MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

増田のブログ(増田宗昭)

『増田のブログ』(増田宗昭)(〇) TSUTAYAを運営するCCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)の増田社長の著書です。本書は、増田社長がCCCグループ社員に向けて書かれた1500本近いブログから抜粋された記事がまとめられています。増田社長の経営にかけ…

ストーリーで学ぶ戦略思考入門(荒木博行)<2回目>

『ストーリーで学ぶ戦略思考入門』(荒木博行)<2回目>(〇) グロービス経営大学院荒木先生の著書。久しぶりに読み返してみましたが、あらためて現場で使える経営戦略の基本がわかりやすくまとまっている良書だと思いました。経営戦略を学ぶための最初の…

メルセデス・ベンツ 「最高の顧客体験」の届け方(ジョゼフ・ミケーリ)

『メルセデス・ベンツ 「最高の顧客体験」の届け方』(ジョゼフ・ミケーリ)(〇) 本書は、メルセデス・ベンツで行われた大改革の詳細を内側から明かす、「世界最高の顧客体験」を提供しようと力を尽くした人々の記録。何をどのように実行したのかというこ…

ポジショニング戦略(アル・ライズ/ジャック・トラウト)

『ポジショニング戦略』(アル・ライズ/ジャック・トラウト)(〇) 『売れるもマーケ、当たるもマーケ』、『フォーカス』など良書が多い著者ですが、本書も良書でした。序文でフィリップ・コトラー氏が書かれていますが、4P(product,price,plece,promoti…

物語としてのケア(野口裕二)

『物語としてのケア』(野口裕二) カウンセリング月間を来月に控えた準備として読んでみました。本書は、ナラティブ・セラピーを中心に臨床領域におけるナラティブ・アプローチの考え方とその実践を紹介し、それらがケアという世界にどのような新しい視界を…

からだに「いい塩・悪い塩」(細川順讃)

『からだに「いい塩・悪い塩」』(細川順讃) 今の日本で流通している多くの塩は塩化ナトリウム99%以上の「精製塩(ミネラルがほとんど入っていない化学塩)」。精製塩からは、天然の恵みは受けることはできず、化学工業品である塩化ナトリウムという成分を…

新1分間リーダーシップ(ケン・ブランチャード他)

『新1分間リーダーシップ』(ケン・ブランチャード他) 1分間シリーズを読み進めています。本書は、1981年に出版された『1分間リーダーシップ』の改訂新版です。『新1分間マネジャー』で1分間目標・1分間称賛・1分間修正を身につけた主人公がリーダー…

新1分間マネジャー(ケン・ブランチャード、スペンサー・ジョンソン)

『新1分間マネジャー』(ケン・ブランチャード、スペンサー・ジョンソン) 最近追いかけている、ケン・ブランチャードさん。1981年原著、邦訳1983年の改訂新版。物語形式でマネジャーに求められる「3つの秘訣」についてまとめられています。140ページ弱と…

第四次産業革命(西村康稔)

『第四次産業革命』(西村康稔) 著者は、旧通産省出身の衆議院議員で自民党人工知能未来社会経済戦略本部幹事長(2016年8月現在)。本書は、IoT、ロボット、ビッグデータ、人工知能(AI)といった技術革新による第四次産業革命を俯瞰しながら、フィンテック…

1分間顧客サービス(K.ブランチャード、S.ボウルズ)

『1分間顧客サービス』(K.ブランチャード、S.ボウルズ) 150ページ弱のコンパクトな物語の中に顧客サービスの大切な部分・・・熱狂的ファンをつくる3つの秘訣が語られています。その3つとは、①自分が何を望むのか決定せよ、②顧客の望むことを発見せよ、③…

売れるもマーケ 当たるもマーケ(アル・ライズ、ジャック・トラウト)

『売れるもマーケ 当たるもマーケ』(アル・ライズ、ジャック・トラウト)(〇) マーケティング22の法則とのサブタイトルどおり、マーケティングの不変の法則について書かれた本書。「ほとんどの人がマーケティングに法則があること、まして不変の法則があ…

星野リゾートの教科書(星野佳路)

『星野リゾートの教科書』(星野佳路)(〇)<2回目> 「教科書に書かれていることは正しい」「教科書通りでうまくいかないとしたら、それは理解が不十分で、取り組みが徹底されていなかったからに違いない」。経営課題に直面すると、その解決に役立つ本を…

社員の力で最高のチームをつくる(ケン・ブランチャード他)

『社員の力で最高のチームをつくる』(ケン・ブランチャード他)(〇) 帯に惹かれて購入しました。あの星野社長が惚れこんだ本書は、「1分間エンパワーメント」というサブタイトルのとおり、社員に能力をいかんなく発揮してもらうための取り組み方法につい…

<インターネット>の次にくるもの(ケヴィン・リー)

『<インターネット>の次にくるもの』(ケヴィン・リー)(〇) 昨年ヒットした本書。ずっと積読だったのですが、ようやく読み終えました。これはおもしろかった!今年の私のベスト5有力候補です。ネット社会が定着し、進化していく中で、未来を決める12の…

科学的に元気になる方法集めました(堀田秀吾)

『科学的に元気になる方法集めました』(堀田秀吾) タイトルに惹かれました。ハイ。本書は、毎日を元気にしてくれる科学的なノウハウ38項目が紹介されています。①エビデンスのあるノウハウだけを集めた、②誰でもどんな環境でも実践できる簡単なものを集めた…

LIFE SHIFT(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット)

『LIFE SHIFT』(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット)(〇)<2回目> 昨年のベストセラーとなった本書。月末に主催する勉強会に向けて再読しました。やはり、良書でした。1ページ目の序文「2007年に日本で生まれた子供の半分は、107年以上生き…

乱談のセレンディピディ(外山滋比古)

『乱談のセレンディピディ』(外山滋比古) セレンディピディ=思いがけないことを偶然発見する力。一人でする読書では得られないものが、雑談の中にはある。そこから新しい発想が生まれる。そんなおもしろい視点で乱談のメリットを抽出した一冊です。 (印…

人は誰もが「多重人格」(田坂広志)

『人は誰もが「多重人格」』(田坂広志)(〇)<2回目> あるお友達にお薦めしたくて、その前に読み直してみました。やはり良書です。「多重人格」というと「病」のことをイメージしてしまいますが、本書は自分の中にある様々な人格を自覚し、置かれた状況…

JALの現場力(金子寛人)

『JALの現場力』(金子寛人) JALは、あの稲盛和夫さんがJALの再建に携わられることになったときから、ずっと注目している企業です。リストラがあり、再建のための様々な施策が実行され、社員の方々にとっては、辛いことがたくさんあったと思います。…