2020-01-01から1年間の記事一覧
『多動力』(堀江貴文)(◯)<2回目> 他の本で紹介されていたのを見たのをきっかけに、買い直しての2回目です。堀江さんの著書は語り口は辛辣な感じはありますが、必要なことを端的に話されているので、言いたいことがわかりやすいと思います。それをど…
『ゴミ人間』(西野亮廣)(◯) 映画「えんとつ町のプペル」の公開を2020年12月25日に控えた1週間前に発売された本書。発売日を楽しみにしていたので、当日すぐに買って読みました。これまでの著者の著書の中で最も想いが伝わってきた作品で、普段著者がど…
『NO RULES』(リード・ヘイスティングス、エリン・メイヤー)(◯) 世界一「自由」な会社、NETFLIX。本書は、NETFLIX共同創始者兼CEOとINSEAD教授による共著で、NETFLIXの経営仕組みを経営者の視点と学者の視点からまとめたもので、企業文化がよく伝わって…
『雑談の一流、二流、三流』(桐生稔)(◯) 雑談は私にとって苦手分野です。どちらかというと苦痛。時間がもったいないので、早く本題に入りたいタイプで、雑談は避けがちなテーマでした。ですが、日常の中で必要な場面も頻繁にあるため、特に仕事での必要…
『神谷美恵子 生きがいについて(NHK100分de名著ブックス)』(若松英輔) 「生きがいって何?」。表現は異なっても、このテーマについては、多くの人が意識するテーマではないでしょうか。1966年に発行された本書は、癌を患った著者が岡山県にある長嶋愛生…
『2025年を制覇する破壊的企業』(山本泰正)(◯) 著者は、東京大学で博士号を取得し、ニューヨークの金融機関に就職。ハーバード大学大学院で理学修士号を取得。その後、Googleに入社しフィンテックやAI他で日本のデジタル活用を推進。自身がベンチャーキ…
『サブスクリプション』(ティエン・ツォ)(◯) 日本語訳は2018年10月に発行。購入から2年近く積読本に並んでいましたが、最近サブスク契約するものも多く、関心が高まったので一気に読んでしまいました。本書は、前半がサブスク事例、後半がサブスクのビ…
『大乗の教え(上)』(中村元) 高野山大学のレポート作成のために読んだ本です。 レポートのテーマは、「ナーガールジュナ(龍樹)の「空」の思想について(3,800〜4,000字)」 内容としては、まずナーガールジュナの諸著作を整理し、次に、いくつかの著作…
『怒りについて』(セネカ)(◯) セネカ(紀元前1〜紀元後65年)は、ローマ帝国第5代皇帝ネロの家庭教師であり、のちに執政官(政治上の最高ポスト)にも就任しますが、政界引退後ネロ暗殺の嫌疑により自死を命じられる悲劇に見舞われる波乱の人生を送っ…
『自分の中に毒を持て』(岡本太郎)(◯) 「芸術は爆発だ!」「太陽の塔」で有名な著者。実は書籍も何冊か執筆されており、「自分の中に毒を持て」三部作シリーズの中で最も売れたのが本書。新装版として文庫化されて、価格的にも読みやすくなっています。…
『2025年人は「買い物」をしなくなる』(望月智之)(◯) 著者は、デジタル消費トレンドの第一人者で米国・中国にも精通された方です。「買い物をしなくなる?そんなことないでしょ」って、まず思ってしまうタイトルですが、購買自体がなくなるということで…
『オトナ女子の気くばり帳』(編者:気くばり調査委員会) 読書領域をジャンプしようと思って、本屋で手に取った一冊。結果、ジャンプにはなりませんでしたが、サクッとマナー的なところを斜め読みするのには、手軽な内容でした。特に女子に限定された内容で…
『時間革命』(堀江貴文)(◯) 珍しく、一旦廃棄した本を買い直しての再読となりました。とあるきっかけで、「時間」に対してあらためて考え直してみることとなり、タイムマネジメントとかではなく、自分の時間に対する意識の向け方という観点から考えるき…
『ずっとやりたかったことをやりなさい』(ジュリア・キャメロン)(◯) お友達に紹介していただきました!ただひたすら頭に浮かんだことを書き続ける、「モーニング・ページ」というワークをアイデア創出という目で活用することを軸に、他のワークもからめ…
『読書について』(ショーペンハウアー)(◯) アバタローさんのYouTubeを見て、再読しました。表現はキツイですが、主張がはっきりつ伝わってくる、やはり良書です。アバタローさんは、最近、YouTubeでよく見ている、良書解説の優れたYouTuberさんです。読…
