MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

日本企業のコーポレートファイナンス(砂川伸幸ほか)<2回目>

『日本企業のコーポレートファイナンス』(砂川伸幸ほか)<2回目>(〇) 昨年4月のファイナンス基礎受講時以来、2回目。ファイナンスⅡのDay3がM&Aの事例なので、M&Aを中心に復習してみました。 ファイナンスを勉強していて感じるのは、基礎理論は勉強し…

起業の神様が教える、ビジネスで一番大事なこと(安東邦彦)

『起業の神様が教える、ビジネスで一番大事なこと』(安東邦彦) 今期、ベンチャーマネジメントを受講していることもあり、起業・ベンチャー分野を読み始めました。 7万社以上のスモールビジネスをワールドクラスのビジネスへ変革させた、米国の著名コンサ…

学び続ける理由(戸田智弘)

『学び続ける理由』(戸田智弘) なぜ人は学ぶのか?をテーマに、偉人達の名言を集めて解説を付した内容です。 解説は、どちらかというと、初心者向けの書籍ですので、すでに何らかの勉強を始めている方には易しい内容。 一方、集められた偉人たちの名言は、…

異業種に学ぶビジネスモデル(山田英夫)

『異業種に学ぶビジネスモデル』(山田英夫)(〇) 大塚さん、杉戸さんのお薦め本であり、これも良書でした! 以前、同様のコンセプトである『異業種競争戦略』(内田和成)を読みましたが(これも良かった)、同書を超える内容の濃さでした。 内容は、異業…

行動経済学(友野典男)

『行動経済学』(友野典男)(〇) 大塚さんと杉戸さんのお薦め書籍だけあり、これは良書でした。 サブタイトルに『経済は「感情」で動いている』とありますが、人は理屈だけで動いているわけではなく、感情や感覚で動いている部分もかなりあり、決して論理…

コーポレートファイナンス(リチャード・ブリーリー他)<2回目・各論>

『コーポレートファイナンス(上)』(リチャード・ブリーリー他)<2回目・1~3章>(〇) 2周目は、各章ごとに主要ポイントをまとめながら読み進めていきたいと思います。 (ポイント‥本書より) 【第1章:企業の目標とガバナンス】 〇財務担当者の問…

国家経営の本質(戸部良一、寺本義也、野中郁次郎)

『国家経営の本質』(戸部良一、寺本義也、野中郁次郎)(〇) 本書は、国家経営力を発揮したリーダー6名の研究をもとに、「国家を経営するとはいかなることか」、「国家を経営するリーダーにはどのような資質が必要か」という観点がまとめられています。 …

マザー・テレサ 愛の花束(中井俊巳)

『マザー・テレサ 愛の花束』(中井俊巳) 本屋で、直感で本を選ぼうと思って目に留まったのが本書でした。おそらく、3週間読み続けた『コーポレートファイナンス』の反動だと思います。。。 本書は、1979年にノーベル平和賞を受賞した、修道女のマザー・テ…

コーポレートファイナンス第10版(上・下)(リチャード・ブリーリー他)

『コーポレートファイナンス第10版(上・下)』(リチャード・ブリーリー他)(〇) 大学院では、カネ系の応用展開科目はすべて受講したいと思っており、ファイナンスⅡの受講を契機に、覚悟を決めて本書を読むことにしました。 約1500ページの長丁場。確かに…

イノベーション創発論(佐藤剛)<2回目>

『イノベーション創発論』(佐藤剛)<2回目> 人材マネジメントの佐藤講師の著書です。前回は、人材マネジメントを受講した際に読みましたが、今回は、テクノロジー企業経営の受講時に、研究開発マネジメントの観点に着目して読んでみました。 本書は、3M…

後生への最大遺物(内村鑑三)

『後世への最大遺物』(内村鑑三)(〇) 変革のリーダーシップの参考書にも指定されている本書を読んでみました。 明治27年の夏期学校での講演録で、わずか70ページ足らずですが、後生に何を残すべきかという重いテーマでもあり、ずっしりと考えさせられる…