MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

カタカムナ言霊の超法則(吉野信子)

カタカムナ言霊の超法則』(吉野信子)

 言葉は普段何気なく使っていますが、思いを実現させたり、感情を揺さぶったり、そこには、言葉には霊があり力があるから「言霊」という言葉も生まれるのでしょう。本書は、言霊の力を最大限に利用するために、言葉が持つ根本的な意味を紐解いていく。その基本になるのが古代からの叡智、カタカムナ48の思念、カタカムナの教えを解説した一冊。自分の名前に込められている意味を紐解くだけでも、感慨深く、認識が新たになります。

 

(印象に残ったところ・・本書より)

◯言葉のいいを知るとこれから起こることが分かる

・言葉とは、モノやヒト、減少などにつけられた言い方ですが、名前も自分という人間を特定する言葉。他の言葉が思念で読み解け、その本質がわかるのであれば、人の名前を読み解けば、その人が生きている使命が分かる。だから人の名前を「氏名=使命」と呼ぶ。同音異義語は、振動数が同じなので実は同じ本質を持っている。

 

カタカムナ48の声音符に秘められた意味

・現在の日本語も実質48音なので、カタカムナ文字は日本の原型だと思われる。一般的には、カタカムナは漢字の一部からできたと説明されているようですが、特に「カタカナ」文字と、カタカムナ文字には多くの類似点があることから、カタカナの原点となったのがカタカムナ文字ではないかと推測される。

 

◯思いが言葉を作り、言葉は現象化する

カタカムナ:「カタ=カタチのあるもの=物資・生命体」、「カム=力の広がり=生命エネルギー・魂」、「ナ=2つを統合する核」。

・「カタカムナ」という目に見えない生命エネルギーの循環する構造がすべての生命、すべての物体、すべての現象の基本構造。

 

◯例

・「アナ雪」

ア)感じる・生命

ナ)核・重要なもの

ユ)湧き出る

キ)エネルギー・気

→つなげると、「生命 核 湧き出る エネルギー」となり、さらにわかりやすいように助詞をつけて文章にすると、「生命の核から湧き出るエネルギー」となる。「Let it go!」では、「生命のエネルギーを湧き出させよう!全力で生きよう!」と歌われている。実は世界中がこの隠されたメッセージには気づかないまま、心の中ではそれを求めていたので、大ヒットしたのだろう。

 

・ありがとう

ア)感じる・生命

リ)離れる

ガ)内なる力(濁音は”内なる”をつける)

ト)統合

ウ)生まれ出る

→「感じる離れた内なる力との統合が生まれ出る」=相手の心と自分の心の統合が生まれ出る。

 

・心

コ)転がり入る・転がり出る

コ)転がり入る・転がり出る

ロ)空間

→「転がり入る(転がり出る)空間」=心とは常に感情がコロコロと転がり入ったり出たりすることが連続して起こっている空間。

 

・鏡

カ)チカラ

ガ)(内なる)チカラ

ミ)実体

→鏡の「力」(カ)とそれを見ている私の内なる力(ガ)がお互いに反射しあって像を映す実体(ミ)

 

カタカムナ48音の思念表

ア)感じる・生命

イ)伝わるモノ・陰・5次元

ウ)生まれ出る

エ)移る・写る・映る

オ)奥深く

 

カ)チカラ

キ)エネルギー・気

ク)引き寄る

ケ)放出する

コ)転がり入る・転がり出る・9次元

 

サ)遮り・差

シ)示し・現象・死

ス)一方向に進む

セ)引き受ける

ソ)外れる

 

タ)分かれる

チ)凝縮

ツ)集まる

テ)発信・放射

ト)統合・10次元

 

ナ)核・重要なモノ・7次元

ニ)圧力

ヌ)突き抜く・貫く

ネ)充電する・充たす

ノ)時間をかける

 

ハ)引き合う

ヒ)根源から出(入)・1次元

フ)増える・負・2次元

へ)縁・外側

ホ)引き離す

 

マ)受容・需要

ミ)実体・光・3次元

ム)広がり・6次元

メ)志向・思考・芽

モ)漂う

 

