『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』(小宮一慶)
先月の自主勉強会の課題図書。問題発見プロセスの入門書的なレベル感の書籍でした(内容は深くない)。
本書に書かれている、「関心→疑問→仮説→検証」、「関心の幅を広げる」‥
言葉にすれば理解できるものの、「言われても、そんなに簡単に関心が持てないし‥」、「時間もなくて関心を広げる余裕ないし‥」。そんな時、どうアプローチすればよいのだろう?というのが勉強会の論点に。
「周囲の人と話す中できっかけがある(刺激を受ける)」、「仕事で新たな課題に直面する(必要に迫られる)」ことが必要では?との流れになり、周囲とのコミュニケーションや上司の仕事の配分が大きな役割を果たしているとの意見に収斂されました。
(本書で印象に残ったところ‥本書より)
〇気にしているとものは見える。思い込みがあるとものは見えない。
〇「関心→疑問→仮説→検証」のサイクル
〇ものが見える10のポイントより
①先に要点を知る、ヒントを先に得る
目次、見出し、太字、概説部分‥
説明書き、ガイドブック、事前レクチャー
②気づいたことをすぐにメモする
メモを見直すことで、そのメモに書かれたこと同士の関連性に気づき、ものが見えてくることがある。
〇無理やり関心を広げるために、新聞は最も手軽で良い教材
好きな順番ではなく、前から目を通してみる。そうすると、関心のなかったテーマ(欄)も目に入ってくる。
【関心を広げるために私が現在意識して取り組んでいること】
「本屋で自分の好きなコーナー以外から本を買う」(毎月1冊)
以前、秋元康さんの本を読んだときに、「発想を広げる取り組みとして、いつも行く本屋の棚から5メートル離れた棚から本を選ぶと良い」という言葉が印象に残り、以降、実践しています。
半ば強制的に関心を持つように仕向けているわけですが、意外に面白かったりして、関連する書籍を買うなど、自然に自分の幅が広がっていくように思います。