MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

まんがでわかる論語(著:齋藤孝、まんが:備前やすのり)

『まんがでわかる論語』(著:齋藤孝、まんが:備前やすのり) 本書は、タイトル通りまんがで論語の代表的な言葉を理解していく内容です。音楽サークルを舞台にしたストーリー展開と、節目節目でまとめ・解説が入っており、すっと頭に入ってきます。これから…

なぜマネジメントが壁に突き当たるのか(田坂広志)

『なぜマネジメントが壁に突き当たるのか』(田坂広志)(◯) 本書は、著者が「私のマネジメント原論」と称されるもので、経営には様々な逆説がなぜ生まれるのか、どうすればそれらの壁を乗り越えられるのかという点を、「暗黙知の経営」の観点から、連続講…

動画2.0(明石ガクト)

『動画2.0』(明石ガクト) 本書は、ミレニアル世代をターゲットにした新しい動画表現を追求する、ONE MEDIAを創業した著者が、これからの動画コンテンツの世界について語った一冊。動画やInstagramに代表される「なんだか、最近メディアコンテンツの形が変…

最前線のリーダーシップ(ロナルド・A・ハイフェッツ、マーティ・リンスキー)

『最前線のリーダーシップ』(ロナルド・A・ハイフェッツ、マーティ・リンスキー)(◯) 本書は、初版から15年ぶりの改訂版です(初版の日本発売は2007年)。現場の最前線でリーダーシップを発揮して行動する人たちは、様々な人々の抵抗にあって傷つくことに…

新世界(西野亮廣)

『新世界』(西野亮廣)(◯) 本書は、お金を生む方法が変わりつつある最近の状況、その中でいかに信用を積むことが大切かということについてまとめた一冊。体現して、行動と実績で示し続けている著者が見ている世界観がわかり、楽しみながらも気づきの多い…

洗心講座(安岡正篤)

『洗心講座』(安岡正篤) 『活学』三部作。『活学講座』に次ぐ第2作目です。『中庸』『老子』『言志四録』『小学』の4章から成り立っています。難しいところもありますが、いずれも講義形式で語られており、内容に比してとっつきやすいと思いました。 (…

日新館訓(会津藩校)

『日新館訓』(会津藩校) 本冊子は、福島県会津若松市にある日新館(会津藩の藩校)で販売されていたもので、当時の藩校での教えをまとめた小冊子です。日新館は、1664年、日本で初めに民間により創設した庶民のための学問所である稽古堂を起源としています…

魔法のコーチング(トム・コネラン)

『魔法のコーチング』(トム・コネラン)(◯) 本書は、技術的なことを深掘りするというようり、現場で他者とどのように関わっていくのかという考え方を中心に、物語形式で現場での実践的なコーチングについてまとめられた一冊です。物語は、女性営業部長、…

ハーバードの人生を変える授業(タル・ベン・シャハー)

『ハーバードの人生を変える授業』(タル・ベン・シャハー)(◯) 52週・52種類に渡るワークの数々。実際に行動してこそ、理論を吸収することができる。ワークで経験を増やし、記憶力や理解力を高め、自己成長を助けることを目的にした本書。1つのワークを…

セキュアベース・リーダーシップ(ジョージ・コーリーザー他)

『セキュアベース・リーダーシップ』(ジョージ・コーリーザー他)(◯) 「セキュアベース」とは、フォロワーを思いやり、守られているという感覚と安心感を与え、思いやりを示すと同時に、ものごとに挑み、冒険し、リスクを取り、挑戦を求めるいようとエネ…

ブラック校則(荻上チキ、内田良)

『ブラック校則』(荻上チキ、内田良) 著者は評論家で「ブラック校則をなくそう!プロジェクト」スーパーバイザーの荻上氏と「学校リスク」について広く情報を発信している大学院准教授の内田氏の共著。アンケート調査に基づき、校則の実態を調査した上で、…

あなたはあなたが使っている言葉でできている(ゲイリー・ジョン・ビショップ)

『あなたはあなたが使っている言葉でできている』(ゲイリー・ジョン・ビショップ) 著者は、世界有数の人材開発企業でシニアプログラムディレクターでありコーチでもある。本書は自分の本当の才能に目覚め、自分を責めるのをやめて輝かしい人生に歩み出すの…

なぜ、優秀な人ほど成長が止まるのか(田坂広志)

『なぜ、優秀な人ほど成長が止まるのか』(田坂広志)(◯) 出版されるたびに即購入し拝読させていただいている田坂広志さんの最新刊です。なぜ優秀な人ほど成長が止まってしまうという逆説が起こるのか、そしてそのことに気づいたならば、どうすればさらな…

バカと付き合うな(堀江貴文、西野亮廣)

『バカと付き合うな』(堀江貴文、西野亮廣)(◯) まず、タイトルと著者で引いてしまう人は、もったいないです。確かに「バカ」という言葉は汚いので、嫌だなという気持ちを持ってしまいますが、どういう人たちを称して本書では「バカ」と言っているのか、…

現代の経営(下)(P.F.ドラッカー)<4回目>

『現代の経営(下)』(P.F.ドラッカー)(◯)<4回目> 後半です。後半は、マネジメントの組織構造、人と仕事のマネジメント、経営管理者であることの意味、マネジメントの責任の4部構成となっています。1954年、ドラッカー44歳の時に書かれた本書。半世…