『ラッセル幸福論』(著:ラッセル、訳:安藤貞雄) 世界三大幸福論のひとつ。「嫉み」に関する感情について調べていたところ、本書の存在に気づき、その部分を再々読しました。ラッセルの幸福論はとても読みやすく、三大幸福論の中で最初に読んでもいいかも…
『世親』(三枝充悳)(◯) 世親(ヴァスパンドゥとも呼ばれる)は、大乗仏教の時代に「唯識」を説いた方です。「我は存在せず、煩悩と業などによって構成される法のみがある」とした『具舎論』。すべての事物は心が創り出した表象にすぎないと主張する唯識…
『認識と超越(唯識)』(服部正明、上山春平) 角川ソフィア文庫「仏教の思想」シリーズ第4巻。高野山大学のレポートのために読みました。「唯識」。唯、識あるのみ。ナーガールジュナが説いた「空」は何もないということですが、その後を受けてヴァスパン…
『知恵と慈悲<ブッダ>』(増谷文雄・梅原猛) 高野山大学のレポートのために読んでいた一冊。角川ソフィア文庫の仏教の思想シリーズ全12巻のうちの第1巻です。本シリーズは1990年代の発行ということもあり、書籍のフォントが小さく読みづらい点はあります…
『龍樹『根本中頌』を読む』(桂紹隆、五島清隆) 龍樹(ナーガールジュナ)の主要著書である『根本中頌』を中心に「空の思想」についてまとめられた一冊。空の思想は、原始仏典(ブッダの教え)、大乗仏教(その後普及用にアレンジされた仏教経典。般若経典…
『龍樹』(中村元) 目下取り組んでいるレポートの主要書籍である本書。「空」の思想を説いた龍樹(ナーガールジュナ)の生涯や思想についてまとめられています。空の思想を瞑想や縁起の思想によって説いた仏陀とは異なるアプローチで捉えており、哲学的で正…
『わかる仏教史』(宮元啓一) タイトル通り、仏教史をまとめたもので、わかりやすさという点でとてもよくまとまっていると感じました。本書は、高野山大学のレポートのために主に大乗仏教のあたりを中心に読みました。 (印象に残ったところ・・本書より) …
『訳注 即身成仏儀』(松長有慶) 高野山大学のレポート作成の際にかなりお世話になった参考書籍です。即身成仏という真言密教の基本思想が説かれた空海の著書を、高野山生まれ、高野山大学卒業、高野山大学学長という、まさに高野山、空海の教えの伝道師で…
『空海の思想について』(梅原猛) 高野山大学のレポートの参考書籍として読みました。今回特に参考にしたのは、「即身成仏」に関するところ。死んで成仏するのではなく、生きたまま現世で成仏できることを説いたもので、真言密教の中心的な考え方です。本書…
『慈悲』(中村元) 高野山大学のレポート作成のために読んだ一冊。友愛の念「慈」、愛憐の情「悲」。生きとし生けるものの苦しみを自らのものとする仏の心、呻きや苦しみを知る者のみが持つあらゆる人々への共感、慈悲。仏教の根本、仏そのものとされる最重…
『仏教入門』(高崎直道)(◯) 高野山大学のテキストです。1983年出版の本で、少し字が小さく、内容も最初ちょっと読みにくいかなと感じたのですが、ある程度他の書籍を読んで本書に戻ってきたら、「上手くまとまっているなぁ」と本書がテキストになってい…
『密教』(正木晃) 高野山大学のレポート作成の参考書籍として読みました。密教とは何か?密教のキーワード、マンダラの理論、修行と日本密教などの観点からまとめられており、「そもそも密教って何?」という入り口の疑問を解決するために役立つ一冊でした…
『沙門空海』(渡辺照宏、宮坂宥勝) 高野山大学のレポート作成にあたり読んだ本のひとつ。タイトル通り、空海についてまとめられた一冊で、空海の生涯を辿りながら、歴史的意義についてまとめていくスタイル。後代の文献記録を退け、できる限り根本資料に基…
『密教とマンダラ』(頼富本宏) 高野山大学のレポートの参考図書として読んだ一冊。マンダラの世界は奥深く、入り込むとかなりの時間がかかりそうなので、今回は書籍は全体に目を通しつつ、ピックアップしたのは、レポートに必要な箇所だけさらっと。 (印…
『密教』(松長有慶)(◯) 高野山大学のレポートのために読んだ「密教入門」という科目のテキストです。新書サイズのボリュームの中でよくまとまっており、密教について学ぶ最初の1冊としても適しています。今回この科目に関する書籍をかなりの冊数読みま…