ヤ)飽和する・8次元

ユ)湧き出る

ヨ)新しい・陽・4次元

 

ラ)場

リ)離れる

ル)留まる・止まる

レ)消失する

ロ)空間・抜ける

 

ワ)調和

ヰ)存在

ヱ)届く

ヲ)奥に出現する

 

◯「ン」

・掛ける音の意味を強める

・元気

ゲ)放出する

ン)強い

キ)エネルギー

→「強く放出するエネルギー」

 

◯小さい「ッ、ャ、ュ、ョ、ァ、ィ、ゥ、ェ、ォ」は、意図しない自然現象を表す

・器用

キ)エネルギー・気

ヨ)新しい・陽

ウ)生まれ出る

→「エネルギーが新しく生まれ出ること」

・今日

キ)エネルギー・気

ョ)(自然に)新しい・陽

ウ)生まれ出る

→「エネルギーが新しく(自然に)生まれ出ること」

 

◯破裂音「パピプペポ」は勢いを表す

・立派

リ)離れる

ッ)集まる

パ)引き合う

→「離れたものが(自然に)集まり、(勢いよく)引き合う」

 

◯音引き「ー」は比較的短い時間経過を表す

・ボール

ボ)引き離す

ー)

ル)止まる

→「引き離されて、(ほどなく)止まる」

・ゴール

ゴ)転がり入る(出る)

ー)

ル)留まる・止まる

→「コロコロと転がり入り、(ほどなく)止まる」

 

◯方言の読み方

・普段、方言でしゃべっている事柄なら、そのままの方言の音通りに読み解くと、より直接的に感じが伝わる。

・「捨てる」=一方方向に進み発信・放射したものが(ゴミ箱に)留まる

・「ほかす」=引き離れたチカラが一方方向に進む(ステたもにエンハないという感じ)

 

◯思念から導き出される言霊の宇宙法則

①トキは未来から過去へ流れる

 時とは過去から流れてくるのではない、逆に未来の方から今を通って過去へと流れる。いまの時点で未来は決まる。

②言葉と信念が逆の表現になる現象は循環を表す

 言葉と思念が逆の表現になる現象は循環している。潜象のエネルギーが現象を引き起こしている。対義語を思念読みすると、あべこべの意味になる現象がある。思念というのは原因を表す。吹くという現象を作り出すためには、数という原因が必要。

③語順には必ず意味がある

 語順には大きな意味がある。勝手に語順を変えて誤解してはいけない。必ず語順の通りに思念をつなげて読まなければならない。

④思念に善い悪いはない

 思念には善悪がない。私たちが現象をどう捉えるかで善悪が生み出される。名前から思念で読み解けるものは、その人の本質であり、善い悪いではない。

同音異義語の思念は共通する

 同音異義語は同じ振動数を持つため、必ず共通した思念を持つ。つまり本質が同じであったからそう呼ばれるようになった。

⑥濁音はエネルギーの方向が反転する

 清音は「正」を示し、濁音は「反」を示す。濁音はエネルギーの方向が反転する。濁音がついて濁っていても、基本的には同じ思念を表す。エネルギーの方向だけが変わる。

⑦思念は時空を超越する

 明らかに昔は存在しなかった現代語と呼ばれる言葉や違う国の言語も日本語で読むと、思念その本質を表す。

⑧潜象(思念=思い)が宇宙の真の姿である

 外国語や古語などが、言葉ではなく「思念」で通じるということは、潜象の「思念、思い」が宇宙の真の姿、実像である。現象とは潜象を映したホログラム、虚像にすぎないと言える。本質とは形になっていない思い。

⑨宇宙法則に例外は一切ない

 1〜8の宇宙法則に外れる、一切の例外は存在しない。法則に外れるものがあったら、それはもはや法則ではない。

 

 いろいろと好奇心を掻き立てられるカタカムナの世界。まずは試しに自分の名前で繋げてみたらどうなるか?それをそのままつなげて読んでみる。どう解釈するか?カタカムナには、数字もあるようなので、そちらも読んでみようと思います。