『価値ある自分に出会う20の質問』(豊田祐輔)
本書では自分軸を自分ダイヤモンドと喩えて、自分ダイヤモンドを見つけることで人生の土台を作り、自分らしい人生を送ることを目指しています。チームフローのアプローチとはかなり異なりますが、目指すところは基本的に同じで、やはり「自分軸」を見つけることが未来をプラスに変えていく源泉になるということ。
質問がマイナス面→プラス面というアプローチ。逆だったらいいのにな・・・と思いつつ、これも対照的なアプローチとして参考にさせていただきました。
(印象に残ったところ‥本書より)
〇気になる他人の目
「嫌われたくない」「怒られたくない」「よく思われたい」このような思いから自分の気持ちや感情を出さないようにしている。他人と過ごす中で、本当の自分を出さずにどんどん自分を手放していく。手放していくから、本当の自分がどんな人間なのか分からなくなる。そのうち、本当の自分とはそもそも何だったのか見失ってしまうもの。
〇人は変わることを恐れる。
人は、変化すること、チャレンジすることを本能的に避けようとしている。
〇自分ダイヤモンドを土台とする、理想の人生に近づく7ステップ
①自分ダイヤモンドを見つける
②人生の目的を明確にする
③本当の理想を鮮明にする
④目標設定をする
⑤計画を立てる
⑥行動に移す
⑦実現する
〇20の質問
①あなたはなぜ「自分ダイヤモンド」を見つけたいのですか
②「自分ダイヤモンド」を見つけて、これからどんな人生を送りたいですか
③自分の性格において、自分が嫌いなところ、ダメだと思っているところはどこですか
④何がきっかけで、その自分になったと思いますか?
⑤お父さん、お母さん、または育ててくれた人の嫌いなところ、見たくない部分はどこですか。それはなぜですか。
⑥お父さん、お母さんにされて悲しかった、イヤだった、辛かった、怖かった出来事は何ですか。それをされてどんな気持ちになりましたか。
⑦今までの人生はどんな流れでしたか。人生グラフを作ってみましょう
⑧今までの人生において悲しかった、イヤだった、辛かった、怖かった出来事は何ですか。それはなぜ、悲しかった、イヤだった、辛かった、怖かったのでしょうか。
⑨人生を一度だけやり直せるとしたら、どこからやり直しますか。それはなぜですか。
⑩質問1~9を通して、自分の性格において、自分がダメなところ、ダメだと思い込んでいるところはどこですか。どんな過去の出来事がきっかけになっていますか。
⑪その出来事に対して、あなたはどんな感情や気持ちにフタをして生きてきたのでしょうか。
⑫小さいころの夢は何でしたか。なぜその夢を実現したかったのでしょうか。
⑬子供呂頃の嬉しかった思い出は何ですか。なぜそれが嬉しかったのでしょうか。
⑭子供の頃、誰かに褒めてもらったことはありますか。それはどんなことでしたか。また、なんと言って褒められましたか。
⑮あなたの尊敬する人は誰ですか
⑯その人のどこに憧れや魅力を感じているのでしょうか。
⑰もしも何の制約もなくやりたいことができるとしたら、なたは何をしますか。それをすることで、どんな感情を味わえますか。どんな自分だったらそれができますか。
⑱あなたの過去を振り返って、もっとも輝いていた時期はいつですか。またなぜ輝いていたのでしょうか。その時のあなたはどんな自分でしたか。
⑲そのときのあなたは周りから見ると、どのように輝いていたと思いますか。
⑳「私は〇〇な男(女)です」という一文を作ってみましょう。
未来に向けた行動をとる際に、過去のマイナス面に目を向けるか、プラス面に目を向けるか、それは人それぞれ。でも向かいたい未来は同じ。どんなアプローチをとるか、たとえ自分のアプローチとは異なったとしても、バリエーションを知っておくことは、コーチングのアプローチとして役立つはず。
価値ある自分に出会う20の質問 「自分ダイヤモンド」の見つけ方
- 作者: 豊田祐輔,元気が出る本」出版部
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 2016/10/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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