間がかかりすぎたので、上巻を再読。このところ「中庸」という言葉をセミナーで使うことが多く、改めて「中庸」に関する西洋の古典である本書を読み直してみようと思い読み…

Newsweek(2020.7.28号「コロナで変わる日本的経営」)

「Newsweek(2020.7.28号「コロナで変わる日本的経営」)」 withコロナ、afterコロナで、これからの経営はどう変わるのか?ころなへの対処として過ごしている今の時間で人々が経験したことが、その後の行動パターンを決めてゆき、元には戻らずに新たな世界へ…

コロナショック・サバイバル(冨山和彦)

『コロナショック・サバイバル』(冨山和彦) 今最も関心が高いと思われる、これからの経済はどうなっていくのか?個人や企業ができることは何か?これからこのテーマに関する本が続々出てくると思います。あの冨山さんはなんて書いていらっしゃるんだろう?…

見る 歩く 学ぶ 京都御所(らくたび文庫)

『見る 歩く 学ぶ 京都御所』(らくたび文庫) 京都の魅力を53のテーマに分けて文庫化したシリーズ。本書は、京都御所、仙洞御所、大宮御所、修学院離宮、桂離宮について解説した一冊。写真とコンパクトな解説かつ、テーマが絞られているので、建物や庭の一…

寂聴 生きる知恵(瀬戸内寂聴)

『寂聴 生きる知恵』(瀬戸内寂聴) 本書は、最も古時代のお経である法句経『ダンマパダ 』(真理のことば)についての講話をまとめた一冊。法句経は全部で423の詩から構成され、釈尊の語った言葉として、原始仏教の精神、釈尊の初心に触れられる貴重な経典…

哲学の技法(ジュリアン・パジーニ)

『哲学の技法』(ジュリアン・パジーニ)(◯) 本書は、28のテーマについて論じた一冊。東洋哲学も多数引用されており、日本人にも読みやすい哲学本です。難しい内容も多いですが、どのテーマから読んでも大丈夫なので、気になるところを拾い読みする感覚で…

菜根譚×呻吟語(NHK100分de名著ブックス)(湯浅邦弘)

『菜根譚×呻吟語(NHK100分de名著ブックス)』(湯浅邦弘) 『菜根譚』と『呻吟語』はともに中国の明の時代末期の混乱した時代に、人生のアップダウンを経験した二人の思想家が自らの人生を振り返りつつ、多くの悩める人々に向けて残した処世訓です。どちら…

向上心(サミュエル.スマイルズ)

『向上心』(サミュエル.スマイルズ)(◯) 『自助論』で有名な著者のもう一つの名著。「人間いかに生きるか」。生き方の大原則を示した本書は次の6章から成ります。「自分を大きく育てる」「個性を磨く」「自分を生かす働き方」「見識を高める」「良い人間…

寂聴 仏教塾(瀬戸内寂聴)

『寂聴 仏教塾』(瀬戸内寂聴)(◯) 仏教についての講話をまとめた一冊です。一般の聴講者を対象にした講話なので、とても分かりやすいのが特徴です。仏教用語はたくさん出てきますが、都度解説が入るので、イメージは掴みやすいかと思います。「仏教につい…

仕事の思想(田坂広志)

『仕事の思想』(田坂広志)(◯)<2回目> 約6年ぶりに再読。かなり仕事に関する考え方が自分の中にでき、定着化してきていることもあり、スッと入ってくる内容でした。本書は、仕事への向き合い方、なぜ働くのかということについて、10の観点からまとめ…

藩校・私塾の思想と教育(沖田行司)

『藩校・私塾の思想と教育』(沖田行司) 江戸時代の教育であった藩校と私塾。教育は現代に至るまで様々に形を変えていますが、武士の教育の精神・しつけが現代に生きている部分もあります。また、自分を律する力など、生き方に影響を及ぼす教育が色濃かった…

夢をかなえるゾウ(水野敬也)

『夢をかなえるゾウ』(水野敬也)(◯)<2回目> 毎日の実践ワークとして取り入れたい一冊。かなり久しぶりに読み返してみましたが、初回以上に良書だと感じました。初回に読んだ頃は、まだコーチングを学ぶずっと以前のこと。コーチング、生き方、習慣化…