MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。MBA講座と歩む読書生活。講座関連の書籍、講師お薦め本などを紹介。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキルなど、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

ヤバい心理術(ロミオ・ロドリゲスJr.)

『ヤバい心理術』(ロミオ・ロドリゲスJr.)

 確かにヤバい。冒頭に「くれぐれも悪用しないでください」と書いてあるのも分かります。意識して使うのも憚られてしまう、相手を動かす心理術。マインドリーディングは、怪しい心理学や犯罪知識ではなく、圧倒的な知見と実験をベースにした最強の学問。コミュニケーションを高め、良好な人間関係を構築していくために役立つ技術と紹介されています。

 

(印象に残ったところ‥本書より)

〇習慣指摘

 スポーツでよく利用されるが、相手の習慣を崩すことでペースを乱す。

〇バディー構築法

 体の大きな相手には畏敬の念を抱くため、姿勢を正しを大きく見せる。

〇自我関与

 上司が一人でこなすより、どんどん仕事を部下にお願いする方が好感を得られる。

〇アンカー

 理由もなく気の合わない人がいるからくりは、昔の記憶にある。

〇再否定の話術

 相手が謙遜して否定してきても、さらにそれを否定すると相手の喜びが倍増。

〇理想化

 一度出会った印象的な人間と接触がないと、徐々に理想化が始まる。

ピグマリオン効果

 指示待ち部下を持っているのであれば、期待する言葉を掛けること。

〇自己同一化

 怒る相手に空いて以上の怒りの感情を見せると一瞬で我に返り怒りを忘れる。

〇服装と色の威厳

 黒のスーツを着こなす技術。

〇フォースの技術

 売りたい商品を他の商品より一瞬相手に近づける。

〇別れ際の印象

 別れる際に全部を言わずに、相手が気になるようにして切り上げること。

〇返報性のルール

 何かをしてもらったら必ずお返しをする(何度も断りにくい)。

〇チョイスコントロール

 選ばしたい商品をお客さまと話しながら意図的に見る。

ミラーリング

 同じ言葉ではなく、大筋で同じことを繰り返す(オウム返しではない)。

〇ボディランゲージ操作法

 3秒遅れて、相手の行動に同調する。

〇呼吸のコントロール

 呼吸を合わせることは、相手との気持ちや行動も合わせること。

〇具体性の力

 具体例を挙げれば、相手は信用してしまう。

サブリミナル効果

 恐怖の言葉をたくさん入れるのではなく、一点を繰り返すように使う。

〇苦笑い

 相手「話をしてほしくない」と強がっている態度であり、サッと切り上げる。

〇フット・イン・ザ・ドア

 簡単な要求からスタートし、段階的に要求レベルを上げる。

〇相手のホンネは足に現われる

 足の向きが外。これは早く逃げ出したいという動き。

〇コールドリーディング(裏返しの手法)

 見た目と反対の姿を伝える。例:「怖い顔と言われるでしょうけど、実はすごく優しいですよね」。

ホットリーディング

 服装や持ち物である程度相手の性格が分かるのでセールストークに作り変える。

〇初対面で親しくなりたいなら右側に立つ

 親しくない相手の心を開かせたいのであれば、相手の右側から近づく。

ウィンザー効果

 間接的に言われることで、相手に好印象を与えることができる。

〇自己存在感

 「〇〇さんだけが頼り」「〇〇さんなら安心して任せられる」

〇トランス・ライティング

 相手のメールの文章を真似る。「!」は上から目線の指摘と感じるので避ける。

〇ローボール効果

 「会社の評価制度を確認し、その通りに行動する」「評価制度で分からないことは上司に質問し、その通りに行動する」

 

 などなど。こうしたテクニックを使う側か、使われる側か。使う側からみると、自分にも自然に使えそうというものだけピックアップして意識してみるのも良いかと思いましたが、やり過ぎるのもどうかとためらいのほうが強いです。使われる側からみると、知っておいて損はない知識だと思います。

97%の人を上手に操る ヤバい心理術

97%の人を上手に操る ヤバい心理術

 

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