MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

経営者が語るべき「言霊」とは何か(田坂広志)

『経営者が語るべき「言霊」とは何か』(田坂広志)(〇) お友達の社長から、「田坂さんの本ならこれ!」と紹介いただいた本です。 お薦めいただいたとおり、これまで読んだ田坂さんの書籍の中で最も経営者視座の書籍で、私のような中間管理職でも「そうそ…

なぜ、マネジメントが壁に突き当たるのか(田坂広志)

『なぜ、マネジメントが壁に突き当たるのか』(田坂広志) ”暗黙知”をキーワードにマネジメントで悩むポイントについて、12講に分けて解説されています。考え方の根底には、「知っていることを全て言葉にすることはできない」という点があり、逆に言えば、言…

なぜ働くのか(田坂広志)

『なぜ働くのか』(田坂広志) 『仕事の報酬とは何か』、『仕事の思想』につづき、田坂さんシリーズ3冊目。 本書は、仕事に対する「覚悟」と「思想」を身に付けるための考え方を、①死生観、②世界観、③歴史観を切り口として語られています。 (本書で印象に…

仕事の思想(田坂広志)

『仕事の思想』(田坂広志) 先日読んだ、『仕事の報酬は何か』(田坂広志)よりも広い観点から、「なぜ仕事をするのか」、事例を交えながら、その動機について書かれています。 目次の切り口が分かりやすく、着眼点を学ぶのに適した一冊でした。 (本書の目…

仕事の報酬とは何か(田坂広志)

『仕事の報酬とは何か』(田坂広志)(〇) 現在、受講しているリーダーシップ開発と倫理観(LEV)において、「自分は、何のために働いているのか」「自分は何を大切にして働いているのか」を繰り返し、問われ続けています。 たまたま手に取った本書ですが、…

二十一世紀に生きる君たちへ(司馬遼太郎)

『二十一世紀に生きる君たちへ』(司馬遼太郎) 歴史から学び、後世に伝えていきたいこと。小学生の教科書に収録された2つのエッセイです。子どもたちに託されたメッセージは、2作品あわせても、わずか数十ページですが、大人が読んでもとても考えさせられ…

道具としてのファイナンス(石野雄一)

『道具としてのファイナンス』(石野雄一)(〇) この書籍は、グロービス生の中では人気の書籍だと聞いたので、読んでみました。 (ファイナンス基礎講師お薦め本と伺いました) まず、最初に感じたこと。それは、とても分かりやすい良書だったということで…

産める国フランスの子育て事情(牧陽子)<教養>

『産める国フランスの子育て事情』(牧陽子) 今年から月1冊の未開拓分野を読もうと始めた試み。 投稿が遅れましたが4月に読んだのはこの1冊です。 日仏両国で出産・子育てを経験した著者(新聞社の記者)が、30名以上のフランスの母親に取材し、フラン…