MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ローマ人の物語Ⅳ(塩野七生)

『ローマ人の物語Ⅳ』(塩野七生)(〇)<2回目> 第4巻「カエサル ルビコン以前」。ローマ人の物語を全15巻を通して、1番の英雄といってよいユリウス・カエサルの前編です。本書は生い立ち~「賽は投げられた」で有名なルビコン川を渡った紀元前49年1月…

Jリーグ再建計画(大東和美・村井満)

『Jリーグ再建計画』(大東和美・村井満) 本書は、衰弱の危機にあるJリーグがどこに向かおうとしているのか、海外で勝てないJクラブ、苦しいクラブ経営、日本代表選手の海外移籍によるリーグ空洞化などの問題から、J3創設、ポストシーズン制の導入など…

ローマ人の物語Ⅲ(塩野七生)

『ローマ人の物語Ⅲ』(塩野七生)(〇)<2回目> 第3巻「勝者の混迷」。2周目に入り面白さが増しています。1周目では、第2巻のハンニバルと第4巻のカエサルに挟まれた、箸休め的な第3巻という印象でしたが、この3巻のポエニ戦争終結後の統治上の混…

ミライの授業(瀧本哲史)

『ミライの授業』(瀧本哲史) 本書は、京大准教授の著者が全国の中学生向けに行っている、未来を考える授業を書籍化したものです。講義タイトルは「未来をつくる5つの法則」。次の法則の「?」に入るキーワードが、講義に対する興味を掻き立てます。 ・法…

ローマ人の物語Ⅱ(塩野七生)

『ローマ人の物語Ⅱ』(塩野七生)(〇)<2回目> 第2巻は、丸ごと1冊ポエニ戦争。名将ハンニバルVS名将スキピオを描いた「ハンニバル戦記」です。2人は12歳の年齢差があり、まず向かうところ敵なしのハンニバルの活躍。そして、後半はハンニバルのイタ…

アウグストゥス(アントニー・エヴァリット)

『アウグストゥス』(アントニー・エヴァリット) ローマ帝国初代皇帝アウグストゥス。混乱していた共和政ローマを整然たる皇帝の独裁へと変え、その後ヨーロッパが一つの地域、ひとつの文化としてまとまる基礎を築いた創設者。華やかさや偉大な政治的天才で…

ローマ人の物語Ⅰ(塩野七生)

『ローマ人の物語Ⅰ』(塩野七生)(〇)<2回目> 今年完読しましたが、あまりにおもしろく、2周目に突入。2周目は読むスピードも早くなり、ストーリーが頭にも入りやすくなってきます。自ずと見えてくるものが多く線引き箇所も増えます。2周目はもう一…

道は開ける(D・カーネギー)

『道は開ける』(D・カーネギー)(〇)<2回目> 『人を動かす』と並ぶ名著です。本書は、悩みを克服した実証記録、悩みを取り除く処方箋。「悩み」の実態とその克服法がまとめられています。 (印象に残ったところ‥本書より) 〇過去と未来を鉄の扉で閉…

民泊ビジネス(牧野知弘)

『民泊ビジネス』(牧野知弘) 2015年に2000万人を超えたインバウンド。政府が新たに打ち出した、2020年にインバウンド倍増、4000万人を実現させるため期待される民泊。本書は、民泊ビジネスの登場背景となったインバウンドの増加によるホテル業界の動きを整…

成功するのに目標はいらない!(平本相武)

『成功するのに目標はいらない!』(平本相武)(〇) チームフロー代表の平本あきおさんの著書。未来のビジョンをありありと思い浮かべ、そのビジョン実現に必要な出来事(目標)を見つけアクションする「ビジョン型」と、過去の充実体験から大事な価値観を…

現場が動き出す会計(伊丹敬之、青木康晴)

『現場が動き出す会計』(伊丹敬之、青木康晴)(〇) アカウンティングⅡ(管理会計)の受講当時に発売されていれば、ぜひ読んでおきたかったな・・・と思える管理会計の良書でした!管理会計の基本は押さえつつ、管理会計が経営にとってどんないいことがあ…

捨てられる銀行(橋本卓典)

『捨てられる銀行』(橋本卓典) 金融庁担当の共同通信社の記者による本書。2015年7月に就任された森金融庁長官による「金融行政方針」にスポットをあて、これまでの「銀行の持続可能性」や「銀行の健全性」という金融機関を磨くことから、「銀行の先にいる…

聴くだけで集中力が高まるビジネス瞑想CDブック(平本あきお)

『聴くだけで集中力が高まるビジネス瞑想CDブック』(平本あきお) チームフロー代表の平本あきおさんのCDブック。34年間瞑想を実践していらっしゃる著者が、忙しいビジネスパーソン向けに5分ほどの短時間でスッと瞑想に入り込める瞑想実践法についてまとめ…